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《ネタバレ》 史実に忠実に基づくかどうかはわからないが、クリストファー・プラマーが出ているだけで、かなりの重厚感。
彼のメリハリの効いた演技はやはり観ていて満足度が高い。いい映画観たなって気になってしまうから不思議。 ドイツ軍のブラント大尉と英国のスパイであるミーカの儚いロマンスを主軸として映画は展開されていくのだが、祖国を裏切るとか裏切らないとか、過去のトラウマとかをさほど描かず、純粋にロマンスに振った演出が成功していると思う。 若い二人を応援するかつての皇帝。 無事に逃亡したことを告げる、ゲーテの一冊。 そしてミーカのお腹に宿る新たな命。 ブラント大尉の周囲で聞こえる空襲の音が不吉だけど、ほっとするラスト。 歴史にも触れて、なんだかいい映画を観た気分にしてくれる、満足度の高い一本。 そしてリリー・ジェームスは、やはり現代劇よりこういう作品の方が映える。そこにも加点。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-04-04 22:59:33)
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