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《ネタバレ》 ストーリーを理解するのでいっぱいいっぱい。『楽しめなかった』というより『楽しむ余裕もなかった』というのが前半。それぞれの人物の役職、力関係、政治情勢、ってゆーかここはどこやねん、ってのを把握するのにちょっと時間を要します。自分の理解力の無さ、知識不足をつきつけられる1本です。
そもそもハニがヨルダン政府の人間というのにも、しばらくして気付く始末。どーりでぴりぴりしていたわけだ。 ハニ達が泳がせていた囮を、フェリスの上司ホフマンが、勝手に拉致ろーとしたらしい。ハニは激怒。フェリスはとばっちりで国外追放。この辺りからストーリーになんとか喰らいついていった次第です。 それにしてもホフマン。こいつの行動、言動がいちいち不愉快。そしてホフマン自身は本国アメリカの安全な土地で家族団らんを過ごしているわけだから、余計神経を逆撫でされます。まるで最近の、どっかの国の、国民の痛みや苦しみがまるでわかっていない政治家を見ているようです。まあホフマンの描き方はどうも確信犯な気がして、これはアメリカ本国に対する痛烈な批判精神の表れなんでしょーね。 なかなかの長尺で、見終わった後は達成感より徒労感が大きい。少なくとも、映画に娯楽を求めている人向きではないと思うのですが。サスペンスやスパイものが好きな人であっても見る人を選ぶのではないでしょうか。 私自身、ディカプリオとラッセル・クロウの2大共演でなければ、きっと手に取らなかった作品です。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2020-04-26 22:01:31)
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