《改行表示》227.《ネタバレ》 よくぞ完結編を撮ってくれました!シリーズの中で最も評価が低い今作品ですが、私は本作が最も好きです。特にオペラとシンクロさせてアレが撃たれるシーンは素晴らしいとしかいいようがなく、その時のマイケル(アル・パチーノ)の無音の嘆きは映画史に残る屈指の名シーンだと思います。(あくまで三部作を通して見たうえでという前提ですが) 世の中に蔓延るホンモノの悪人というのは表向きは一流の地位を得ていて、何食わぬ顔で堂々と活動しているものです。今作では天下のゴッドファーザーもその地位を欲し、また彼ほどの男でさえも金のうねりに飲み込まれてしまいます。蛇のように気味悪く唸る金の動きが心底恐ろしく、真面目の伝道師のような人たちですら金の為なら何でもしてしまう上の世界(裏の世界)がねちっこく描かれています。円熟期の二代目のセリフ「上に登るほど汚かった」という言葉が非常に意味深くて空恐ろしいです。 ちなみにソフィアコッポラ(メアリー)が不評ですが、あれが超絶美人だったとしてもちょっと違うような気がします。キャスティングって難しいものですが、今回これはこれで正解だったように思います。むしろ最悪なのはアンディ・ガルシア(ビンセント)のほう。彼にはおじいちゃん(ヴィト―=マーロン・ブランド)のカリスマ性とパパ(長男ソニー=ジェームズ・カーン)の無鉄砲さを兼ね備えて欲しかったところですが、それには遠く及ばない小粒風情のまま三代目を継いでしまいます(一応描こうとした努力の痕は見られますが)。また、ビンセントがドンを裏切ったという体で相手側に寝返るシーンも不要だったと思います。パート1のルカの顛末を思うと、ちょっとご都合主義で安易な展開だったと言わざるを得ません。結果、総合的に考えるとやはり彼こそがラジー賞にふさわしいのではないかと感じてしまいました。 トム・ヘイゲン(ロバート・デュヴァル)が出ていないのも本当に残念でした。イタリアンマフィアといえばコンシリオーリ(相談役)は非常に重要な地位で、老いたマイケルと老いたトムが話し合って三代目を決めるという幻の展開も見てみたかったところです。(二人でソニーの息子に決めるなんて胸アツ展開すぎ) ゴッドファーザーシリーズは大人になってから観ると評価が高まると思いますので、若人に無理に勧めてはいけません。折を見て人生の節目に何度か観たい大人向け作品、ブラボーでした! 【アラジン2014】さん [ビデオ(字幕)] 10点(2023-10-03 15:10:39) (良:3票) |
《改行表示》226.《ネタバレ》 再編集版?を観て公開版は何点かな?と見に来たらレビューしてなかった。 多少気なるところはあるけども許せない様な破綻は全く無いので、良い感じの三部作の最後と言った感じですね。 ⅠⅡⅢ を9点8点7点としあえて相対比較にしましたがこれほどの点差は感じていません。 今後の作品でこういう重厚な3部作が制作されることがあるんかな~ そうそう、愛のテーマだけども暴走族がホーンに仕込んで鳴らしてた様に思う。バックギヤに連動してる族な人も居て切り返しで何度も鳴るというダセえ所を目撃したことがある。 【ないとれいん】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-02-15 16:14:40) |
225.《ネタバレ》 独特のセピアがかった色調、ニーノ・ロータのテーマ音楽、そして懐かしい登場人物たち…、映画が始まった瞬間から、そうそう、この世界観よ!と感動したのも束の間、あれっ?マイケルってこんなだったっけ?…結局、最後までその違和感が拭いきれないままでした。いっそデニーロにでもマイケル役を演じてもらった方がしっくり来たんじゃないか。またマイケルの娘役もなんだかなあって思ってたら、後から分かったけど監督の娘さんだそうで…。アンディ・ガルシアは良かったし、ダイアン・キートンやタリア・シャイアなど懐かしい俳優陣も素晴らしかったが、マイケルと娘役のミスマッチのせいでかなり評価が落ちてしまったような。終盤の、オペラと殺人が同時進行して現実がオペラの悲劇をなぞってしまうというあたりの演出は素晴らしいと思いました。 【すらりん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2022-04-03 09:33:08) |
