|
タイトル名 |
縞模様のパジャマの少年 |
レビュワー |
なたねさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2014-04-06 07:31:28 |
変更日時 |
2014-04-06 20:03:40 |
レビュー内容 |
無垢を装った無神経、というズルいヤツを子供はしばしばやらかします。これはそれじゃないでしょうか。縞模様のパジャマの少年の顔の形がどんどんゆがんでいくのにつれて、そう思います。親の気を引きたくてとんでもないことをやらかす、というのも子供です。これはその、戦場での大がかり版だったのだと解釈します。彼我の違いは8歳の子供なら、生きていくための本能としてむしろ身にしみるように察知していたはず。電気柵の向こうに行くのは、この地でしかできない最後の冒険。まるで友だちが海でふざけすぎて帰ってこれなくなったときのごとく、いたたまれなさばかりを感じつつ、しかし(だから?)厭戦的な気分になっている暇(いとま)がありませんでした。 |
|
なたね さんの 最近のクチコミ・感想
縞模様のパジャマの少年のレビュー一覧を見る
|