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《ネタバレ》 主人公が高齢になり、だんだん初期のような恋愛熱量もなくなる一方で、浮き草人生の哀愁が漂う作品も増えて行く後期だが、寅さんがウィーンに行くということでネタ切れかと思いきや、意外と悪くはなかった。
本作はいつもの国内の地方ではなく、簡単に故郷へは帰れない外国を舞台とし、空港での帰国寸前の久美子と地元青年との抱擁〜残留決意を傍らで呆然と眺めている姿を示し、寅に欠けているもの(実生活や現実への覚悟のなさみたいなもの)が浮き彫りになっていると思う。 あと、とらやの面々との絡みシーンも少ないので違和感ありの人もいるかも。 【クリプトポネ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2019-08-04 12:53:34)
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