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《ネタバレ》 まずタイトルが素晴らしい。
「デメテル号最期の航海」なんて、ゴシックホラー感満載で、観たくなること請け合い。 しかも謎の積荷である木箱の存在と、そこに刻まれた紋章…とくれば、ワクワクがとまらないはずなんだけど。 まあそもそも観ている側に「ドラキュラ」とは何ぞやという予備知識があり過ぎるために、ドラキュラを未知の存在として楽しむことができない、というジレンマがあるんだわな。ただ今回の「ドラキュラ」は、吸血鬼というよりもコウモリのお化けという感じで、その点には新鮮味が感じられたのだが、やはり登場人物と同じようには「ドラキュラ」という存在に恐怖を覚えることができなかったのは残念。 トランシルヴァニアの村の住民を食い尽くし、新たな血を求めてロンドンに渡る、そのための犠牲者を積んでる、ということが徐々にわかっていく展開は、「ジェーン・ドウの解剖」と同じように恐怖が増幅していく感じがしてゾッとして良かった。 この時代にドラキュラ映画を撮る難しさを考えさせられる映画。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 6点(2024-10-12 15:26:05)
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