復讐するは我にあり の S&S さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > フ行
 > 復讐するは我にあり
 > S&Sさんのレビュー
復讐するは我にあり の S&S さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 復讐するは我にあり
製作国
上映時間140分
劇場公開日 1979-04-21
ジャンルドラマ,サスペンス,犯罪もの,実話もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 緒形拳が演じた榎津巌は、まさに日本映画史に残る魅力的というかふてぶてしい殺人犯。はっきり言ってなんでこの男が人殺しをするのかは観客にはさっぱり理解できませんが、緒形の演技があまりにも堂に入っているのでそんなことはすっかり忘れてしまいます。後半にある緒形と清川虹子の息詰まるようなやり取りはただ息を呑むばかりでした。そして倍賞美津子や野川由美子との絡みがまたドロッドロッとしていて今村昌平らしくて良かったです。 原作は佐木隆三の直木賞を受賞したベストセラーですけど、これは事実をもとにしたフィクションという形式で、時代設定は昭和38年ということになっています。そしてロケが多いので街並みが当然映されるわけですが、走っている車は普通に昭和50年代の風景です。まあこれは予算に限りがある中で映画を完成させるためにロケ映像をそのまま使っているだけで、今村昌平という人はあまり細部にこだわらないタイプの映画監督だったのかもしれません。ところが劇中で緒形と倍賞が映画館にいるシーンでは、ニュース映画ではケネディ暗殺を伝えているのは良いとしても次に上映されるのが昭和46年製作の『ヨーロッパの解放』なんです。これはひどいミスなのかとも思いましたが、あれだけ堂々とオープニング題字を見せられるとなんか変な感じがします。これも今村昌平の演出意図なんでしょうか、そうだとしても自分には全く理解不能ですけど…
S&Sさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2016-08-02 22:59:06)
S&S さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-02-01ガメラ対大悪獣ギロン3レビュー4.68点
2025-01-31トレーニング デイ9レビュー6.62点
2025-01-28パブリック・アクセス5レビュー5.20点
2025-01-25ギャラクシー・クエスト8レビュー7.93点
2025-01-22ディープ・インパクト(1998)7レビュー6.08点
2025-01-19マネキン6レビュー7.28点
2025-01-16ザ・ベイ4レビュー6.11点
2025-01-13オッペンハイマー8レビュー6.38点
2025-01-10美徳のよろめき5レビュー5.00点
2025-01-07大魔神逆襲5レビュー6.00点
復讐するは我にありのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS