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《ネタバレ》 発想の勝利というやつですね。第一に発想、第二に阿部寛の独白風シーン、第三にローマ、日本それぞれの世界観ないし雰囲気が良かった。が、それ以外の部分がちょっと・・・。まず純然たる日本人にローマ人を演じさせるのはやはり無理がある・・・。違和感が凄まじい。さらに上戸彩の演技が致命的。オーバーアクションすぎます。
ストーリーの描き方もちょっと納得できない。「ケイオニウスは嫌な奴でアントニヌスは良い奴」を見せた後に、とってつけたように「歴史が変わっちゃうから」「ハドリアヌスを神格化させなくちゃ」という理由で「アントニヌスじゃなくてケイオニウスに戦地に行かせるようにしよう」って・・・。いや、史実通りにしてはいるんだろうけど、あれでは「嫌いな奴は殺しとけ」と見えてしまう。主人公二人のキャラクター的に、もしケイオニウスとアントニヌスの性格が真逆だったとしても同じ行動をしたのかと言われると、甚だ怪しい気がする。歴史改変の話を持ち出す割にその他の部分では一切それを考慮してないし・・・。もうちょっと描きようがあった気がします。 【53羽の孔雀】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-11-03 23:28:36)
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