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《ネタバレ》 私自身「老い」を感じる今だからこそ共感できる事が多々あり、チャップリンの優しさと崇高さに涙しました。私が一番泣いたのはラストではなく、テリーがプリマと認められるオーデションの場面。
「君は真の芸術家だ」テリーの才能に感動して座ったままのカルベロ。彼の周りからライトが消えていくせつなさ。カルベロ自身がはっきりと自分はプリマ・テリーの為にならない存在だと分かった場面ではなかろうか(この映画の舞台クオリティは非常に高い。バレエのシーンなど、本当のバレエ演目としても通用するレベルである) 最後にお酒の力を借りて舞台を成功させるカルベロ。しかし、その代償は「死」である。 酒の力を借りれば笑わせる事が出来る、と証明したかったのかもしれない。 最後まで彼は舞台芸人だったのだ。 私はカルベロとチャンプリンの命がけで芸術を貫いたところが重なってみえた。 チャンプリンの様々な思いが詰まっているこの作品は、私にとって「愛しい作品」です。 【果月】さん [地上波(字幕)] 9点(2014-04-14 00:02:57)
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