5.ある種、業界ネタっぽい馴染みのない世界のオハナシ。この、「こういう職業あんねんで知ってたか」的な業界ネタと、「娯楽作ちゃいまっせ地味でっせ」的なシブい作風と、「地味な作品だろうと何だろうと大いに演技しまくってやるぜ」的なアル・パチーノ、という、ややチグハグな三すくみの構造に、ちょっとついていけませんでした、はい。豪華な出演者が、ちょっと重しになっちゃてますかね。ある初老のパブリシストの、最後の仕事。この大仕事だけは成功させたい、という思いを抱きつつ、彼はその最後の仕事に臨むが、周囲の状況は次第に彼を追いつめていく。というより、彼を追いつめるのはむしろ、彼自身の思いであり、彼が背負ってきたパブリシストとしての過去のキャリアそのもの。過去の成功というものは、未来の安泰と引き換えに得たものに過ぎないのか? と言う訳で、特殊な職業を描きつつも一般的な人生の不安に踏み込んだ作品、でもそれにしてはキャスティングが特殊過ぎませんかねえ。 【鱗歌】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-01-12 23:55:39) |
4.アルパチーノの老け具合がかっこいい。役作りもあるかもしれないけど。彼は働きすぎて疲れきった役が似合いますね。ハリウッドとか芸能界の裏社会ってこんな感じなんだろうなぁ、と見てて悲しくなりました。DVD特典映像のインタビュー受けてる普段のアルパチーノがかっこよかったです。 【あしたかこ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-08-08 04:56:17) |
3.後味が悪かったです。パチーノは孤独な男を演じるのが上手い。彼の演技に引き込まれました。 【ギニュー】さん 6点(2004-09-13 20:39:12) |
2.甘くも辛くもなく、ただ苦かった。アル・パチーノのお疲れモードが尋常ではない。役作りなのか、それとも本当に疲れていたのか。観てるほうまで疲れてしまいました。まったく派手さのない映画だけど、たまにはこういうのもいいかな。 【眉山】さん 6点(2004-06-27 15:43:22) |
1.《ネタバレ》 ほんとは5点にしたいんですが、アル・パチーノがうまいので6点にしときます。観終わってグッタリ疲れてしまいました。アル・パチーノの精神的・身体的疲れがこちらにも乗り移ってきたみたいで・・・。そういう意味でうまいなぁと改めて思わされました。物語としては、テレビ女優がホテルの部屋で殺されたのを目撃してしまうところからおもしろくなるかと思ったら、なんだかずっと平行線できてしまった感じ。中途半端さに少し欲求不満です。最後もあの終わり方は嫌だなぁ。疲れた上に救いがなくて悲しくなってしまいます。 【きょうか】さん 6点(2004-05-15 20:47:57) |