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レビュー情報
この映画はアメリカよりも日本で受けたようです。テーマは「2001年宇宙の旅」的。人間の実存についてだったと解釈しております。無機物が人間性を獲得するという想定を緻密に演出することで、私たちの足許を揺さぶろうとします。生命とはなんだろう?自意識とは??キューブリックが容赦なく投げかけてくる問いかけ。ラストシーンでさり気なくキューブリックからの答えが挿入されています。この辺は2001年~と同じ。このような、本来もっと議論されてもおかしくない名画が他の陳腐な大衆映画の洪水の中で埋もれてしまって正当に評価されていない現実は、個人的に寂しいです。ちなみに一番最後に出てくるのは宇宙人では無くA.I.の末裔ですのでお間違えの無いよう。
【tomotan】さん 10点(2002-02-07 03:10:17)
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