1. リングにかけろ
《ネタバレ》 リアルタイムで読んだ年代である。子供ながらに、【名ボクサーの長男なのに泣き虫意気地なしの主人公少年の根性を叩き直す豪傑の姉。不和な家庭を宛ても無く飛び出し、世間の荒波に耐えながら二人三脚で世界チャンプをめざす漫画】は自分を重ねて熟読してたしパワーリストも購入した(という少年が当事多かった・笑)のだが…、、、。そのパワーリストの効力で、主人公・竜二がとんでもない能力を発揮し始めてからは友達同士で茶化し合い、今で言えば『有り得ねぇー(笑)』みたいに笑い飛ばすネタにしてた。読むのもやめた。最も【素のポテンシャルが高い主人公が、怒れば超人的な能力を爆発させる】て設定はジャンプの御家芸でありそれに燃えていた読者少年だったのは事実なのでこの点数。どなたでもこの作品を読めば解るのだが、燃えていたのは読者の子供だけでは無く、描いていた車田氏も相当にパワーをぶちまけながらの執筆だったろう事が目に見える様な漫画である。読者が子供だからって外人のイメージがステレオタイプ過ぎるのも凄かった。ギリシャチームだからって超能力使ったり(全員が神々の名前)、イタリアチームだからってマフィア紛いの暴力で不戦勝ねらったり(元ネタはジュリーの当事の新曲)、ドイツチームだからってコンピューター使って力学計算したり(まったく科学的検証にならない滅裂な説明)。でもその後のジャンプを繁栄させた偉大なる漫画ではある。感謝。…そうだ最後に、先に挙げた主人公・高嶺竜二が開発した必殺パンチに、『ブーメラン・スクエア(自曲)』てのがありましたが、(自曲)って何? いや、意地悪ですね俺(笑)。 6点(2010-07-18 13:49:31) |