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タイトル名 |
長屋紳士録 |
レビュワー |
トントさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2019-08-09 14:34:14 |
変更日時 |
2019-08-09 14:35:51 |
レビュー内容 |
小津さんの映画は、ほっこりするね。
昭和の戦後の高度成長の頃だろうか? 出稼ぎで上京してきた親子の子供がはぐれて、長屋にお世話になる。 まぁそういう話なのだが、この頃は本当に貧しくて、ルンペンと言われるような 乞食のような子供もいたから、長屋の人たちは、最初は子どもを邪険にする。 ところが強情なのだが、どこか憎めないこの子に、情が移って来る。 最後のおたねさんの涙の訳を聞いて、長屋のみんなは「ほう」と思う。 分かれて悲しくて泣いたのでなく、その子供がどんなに嬉しいだろうか、思って泣くのである。
もうこういうハートの分かりやすい映画は昨今ではないねぇ・・ |
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