224.因果応報の殺戮が只管展開されていくだけなので、あとは「見せ方」が問題となるわけだが、ちょっと過剰演出かなという印象。 |
《改行表示》223.《ネタバレ》 今となっては想像の世界となりますが、マイケルがその後命を落とす事なくあの歳まで生き続けられていたと言う事は、彼からドンの称号を受け継いでいたヴィンセント・コルレオーレがあの事件以降上手く立ち回ったと考えてよいのでしょうか。そうであったと理解したく思います。 新顔であったそのアンディ・ガルシアとソフィア・コッポラがドラマに新鮮味を与えてくれました。 シリーズ通して一番見易く、好きな人物でなかったマイケルがここで初めて血の通った人間なのだと認識出来ました。哀しみ味わい余生を過ごし一人寂しく朽ち果てる。良き終わり方であったと思えます。 傲慢な男と化したマイケルに嫌気が差したPART Ⅱ 以降、もうPART Ⅲ まで付き合う事なかろうと決めてましたが、やはりどうしても誘惑には負けました。でも今ではシリーズ最期まで見届けた事にとても充実感が残ります。ヴィトー亡き後もタイトルをGod Fatherで貫き通したところ、良き判断であったのではないかと思えます。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2022-02-11 16:22:13) (良:1票) |
《改行表示》222.《ネタバレ》 Ⅰ、Ⅱ、Ⅲのどれも、それぞれが好きだけれども、 前のレビュアーさんも言われているとおり、アル・パチーノがあまりにも変わっていると感じた。 ⅠからⅡのときは、 好青年から冷酷なマフィアにはなっているものの、 マイケルはマイケルだった。 それから16年たち現れたマイケルは、 無意識に「多分こんな感じ」と思っていたマイケルとは大幅にイメージが違っていた。 誤解を恐れず言えば、品がなくなっていた。 どこかチンピラのような香りさえ漂う。 分からない、 16年の歳月で、アル・パチーノ本人がそう変わったのか、 または演じてきた役柄で変わってしまったのか、 もしくは、映画の中のマイケルがそういう人生を歩んできたからか。 その大きな違和感を除いては、やっぱりいい映画だと思う。 最初、酷評だったらしいメアリーも、お嬢様らしさが出ていて、 初見のときから全く気にならなかった。 【クロリン】さん [DVD(字幕)] 8点(2021-10-23 23:17:14) |
《改行表示》221.《ネタバレ》 前2作と比較すると、何か異質な印象を受けた。 トムがいないのも大きいと思うが、物語の中でのマイケルの立ち位置が変わり、 十分かどうかはさておきマイケルの役割をヴィンセントが引き継いだことで、 前2作とは趣向が異なる映画になったことが理由なのかな、と。 「そういうもの」として割り切ってみれば、アリなのかもしれないが、 これで3時間はいささか長く感じる。 とはいえ、メアリーが死んでも特に感じることはなかったが、 マイケルがかつてなかったほど泣き叫び、後に哀愁に満ちた最期を遂げる様子には、 シリーズを通して鑑賞するとグッと来るものがあった。 【2年で12キロ】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-06-24 10:44:13) |
220.マイケルの顔と声がPart IIの続きとは思えないほど変わっていて、同じアル・パチーノだというのに、同じマイケルとは思えませんでした。それにコッポラ家族のメアリーとコニーの出番が多すぎますね。また、ブリジット・フォンダをあんな脇役で起用するとは何とももったいない。ブリジット・フォンダをもっと見たかったです。ただし、アル・ネリが健在なのは嬉しかったです。Part 1ではクライマックスで警官に変装しバルジーニをピストルで殺害、Part IIではだいぶ太ってしまっていましたがフレドをボートの上で殺害、そして本作ではかなり減量したのか体格もPart Iに近い感じに戻りクライマックスでギルディ大司教をピストルで暗殺、と、寡黙ながらもマイケルにはいつも忠誠を尽くすナンバー1部下を好演していました。また、マイケルの実の娘が殺された時の悲痛な叫びも印象深かったです。最後でやっと「大切な人の死」を実体験で理解したのですね。でも、こんな内容のIIIなら作らないでほしかったです。。。 【みるちゃん】さん [DVD(字幕なし「原語」)] 5点(2021-04-28 15:47:02) |
