X-MEN:ファースト・ジェネレーション の ヒナタカ さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > エ行
 > X-MEN:ファースト・ジェネレーション
 > ヒナタカさんのレビュー
X-MEN:ファースト・ジェネレーション の ヒナタカ さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 X-MEN:ファースト・ジェネレーション
製作国
上映時間131分
劇場公開日 2011-06-11
ジャンルアクション,SF,アドベンチャー,シリーズもの,漫画の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 すごく面白かった!
大傑作「キックアス」を撮った、マシュー・ヴォーン監督のサービス精神は今回も健在、
今までの作品を観ていなくても楽しめる作品です。(以下超絶ネタバレ注意)
今作は「エリック」と「チャールズ」の友情を色濃く描いています。
チャールズはエリックを助け、「一番楽しかった思い出」をも思い出させてくれました。
しかし、エリックは憎しみを隠しきれない人間でした。
「エマ・フロスト」の首を絞めようとしたり、「平和には興味がない」と言ったり・・・そして、復讐相手の「ショウ」を殺してしまうエリック。
彼は、チャールズの意思を聞きませんでした。
終盤、ミサイルを止め、人間に跳ね返そうとするエリック。
また、彼を止めようとするチャールズ。
とことん、エリックは自分の復讐のために行動しようとした。
チャールズは、親友のことを「心を読んでわかった」上で止めようとしたのです。

エリックは、流れ弾をチャールズに当てた女性化学者を殺そうとします。
しかし、チャールズは「やったのは君だ」とエリックに言います。
殺すのをやめたエリックはチャールズが何回も、何回も行動を止めようとしたこと、責められたこと、それに思うことがあったのでしょう。
また、中盤には「ショウ」の資料を持って去ろうとするエリックに対して、チャールズは「自分の力だったら君を止めれるけど、止めない」と言うシーンがありました。
エリックを身を制してでも止めようとしたチャールズですが、本心では「エリック自身が道を決めてほしかった」のでしょう。
その性格は、最後にエリックについていく「レイブン(ミスティーク)」に、「決めるのは君自身だ」と言うシーンにも生きているのです。

そして心に残る「Mutant is pround.」
チャールズは左右の目が違う女性を「イカした突然変異」だとも言いました。
レイブンはそのことばを気に入り、「ハンク(ビースト)」にも、レイブンはそのことばを伝えました。
この「突然変異」は「障がい」や、人の悩みの種になる「コンプレックス」、「人種」などにも当てはまります。
それを肯定するこの作品は、たとえようもない優しさに満ちています。
ヒナタカさん [映画館(字幕)] 8点(2011-06-14 18:54:49)(良:2票)
ヒナタカ さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2018-10-08若おかみは小学生!10レビュー7.28点
2018-07-31カメラを止めるな!10レビュー7.36点
2014-03-31LEGO ムービー9レビュー6.48点
2014-01-13麦子さんと9レビュー6.31点
2014-01-05魔女っこ姉妹のヨヨとネネ7レビュー6.25点
2013-12-19キャプテン・フィリップス8レビュー7.02点
2013-12-18地獄でなぜ悪い9レビュー5.90点
2013-12-18人類資金2レビュー4.27点
2013-12-17クロニクル9レビュー6.60点
2013-12-17ペコロスの母に会いに行く7レビュー6.76点
X-MEN:ファースト・ジェネレーションのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS