【ケンジ】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-07-29 09:53:39) |
69.実話が基になっているようで、一応社会派ドラマのジャンルなんだろうけど、 父と子の絆を核にしたシナリオ作りで、ドラマとしてのストーリーに厚みを持たせてます。 しょーもない息子のキャラあってこそのラストの流れが、思わずう~んと唸らせてくれる。 父親役の俳優さんがとても優しそうな顔をしてて、本作ではハマリ役だったかと。 実話ベースでなければもう少し高い評価をつけたいところだが、総体的には良作な映画だった。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-08-14 03:59:37) |
【K】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-06-09 18:19:28) |
67.良いところも悪いところもすべてを見せてくれるからこそ、実話もののすばらしさがある。ダニエル・デイ=ルイス演じるジェリーは決して良い人間ではない。盗みはするし麻薬に手を出すし、素直さにも欠ける。何度も自暴自棄になるがそれがいかにもリアルだ。そのジェリーを見捨てず、あくまで家族を大切に考える父。その父親の姿が、私には亡くなった私の父にも似て涙でだんだんかすんでくる。冤罪ものの映画としては、ショーシャンクをも超えていると私は思う。 まちがいを間違いと認めず、さらなる大きな嘘で真実を歪める不正、私たちはそういう不正に対して、決然と対決すべきだ。感動を呼ぶ名作して賞賛したい。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 9点(2012-01-11 18:14:07) |
66.ピート・ポスルスウェイトはデイ=ルイスと12才しか違わないが、とてもそうは見えない。重厚な父親像そのものである。ジム・シェリダンの演出はここでも観客を煽ることなく抑え気味だが、父子の情は濃く伝わる。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-08-20 00:00:04) |
65.《ネタバレ》 IRAうんぬんよりも父子関係の物語に主眼があるように思った 【マーガレット81】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2009-07-10 21:25:57) |
64.《ネタバレ》 重厚なトーンと俳優の演技力で惹き込むが、全体として焦点を絞りきれていない印象を受けた。材料はいいのに調和していない、というか……。刑務所の窓から灯火を落とす映像は、まとめるために無理に挿入された感じで、感動のクライマックスとしてはちょっぴりぎこちない。D・デイ=ルイス目的で観たからそれなりに満足はした。だが他の映画でもそうだったように、彼の演技に頼りすぎて脚本がバランスを失している。 ところで完全に余談ですが、最近起訴が取り下げられた足利事件、唖然としましたね。この映画は結構前の、しかもIRAに関わる事件であるのに対し、九十年代の日本における政治性のまったくない事件で、拷問のような取調べで自白を引き出していたという……。DNA判定があったとはいえ、暴力による強制的な自白が冤罪を生むのは過去の事例でわかりきっているのに、あまりに前時代的過ぎる。 この映画は七十年代の事件を「英国司法史の汚点」と評していますが、似たような失敗を二十年経っても繰り返しているこの国の司法って、なんなんでしょう。 【no one】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-06-17 22:24:33) |
63.「父に素直になれない子」の心情が痛い。家族の情愛は美しく語られることが多いけど、本当は複雑怪奇なものですよね。同じ監督、主演の作品は「ボクサー」のほうがオススメですが、かつて見たとき、自分がとても疲れていた頃だった記憶があります。借りてたビデオをもう一度見ようとは思わなかったのですが、いつかもう一度改めて見てみたい作品の1つです。 【おばちゃん】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2008-11-03 00:10:09) |
62.無実の罪というありふれた題材だが、時代の背景がそれを後押しして不条理さがとにかく辛い。そして、父と子の関係の描き方もかなり良いです。僕自身が、そんな時代があったという事に実感できればもっとのめりこめたかも。良い映画です。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-10 18:17:24) |
【ホットチョコレート】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2008-03-11 18:45:05) |