《改行表示》219.《ネタバレ》 シリーズはⅡからⅠへと無限ループする作品だと思ったので、このⅢをどう食い込ませるか興味を持って観た。外伝、後日譚の趣の作品で、すでに作品として完成している前2作と混ぜるより、ゴッドファーザー・サガ(未見)の続きとしてみると良いのかもしれない。 ファミリーのためにマフィアの世界に身を置いたマイケルが合法ビジネスに全面転換を始めた。ファミリーの合法化はマイケルの目標だったと思うので、それを諦めず30余年の時を経てようやく。と思った。 コニーはファミリーの良心だと思ったから、Ⅱの終盤でアンソニーを呼び戻したことを、彼女の中でどう消化していたのか気になった。“フレドの不幸な事故”にして自分を納得させていたんだな。だけどコニー自らザザ暗殺を指示していたのが驚いた。しかも甥っ子のビンセントを使ったのにも、なにかコニーらしくないというか…そう変わっちゃったんだな。と思うところだろうか。 ケイの「アンソニーの“NO”はあなた譲りよ」。そうと決めたら変わらない、変えられない性格だと言いながら、あの時の“NO”は忘れてない。と、シリーズらしさを出している。 ビンセントを見ていると、ソニーが生きていたらとつくづく思う。Ⅱのデニーロ扮するビトーの性格や考え方が、4人の子供に極端に分かれて遺伝したように思う。タラレバだけど、ファミリーがビトー→ソニー→ビンセントと続いていたら、きっとフレドも生きていて、マイケルもコニーも穏やかに暮らせたんじゃないだろうか?トムのその後もどうなったのか、もう少し語ってほしかった。 メアリー…と言うよりソフィア・コッポラが酷評されていたのは覚えている。確か日本公開前から酷評されていて、まるで彼女が作品の足を引っ張っているかのような印象付けだったと思う。完成したときから『良作だけど前2作には及ばず』な評価を想定して、叩かれ役としてソフィアの演技の未熟さを前フリしていたとしたら、フレドを殺したマイケル並みに映画界ファミリーって恐ろしい。 マイケルの最後として見て良かったと思う。若干アクションに寄ってしまった感はあるけど、クオリティの高さは維持していて、決してシリーズの名を汚すような作品じゃない。特にエンディングのダンスの回想は素晴らしい。 【K&K】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2021-02-24 10:49:12) (良:1票) |
218.《ネタバレ》 シリーズを追うごとに魅力がなくなってきます。そもそも一作目からしてはまらなかったので本作は言わずもがな。マイケル歳とったなぁという印象が強い。マイケルは二作目からよくぞここまでの大物に成り上がったものだと感心ではある。 【いっちぃ】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2021-01-28 00:14:32) |
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217.《ネタバレ》 マイケル以外のお年寄りの見分けが難しいのと、メアリーが可愛そうだ。 【さわき】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2020-07-11 18:44:17) |
《改行表示》216.スケールは大きくなっているが、何だかドタバタしている感じがしました。シリーズ最終作ながら、重厚さが全く と言っていいほど無い。やはりロバートデュバルにはでて頂きたかった。だいぶ映画の雰囲気変わったと思います。 惜しい作品です。でも、及第点は十分超えてる作品だと思います。 【代書屋】さん [インターネット(字幕)] 8点(2020-05-11 23:41:19) |
