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《ネタバレ》 予告編を見てからの鑑賞。ちょっとコメディに寄せている感じがあったので結構期待。
主演の池田エライザは非常に魅力的。陰キャを自称しながら真っ赤なコートを着るあたり、矛盾してそうで意外に違和感がないのはちょっと不思議な効果。 霊が出てくるときに必ずアヒルが光るのもわかりやすくて良い。 社交的でなく、しかも霊に耐性がある彼女には、「ルームロンダリング」はまさに天職なのだが、霊との交流を通して少しずつ自分自身と向き合っていく、というまあ成長物語かな。 パンクな男もコスプレイヤーの女も、いい塩梅のキャラクター設定で、観ていて無理がない。 一つ難点を挙げるとすれば、実は殺人鬼だった警察官はちょっと演技過剰で浮いていた印象。カニ少年の方がよっぽど映画にはまってた。 池田エライザもはまり役でよかったのだが、やはりこの映画はオダギリ・ジョー。 こういう飄々とした役をやらせたら天下一品で存在感抜群。 ぶっきらぼうだけど、ちゃんと優しい。べたな設定でも嫌味なし。上手いなあ。 ルームロンダリングを仕事にしてる人はほんとにいそうだけど、こんな甘くはないんだろうね。映画としてはかなり楽しめた一本。 【roadster316】さん [インターネット(邦画)] 6点(2025-02-17 12:19:51)《新規》
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