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60.こういう題材を扱った映画では一番心に残った作品です。キャストに好きな俳優が多く、それだけでも楽しめました。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2007-07-23 09:43:57) |
59.すっごく重いテーマなんだけど、、なんだこの雰囲気は。ジム・シェリダンの映画らしくIRAを取り扱った映画なんだけど、IRAより警察の陰謀を醜く描いてて無罪ながらもなぜか自由奔放に生きているジェリーにいまいち感情移入が出来ず。父親のジュゼッペのスゴイ熱演に圧倒されたんですが、な~んか心がパッとしないんだよね。。。冤罪の全ては警察の資料隠しってところがあまりに普通すぎたかも。 |
58.《ネタバレ》 観ていく内に感情が昂ってくる映画でした。無実の罪で刑務所に入れられた決して良い関係では無かった父と子が少しずつ解りあっていく様は非常に心打たれました。そして、はじめは自暴自棄になりながらも、最後には無罪を勝ち取るジェリーの成長も上手く描かれていて良かったです。 「ショーシャンクの空に」が好きな方にはぜひお勧めしたい作品ですね。 【TM】さん [DVD(字幕)] 9点(2006-11-23 13:19:23) |
57.《ネタバレ》 出所したあとに、罪を犯した刑事とその家族を暗殺してやればよかったのに。 【承太郎】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-04-03 01:28:21) |
56.《ネタバレ》 これは面白かった・・。授業で観たんだけど、ここまで面白く観られる作品だったとは。音楽の挿入の仕方も上手かったし、チョイスも良い。お父さんが亡くなった時、囚人達が弔いの火を落とすシーンは美しさのあまり鳥肌がたった。てかお父さん役の人、どこかで見たことあると思ったら「ロスト・ワールド」のローランドだ・・。お、お父さん・・!! 【ネフェルタリ】さん [DVD(字幕)] 8点(2006-03-12 00:57:00) |
55.エマ・トンプソンって重い映画には出演しないのかと思ってた。ジョゼッペっで懲りたからってジェリーって名前つけるのもなあ。親子で同じ監獄入るのも、いいのか悪いのか。あの男の人がケネディの娘さんと結婚したって聞いて、なんか更に得したって感じだったのに、別れちゃったの? 【さら】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-03-17 14:13:37) |
54.《ネタバレ》 この映画は、事実の重みも、下手な脚色をすると、だいなしになりかねない、という典型ではないか。、、、、冷厳な事実であっても、娯楽的要素を入れて、稼げる映画にしなくちゃね、という映画製作者の精神に対して、僕は怒りに似た感情を禁じ得なかった。、、、本当にベルファストの屋根の上で棒きれでギター代わりにして狙撃されたのか、本当に拷問しているそばでバースデーケーキ食べていたのか、本当に主人公は父親と同じ監房にいたのか、本当に真犯人と共鳴して監獄で暴動を起こしたのか、本当に判決が出ると何の手続きもなくそのまま法廷から出たのか、本当にジュゼッペの死に接して囚人達はほぼ全員、窓から紙に火をつけ落としたのか、本当にジュゼッペは息子を助けに行って逮捕されたのか、、、、、。この中に事実でないものが含まれているなら、本当の事件を扱ったこの映画で、どれが事実で、どれが事実でないのかがわからなくなってしまう。、、、事実は藪のなかじゃん、事実はあくまで素材じゃん、という考え方も確かにあるのだろう。、、しかし、事実を訴えた主人公、それを信じた父というこの映画の中心的な姿は、事実の重みに拘らない安易な商業精神に晒されれば、霞んで見えなくなるのではないだろうか。この映画を見て、一番悲しい思いをしているのは、父自身ではないか、とさえ僕は思う。 【王の七つの森】さん 4点(2005-03-04 09:14:49) |
53.悲惨な話を見つけたんで、それを映画にしてみましたってだけの映画。アイルランドという国のなんたるかを描かず、さらっと表面だけなぞってある 【永遠】さん 3点(2004-12-29 07:31:11) |
52.自分が冤罪でつかまって、警察に暴行・脅迫されても自白しないだろうか?有罪になって刑務所に入れられても諦めずに無実を主張し続けるだろうか?これほど極端な話でなくとも、日常生活の中で何らかの圧力に屈して諦めてしまったり、不本意な環境にも慣らされてしまっている自分に気づかされる。で、10年、15年と時間が経過していくんだよねえ。 |
51.ジェラードはコソ泥であり父親に対しても反抗するちょっとしたワルである。しかしそこに純粋な悪意があったか、というとそうではない。真なる悪、犯罪者ジョー・マックアンドリューに出会ったことにより無実を主張する為の嘆願を父と共に行う、大きな転機である。ひたすらひたむきに己の正義を疑わず、そして家族を思い続ける父ジュゼッペ。彼の影響も大きい。父の変わらぬ愛が息子を深く包み彼もまたそれに応えたのだ。ジェラードが父親に嘆願運動の協力を申し出るシーンの曲、とても好きです。 【HIGEニズム】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-08-12 03:20:50) |