存在の耐えられない軽さ の S&S さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ソ行
 > 存在の耐えられない軽さ
 > S&Sさんのレビュー
存在の耐えられない軽さ の S&S さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 存在の耐えられない軽さ
製作国
上映時間173分
劇場公開日 1988-10-29
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 “驚異の目力”が武器のプレイボーイ外科医、まさに“肉食獣”と言える女流画家、そして腋毛ボーボーの田舎娘、この三人が見せる純愛とは対極に位置するような恋愛劇ですが、ドロドロになりがちなストーリーなのにどこか突き抜けた明るさがある語り口です。ヨーロッパ俳優を多く使い撮影監督もスヴェン・ニクヴィストなので、ハリウッド資本ながら欧州映画の様な味わいがありました。スヴェン・ニクヴィストのカメラがまた美しくて、「プラハの春」の記録映像にデイ・ルイスやビノシュが映り込むところなぞ素晴らしい映像テクニックです。黒い山高帽をかぶった下着姿のレナ・オリンはポスターやパッケージにも使われてこの映画のシンボルみたいな存在ですが、本作での彼女のセクシーさはちょっと尋常ではない。人間の存在なんて「耐えられないほど」軽く歴史の激動にのみ込まれてしまうはかないものかもしれませんが、それでもそれぞれが生きた証しは必ず残ってゆくものなんでしょうね。そう考えるとラストのフェード・アウトには泣かされてしまいました。それにしても役者がいい演技を見せてくれる映画はホント上映時間の長さなど気にならないものですね。
S&Sさん [DVD(字幕)] 9点(2011-08-10 22:37:32)
S&S さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2025-02-04ウォール街8レビュー6.49点
2025-02-01ガメラ対大悪獣ギロン3レビュー4.68点
2025-01-31トレーニング デイ9レビュー6.62点
2025-01-28パブリック・アクセス5レビュー5.20点
2025-01-25ギャラクシー・クエスト8レビュー7.93点
2025-01-22ディープ・インパクト(1998)7レビュー6.08点
2025-01-19マネキン6レビュー7.28点
2025-01-16ザ・ベイ4レビュー6.11点
2025-01-13オッペンハイマー8レビュー6.38点
2025-01-10美徳のよろめき5レビュー5.00点
存在の耐えられない軽さのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS