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《ネタバレ》 ラストの「Young Americans」を聞いて、「あぁ、そう言えばあまりにもアメリカ的な話だったな」と思い出した。何をもって「アメリカ的」かと言うと、後ろから歩いて来た私のために、ドアを何秒も開けて待っていてくれたアメリカ人に感じた、過剰にソフィスティケートされた道徳観。
映画では何度か「Human being」って言葉が出ていた気がする。人とはどうあるべきかを、登場人物ひとりひとりが真剣に考えていたんだろう。私の前を歩いていたドアマンも、きっと社会的な人間はそうすべしという人なんだと思う。 好きな子がレイプされても、我を忘れない。立派な人間性だが、人間味に欠けていないか。私は終始違和感を感じた。その上っ面の論理感の交差が中盤までまどろっこしく積み重なり、胸糞悪さでいっぱいだった。終盤の皆殺しによってその狭い社会が崩壊する展開は好みだったので、面白く鑑賞できた。 【afoijw】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-06-08 02:35:04)
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