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タイトル名 |
U・ボート ディレクターズ・カット版 |
レビュワー |
なたねさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2011-11-20 07:40:36 |
変更日時 |
2022-01-13 05:35:32 |
レビュー内容 |
例えば、機関室。むきだしのクランクシャフトのようなものがずらりと並んで、時々火花を放ちながら、一生懸命潜水艦を動かしているところ。計器類が全部アナログなところ。スパナ、針金、材木などで修理できるところ。そういう昔の「機械」的な潜水艦はかっこよかったです。また、ドイツの軍隊というと、無機質な感じの描かれ方をされることが多いなか、本作では、統率とれつつも人間くさい感じ。そこもよかったです。しかし、あのラストシーン。まるで、Uボートを沈めて、体よく映画を終わらせるためにのものにしか見えません。帰港後、生まれたばかりの赤ん坊に会いに行く、恋人の元に帰るなど、それぞれの時間を過ごす。その後、しばらくして、あんな目に遭いつつもまた性懲りもなくUボートに乗り込むもの、あるいはそれを見送るもの。また次の航海が始まる…。といった感じでもよかったのではないかと思います。つかの間の休息が、戦争の無情さを際だたせるかと思いますので。 |
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