6.《ネタバレ》 よかったと思う。 しかし悪魔的なことを言ってしまえば、「ネタはNHKからお借りしたものでしょ?」という冷めた見方も終始付きまといます。映画としては、そこに登場人物たちのドラマを当て込むだけだから「独創的」とは言い難いし、実際に何度か、「のど自慢」のドキュメンタリー番組を観せられているような気になってしまった。序盤の細かいカット割りは映画に集中できないほどだったし、本作の感動は「歌」そのものの力によるものが大きいし、、どうも監督の手腕が問われる部分が弱い気がします。効果的なクロスカッティングで出演者たちを描きつつ、本番に向けて盛り上がらせる編集はよかったと思うけど・・。 ただ、井筒監督にしては暴力的な描写や下ネタが皆無なので、良質なホームドラマとして、お正月など家族が揃った時に安心して観れそう。 例えば、近年のつまらない紅白歌合戦を見るよりは、こっちを流していた方がいいかもしれませんね。どれも時代に左右されない、日本らしい「歌」の選択はよかったと思うので。 【タケノコ】さん [インターネット(邦画)] 6点(2021-10-10 19:44:12) |
5.『人のセックスを笑うな』は珍しい桐生ロケだったが、これも桐生であった。あっちには蒼井優・忍成修吾が出てるが、こっちには伊藤歩が出てる。みんな『リリィ・シュシュ…』の同窓生だ。あれっ、『リリィ・シュシュ』のロケもたしか北関東のどこかだったな。なにか北関東の空気って、どうだ、と“地方”を誇示するわけでもなく、もちろん卑屈さはかけらもなく、シャラッとしていて小気味よい。基本的に笑顔の似合わない女の子ってのが好きで、伊藤歩って似合わないでしょ、けっこう好きなの。でもこれは、暗い子が明るくなりました、って役柄で、笑顔になっちゃうんだ。でもまたそれもいいか(これで高校生演じた後で『リリィ…』で中学生演じたわけか)。予定調和的な話だけど、人前で、大観衆相手に、放送を通じて全国相手に歌う晴れがましさってのは、歌う楽しさの本質なのかも知れない、と思った。竹中直人は、葬儀の受付でただシミジミ泣いてたほうが笑いを取れた。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2009-02-07 12:18:05) |
4.大友康平が良いです。このおっさんはこの作品以降おれの中でかなりツボな俳優さんのひとりになりました。竹中直人ほどクドくない、ほどよいむさ苦しさが最高。日本にもこんなコミカルな演技ができる俳優さんっているんですねー。ダメパパ役があまりにも板につきすぎていて、とても本業がロック歌手とは思えません。あの家の子供に生まれたら贅沢な生活はひょっとしたらできないかもしんないけど、毎日楽しく生きられそう!ハートフルなエピソードに心癒されました。佳作という感じだけど、テレビでやってたらまた観てしまいそうな作品です。 【Minato】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-13 23:04:11) |
3.最後の方で「不覚」にも涙してしまいました。。伊藤歩も室井もなかなか泣かせる演技をします。歌も上手いです。大友のエピソードは本人の演技ベタもあってちょっと押し付けがましかったです。久しぶりに映画で泣きました。 【たかちゃん】さん 6点(2005-03-17 22:46:52) |
2.これが井筒作品!?ていうくらい違うものにビックリしました。しかし、面白かった。 |
1.もっと笑えるのかと思った。でも登場人物の人間模様が上手に描かれていて良かった。 【スペシャルラブ】さん 6点(2002-05-03 03:58:08) |