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《ネタバレ》 あの神聖なフォースはいったいどこへ? フォースは X-MEN もどきの超能力に成り下がり、もはやこのシリーズのテーマではないことを確信。
その基軸がないが故に、本作はファンの顔色をうかがった軽薄ギミックのオンパレード: ● 圧倒的勢力のエンパイアから逃げ切る戦略が、終始ブレまくり。ひとつひとつが軽薄過ぎて、途中から観ててアホらしくなる。 ● 全然怖くないエイリアンもどき(ETが年食ったような)Snoke が、いとも簡単にまっぷたつ! ● レイは前作よりぽっちゃりしててラクしてる感じ。案の定今作でも修行皆無、本気でフォースを使うシーンも無し。 ● カイロレンは、終始トロトロ悩み続けて迫力皆無。当たり散らすシーンが多少減り、このままフツ〜の中年に突入か・・・ ● ポーは EP7 では颯爽と登場したものの、その魅力を増幅させるどころかアホ感丸出しで、もうリカバリー不可。 ● フィンはまたもや嘘八百。最大のミスキャスト天童よしみさん似のローズは自己中丸出しで、ふたりのラブシーンは観てて不快。 ● 反乱軍のリーダーたちは、貧相な表情の疲れ切ったオバハンばかり。これで勝てる訳ないでしょう・・・ ● 老いたルークやレイア姫は表情豊かで魅力たっぷりだったのに、ネオの真似や宇宙遊泳からのあり得ない帰還で台無し。 本作をもってルークとレイア姫がいなくなり、ハンソロも既にいない。EP7〜EP8 と2作もあった訳なので、本来ならば魅力的な次世代キャラが2〜3人は出来上がっているはずなのに、いったい誰が「あの」スターウォーズを引っ張っていくんだ! レイひとりではあまりに重い任務・・・ もうこれ以上こねくり回すな!って感じ。ローグワンは、ビーチを舞台にした空中戦と地上戦の明るく美しいCGが見事だったので戦闘シーンにも期待したのですが、冒頭の X-Wing 一機で戦艦の司令塔を攻撃するとか、時代を逆行するようなローテク爆撃機とか、燃料が切れるまでシールドに向けて打ちまくるとか、双方、あまりに単細胞な戦略の繰り返し・・・ あぁ、銀河も末だぁ・・・ スターウォーズファンなのでこの評点ですが、そうでなかったらB級SFの評価としたいところです。 【windance】さん [映画館(字幕)] 5点(2018-01-03 05:16:52)
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