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レビュー情報
まさに名作ですね。2つの小説があり、2つの映画会社が別々に作ろうとしたのを、合作にしましょう、と言うだけあって力入ってます。公開当時のスター、S・マックィーンとP・ニューマンのどちらを主役にするか、オープニングのタイトルの位置関係で微妙に、ずらしたのが(高い方が基本的に上)映画関係者の苦肉の作だったと言う話です。それから公開当時、誰が死ぬかアメリカで「賭け」をされた作品でもありますね。それで、展望エレベーターから落下死する、1番頑張っていた、おばちゃんを死なせたのについて、非常にクレームがついたとか。個人的には、プロムナードルームで主題歌(これがアカデミー賞を獲得した、実に素晴らしい歌)で歌っていたシンガーの女性は助かったのか気になるところです。一応、女性は全員、吊り篭などで脱出したはずですが、最初のエレベーターで火災にあった人達の中にいなかったのなら安心しますが・・・。このビルの模型も20メートルくらいあったそうで、もはや模型の域を出ていますね。そこらの家より高いのですから。S・マックィーンは、文句なく硬派でかっこいいです。映画そのものも、恐らくこれ以上の大作は今後も出ないと思われる、豪華な配役だけではなく、設定そのものが最高で、長い時間を苦と思わせない素晴らしい作品で、私は、満点の10点以上です。こういう映画をリバイバルで映画館でやって欲しいものですね。ただ、公開当時、繰り返しのリバイバルで”最後のロードショー”と銘打って公開していたのを覚えています。何度観ても、素晴らしい作品です。
【マーチン・リッグス】さん 10点(2001-10-26 03:52:33)(良:1票)
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