<ネタバレ>事態の重大性に気付かないまま、恰もロメロ監督の「ゾンビ」の如 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>事態の重大性に気付かないまま、恰もロメロ監督の「ゾンビ」の如く大型店の店内に立て籠もる「主人公たち」。そのシチュエーションにしても件の怪物のビジュアルにしても、過去作品へのオマージュを感じざるを得ません。ブラックフライデーにブラックコメディを観る贅沢。いいですね~♪細かなツッコミどころは多々あるものの、これでもかとばかりの展開に大いに笑わせていただきました。
ゾンビばりの感染力で客たちに取り憑いていく?エイリアン。食うのか合体するのかの判断基準は全く示されませんが、実は本作、最近話題のカスハラがモチーフになっているとも思え、無理難題を吹っかけて来る客vs店員のバトル。それに加えて、同じく何かと話題の職場でのパワハラやモラハラ要素も盛り込まれていて、さながら現代社会に対しての皮肉を込めた作りにもなっています。(と思えます)
ま、そんなことを考えずとも、多少のグロ耐性は求められるものの何にも考えずに楽しめる作品でもあり、思わぬ佳作への出逢いに7点献上です。