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《ネタバレ》 ある機会を得て監督さんとお話ししたことがあります。あの部屋はいくつ制作したんですかと尋ねたら2つと答えてくれました。よく考えたら、それだけあったら充分なんですよね。あとは場面ごとにキューブの内装の色や模様を変えていったんだそうです。僕がこの映画で好きなのは、トラップのある部屋とない部屋があって、それをどう見分けるか数学に強い女の子が気づくことと、その後、そのセオリーが役に立たなくなるドンデン返しです。あと、いきなり突拍子もない設定に対する「なぜ?」に結局答えなんか用意してなくたって構わないんだと気づけたこと。たとえばカフカの「変身」だって、いきなり主人公が虫になっちゃうところから始まって、それに答えなんかない。それでいいんだって目から鱗でした。
【だみお】さん [映画館(字幕)] 8点(2009-12-17 23:49:17)
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