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《ネタバレ》 知識で補う努力家のマイクも、名門で天才肌のサリーも自意識過剰で見下している印象があり、二人より遥かに下の落ちこぼれと同じ立場になったとき、初めてスタートに立てたのだろう。あらゆる奇策で最底辺から下剋上で優勝する様は痛快で、だからと言ってハッピーエンドではなく、そこから更に二人を奈落に突き落とす。あまりに辛辣で残酷な事実を臆せずに描き切る。ウォルト・ディズニーの「夢はかならず叶う」の格言をここでは少し否定し、失うものがない二人が互いに足りない部分を補って叩き上げで現在に至るまでを、既存のスクールカースト・学歴社会への風刺を交えて説得力のあるものにしたのは、数々のイノベーションを生み出したアメリカの開拓精神によるものか。前作には劣るけれど、それでも一定のクオリティを輩出するのは流石ピクサー。
【Cinecdocke】さん [地上波(吹替)] 7点(2016-04-27 22:25:45)
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