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巷のサイトなどでは「キャリーを演じるにはクロエは可愛すぎるのでは?」という意見もありますが、私は元々このクロエというアイドル女優さんは「見方によっては可愛いが、また見方によっては…」という微妙な人だと思っていたので、そこはそれほど問題じゃないだろうと思いました。それでもやはり監督さんの立場としては「世間一般的には彼女は可愛いアイドルで通っているから…」と意識してか、学園のマドンナ(死語)役にガブリエラ・ワイルド(アンダーソン版三銃士でヒロインやってた子です)のような正統派美人を容赦なく起用したり、冒頭に水着シーンを持ってきて、クロエの肉体的なたくましさ(例えば肩幅が広いとか)をこれまた容赦なく映したりと、いい意味でクロエをアイドル扱いせず、突き放したような作りも目に付きました。この姿勢は一見すると、デ・パルマ版のあのあまり可愛くないキャリーに近づこうと一生懸命に努力しているように思えます。でもちょっと待って。努力するところってそこだっけ? 「可愛くないキャリー」ではなく「不気味なキャリー」を目指すべきだったのでは? そこはち~っとも出来てないように思えたんですが…。
【バーグマンの瞳】さん [映画館(字幕)] 5点(2013-11-09 13:12:07)
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