1. ベルサイユのばら
《ネタバレ》 最初の印象はやっぱりオスカルとアンドレの物語ですね。でも、読むたびに他のキャラクターの魅力が見えてきます。アントワネットやフェルゼン、ロザリー、ルイ16世、ジェローデル、マロン・グラッセばあやetc...。沢山の登場キャラクターが織り成す壮大な絵巻を、わずか1年半ほどの連載で描き上げてしまったのですから、当時の少女マンガはパワフルと言うか壮絶と言うか。今の少女マンガは当時のあのパワーをすっかり失ってしまった感もあり、ちょっと淋しいかな。宝塚やアニメ版から入ると、オスカルの死後も結構続く物語に面食らうかもしれません(しかし、フェルゼンの最期は非常にジミだ)。 9点(2007-10-16 20:41:50) |