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《ネタバレ》 壮大なオリンポスの国風土記。
神話の世界は、洋の東西を問わず魅力的だ。 しかも主人公はかなりの二枚目。安彦良和氏のキャラクターデザインで、それも二倍増し。 おまけに音楽は久石譲で、映画のスケール感を増すことに一役も二役も買っている。 ゼウスを倒すためにオリンポスへ向かう動機があまりにもパーソナルなものなんだけど、所詮世の中は男と女でできているのだ。 嫉妬に狂ったアテネがレスフィーナを鞭打つ所もなんて人間的。 アリオンを密かに慕うセネカの切ない告白も嫌いじゃない。 ただ、肝心のアリオンの人間が見えてこなかったのが残念。 他のキャラクターが魅力的だっただけに、余計にそれが目立ってしまった。 古き良き日本のアニメーション。 【roadster316】さん [インターネット(邦画)] 7点(2021-07-01 21:13:59)
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