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《ネタバレ》 観始めてみて、少し後悔。 国同士の関係、国と部族の関係、そしてモヒカン族やらヒューロン族やら、何とか砦とか、、これは歴史の背景をある程度勉強して臨めばよかった。 ( 端折りまくっていて、かなり説明不足です ) ただ、2時間で壮大な物語をまとめている分、登場人物たちのキャラと人間模様はわかりやすくてよかった。雰囲気からその人の運命が読めるというか・・。マグアなんて登場した時から「俺は裏切ります」と顔に書いてあるし、イギリス人将校の親子なんて、我々はインディアンに悲惨な殺され方をします、ってオーラが漂ってる。そして主人公の親子たち三人。ダニエル・デイ=ルイスのホークアイはルックスで、父のチンガチェックは強さで、弟のウンカスは優しさで、それぞれ魅せてくれる。 血で血を洗う侵略の歴史劇でもありますが、僕は恋愛ドラマと思っています。その人種や身分など関係ない、という普遍的な愛の物語。特にウンカスとアリスの悲恋は涙なしにみれない。 滝の決闘のドラマを前にして、フランスが勝ったとかイギリスが負けたとか、そういうの全て霞んでしまった。 そしてこれは鎮魂の物語なんだろう。遠い遠い昔、はるか彼方の戦争で。争いの果てに消えた多くの命と愛、その魂よどうか安らかに。
【タケノコ】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-04-05 19:54:06)
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