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《ネタバレ》 モンティパイソン仕込みのコメディとシリアスのあいだを抜ける演出がこの監督の魅力なんだと思う。
ラストは、未来からジョーンズ博士が来て、未来は救われたのだとわたしは解釈したが、そうではないと思う人がいるようで意外だった。 「わたしは保険よ」という台詞の意味は、ブルース・ウイルスが失敗したときのために来たという意味だと思うが、なかなか伝わりづらい演出にも思える。 マデリン・ストウが急速にブルースに惹かれ始める要因は、彼女が以前にブルースに会ったことがある、という意識から来ているのだと思うが、そのあたりの伏線があればもっと作品がよくなったと思う。その伏線がないために、彼女の急速な心情の変化に唐突感を覚えてしまう。ブルースが彼女を子供の時に見て覚えていたというのはわかるのだが。細かな辻褄は合わなくてもいいと思うが、彼女の心情の変化はこの映画の後半をひっぱる重要な要因だけにこの伏線はつくってほしかった。 いずれにせよ、俳優陣の演技も含めて脚本も演出も素晴らしく、とても完成度の高い映画だと思う。 【ヒエログリフ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2017-05-20 14:29:01)
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