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《ネタバレ》 家族向けの単純で結末も分かり切った物語だが、80分弱で描かれる猫たちの自然な"演技"に、日本でもハリウッドでもこの素朴さと情緒さは真似できない。ソ連崩壊直後の社会情勢と、金の臭いがしない卒業制作ということも功を奏したのだろう。明日も分からない者の悲哀と逞しい猫たちの活躍が違和感なく溶け合わせていた。チグラーシャの物語かフェージンの物語かどっちつかずの感はあれど、完成に2年かけたこともあり、猫に無理矢理なことをさせていない分、猫映画の最高峰というのもよく分かる気がする。危なっかしいシーンがあり、安全に配慮しているとはいえ、メイキングを見てみたい。
【Cinecdocke】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-02-28 23:45:07)
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