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《ネタバレ》 ウォン・カーウァイがカンフー映画ってどうなるんだ?という不安と期待を抱きつつも劇場へ。アクションシーンは迫力がありSEとクローズショットの気持ちよさとウォン・カーウァイの美学を追求した絵作りは素晴らしい。特にスッピン風チャン・ツィイーが妓楼の女性陣の前で佇む絵は強い力を持ってた。が、ストーリーがなんか散漫。集中力が持たない。なんでイップマンが奥さんを捨てたのか謎。そんな師匠尊敬しにくいしグランドマスターに何時なったんだ?佛山?香港で?馬三の存在も中途半端。彼を悪者にしないならもっと心の葛藤等あるべきじゃ?とークレジット後のアクションシーン集を見ると公開に際し編集でかなり切り刻まれたのかなぁ邪推してしまう。ディレクターズカット版があるといいなぁ...。更に、花様年華を愛するものとしてはカメラがクリストファー・ドイルじゃなくなりデジタルの絵にウォン・カーウァイとの相性の限界を感じた。フィルム(風)の味をもっと追求してほしかったし、壁に話しかけたり男女が街を歩くサービスカットはうれしかったけどネタ切れなのか?ウォンさん?と寂しくもなった。ブルース・リーが来たことをセリフにしなかったのはウォン・カーウァイのプライドなのか。残念。自作につなげてほしい。
【reitengo】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-06-03 09:42:23)
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