アヒルと鴨のコインロッカー の たきたて さんのクチコミ・感想

Menu
 > 作品
 > ア行
 > アヒルと鴨のコインロッカー
 > たきたてさんのレビュー
アヒルと鴨のコインロッカー の たきたて さんのクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アヒルと鴨のコインロッカー
製作国
上映時間110分
劇場公開日 2007-06-23
ジャンルドラマ,犯罪もの,ミステリー,青春もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》  前半がダラダラしていて、とても退屈。ただ、映画全体がミステリーの様相を呈しているので、見ていて飽きはしません。展開、行く末が気になっちゃうタイプの作品。
 ストーリー的には、どうしても気になる部分が結構あります。
 まず麗子はもったいつけすぎ。椎名にストレートに真相を話しちゃえば済む話。
 琴美。脅迫電話もあれだけはっきり内容を録音していれば、立派な証拠になります。さっさと警察に言えば済む話。
 河崎。病死の設定の必然性が疑問。でも彼の病死によって、ドルジが一人で計画を実行するという状況が生まれ、そこへ椎名が巻き込まれるわけだから、ストーリー上やはり必要だったのか・・・。
 最高に良かったシーンは、ドルジが思い出の録音テープを一人部屋の中で聴いていたとき、部屋の外から聞こえてくる椎名のボブ・ディラン。これが序盤のシーンとつながって、なんとも味わい深い空気を生み出す。このシーンはマジで最高です。
 わりと酷評されがちなラスト。コインロッカーに神様を閉じ込めちゃって、見て見ぬふりをしてもらうっていうのも、伏線ときれいにつながっていて好き。
 その一方で、ペットを殺しまくって、脅迫して、人を故意にひき殺した人間が、そんなすぐに社会復帰できるわけないじゃん、ってとこが気になります。
 それに、河崎と思っていた人はドルジで、ドルジだと思っていた人は無関係な山形人。この辺がミステリーってことなんだと思うけど、ミステリーとしてはしょぼい。なのに、さもすごいどんでん返しって感じで、もう一回種明かし的な回想シーンを見なきゃいけないのがちょっとめんどくさい。
 ショッキングなシーンによる刺激、邦画特有の雰囲気は良い。でも映画としては正直いまいち。
 面白いとは思えないし、心に残るものがないです。
 ただ落としどころが気になるので、最後まで見れちゃった感じです。
 最後に、絶賛されてる瑛太の演技。個人的にはあの棒読み加減がすごい気になってだめでした。
たきたてさん [DVD(邦画)] 5点(2018-06-01 00:31:44)
たきたて さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-04-21アクアマン6レビュー6.77点
2024-04-20エンダーのゲーム7レビュー5.88点
2024-04-18アナベル 死霊博物館7レビュー4.63点
2024-04-16人狼ゲーム8レビュー6.33点
2024-04-15ケープタウン(2013)7レビュー6.20点
2024-04-14飛びだす 悪魔のいけにえ レザーフェイス一家の逆襲6レビュー5.26点
2024-04-10パージ:エクスペリメント7レビュー5.50点
2024-04-09メトロ427レビュー7.00点
2024-04-07武器人間7レビュー5.50点
2024-04-05好きっていいなよ。7レビュー3.80点
アヒルと鴨のコインロッカーのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS