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この映画を観て、思っていた内容と違う!と思う人は多いのではないでしょうか。
なぜかと言えば、日本軍側と、アメリカ軍側の描写を同時並行して描いているからです。 争いについての心情が全く正反対の彼らですので「どちらに感情移入すればいいの?」と戸惑う人も多いと思います。 げんに自分は頑固に意思を貫く日本軍側よりも、アメリカ軍側のクリス大尉や仲裁をする「元木さん(阿部サダヲ)」に感情移入してしまい、主人公であるはずの大場大尉にはなかなか共感を得れませんでした。 戦争における人間をヒロイックに描くのではなく、エゴイスティックな者のドラマなのだと思います。 「誇り高き日本人」の姿を観たかった人には、ちょっと肩すかしかもしれません。 【ヒナタカ】さん [映画館(邦画)] 6点(2011-02-21 20:01:52)
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