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《ネタバレ》 よくよく考えてみると人類が、というより人間の文明や社会が崩壊しちゃう未来は決まってしまっているわけで、バッドエンドに突き進む映画を見るのってモチベーションが上がりません。
ところが見始めてみると出だしはいきなりサル社会。主観をうまくずらされたおかげで、すんなりこの世界観に入っていけました。 アクションは及第点だし、映像の迫力は言わずもがな。ストーリーそのものも、割と希望を感じさせるような進め方で悪くないです。送電がうまくいき、音楽が鳴り始めたときは感動します。なんとなく今当たり前にあるもののありがたみを感じるワンシーンでしたね。 舞台が狭すぎるという批判もあるようですが、個人的には限られたエリア内での攻防に終始したのは良かったのではないかと思っています。 人間側にもシーザー側にもトラブルメーカーがいて、この人たちが事態が好転しそうになると必ずぶち壊すというわかりやすいシナリオ。 これって、もし『銃』が無ければたいしたトラブルも起きずすべてがうまくいってた可能性があります。人と人との争いや、戦争の一番の原因になっているのは結局のところ銃なのかと思っちゃいます。とゆーことは、この映画そのものが銃社会に対するアンチテーゼみたいな役割を担っているのでしょうか。 まあそれは置いといて、映画としてはちゃんと面白かったです。シーザーの息子が良い味出していました。コバに洗脳されつつも、コバの恐怖政治には懐疑的で、ぎりぎりのところで自分を見失わないキャラクターが映画に深みを出していました。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2022-02-20 09:39:51)(良:1票)
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