215.《ネタバレ》 失敗作とまで酷評する人までいるのは知っていますが、私が思うにそれは偉大なゴッドファーザー・サーガの最終作という宿命を負っているためで、90年代マフィア・ギャング映画の中では『グッドフェローズ』と双璧をなす作品だと思います。■PARTⅡと同じように、PARTⅢもパラマウントとコッポラの大人の事情(つまり切実にお金が欲しいということ)によって製作が決定されています。本来はトム・ヘイゲンの死というテーマの下で脚本が書かれましたが、ロバート・デュヴァルの降板というアクシデントでまず躓きました。アル・パチーノもギャラでゴネまくっていたのを宥めすかして出演させたそうです。だけどいざ撮影となるとコッポラの情念が詰まったような映画となりました。三部作はどれもパーティーのシークエンスで始まりますが、それぞれのパーティーには込められた意味が違っているというところが、コッポラの構想力の凄みなのかもしれません。そしてキャスティングが強烈で、コッポラの妹タリア・シャイアに続いてソフィア・コッポラをついにヒロインに抜擢しました。本作ではソニーの隠し子・マイケルの甥としてヴィンセントが登場しますが、こうなればこの配役にはコッポラの甥のニコラス・ケイジを起用して欲しかったところですね。でもソフィアとヴィンセントのラブシーンもあるし、実際の従兄妹同士に演じさせるのは不味いとコッポラが判断したのかもしれません。こうなってくるとマイケルはコッポラの分身みたいな感じになりますが、すでに功成り名遂げてハリウッドではまさにゴッドファーザー的な存在であったのでけっこうリアルなのかもしれません。■そして三部作でマイケルとともにサーガを創り上げたコニーが怖いんです。本作では完全にファミリーを陰で支える姐御的な存在になり、その武闘派ぶりがマイケルを苦しめます。そんなコニーですらフレドーの死が事故だったと信じているシーンは、ちょっと衝撃でした。さすがのゴッドファーザー・マイケルも隠し通すしかないんでしょうが、これではマイケルの苦悩が深まるのは必然でしょう。■実際のヴァチカンのスキャンダルと法王の死を巧みに盛り込んだ脚本は、さすがコッポラと感嘆しました。ヴァチカン聖職者をここまで悪役として憎々しく描けるとは、同じイタリア系とは言ってもスコセッシには到底できないことでしょう。それだけ両者にはカトリックに対する思い入れが違うということです。その悪役陣の中でもイーライ・ウォラックの大狸ぶりは光っていました、あれにはマイケルと言えども騙されるのはしょうがないでしょう。■物語はマイケルが父を守ったように、ヴィンセントがマイケルを守る、いわば第一作がタイムスリップしたような展開になっています。でもマイケルは父ヴィトのようにはなれず、愛されることを切望しても憎まれてしまう人生となってしまいました。そして再びシチリアで最愛の女性を失い、やがて父と同じように屋外で大往生するのですが、それはあまりに対照的な寂しい最期です。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2020-02-18 22:29:26) (良:3票) |
214.数十年ぶりに見直したけど、こんなに面白くない映画だったっけ?オペラを絡めることで格調高くなった気はするけど、映画としてはおもろくない。出てくるドンがみんなジジイでぎらついているのはザザだけ。おれはマフィア映画をみたいんだよ。 【センブリーヌ】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-09-06 12:18:10) (笑:1票) |
《改行表示》213.《ネタバレ》 そんな酷評されるほど悪い映画ではないような…。オペラに被せる形で進行するクライマックスは、前の二作と同じくらいに見応えがあり、シリーズ最終作としての役割をきっちりと果たした作品だと思う。 前二作と比較しての弱点はやはりキャスティングだろうか。デュバル演ずるトムヘイゲンがいないのは問題だろう。トムが毎回粛清される相手と交わす空恐ろしくてほろ苦い会話シーンが大好きな私としては、本作でもぜひそれを盛り込んでほしかったのだが、それは叶わなかった。また、アンディガルシアも若きパチーノやデニーロと比較して確かに演技力不足だったと思う(レジェンド級の二人と比較されるのは酷な話だろうが)。パチーノがパート1で見せた衝撃的な目の色の変化や、パート2におけるデニーロの、マーロン・ブランドに寄せつつもカリスマを全身から放出しているような演技に較べ、彼の演技はそういう領域には達していなかったような気がする(かつてのドンたちには遠く及ばない、それがヴィンセントのキャラクターなのかもしれないが)。 ヴァチカンの醜聞を取り込んだストーリーは今から見ても興味深く、また将来に渡っても議論される余地のある脚本だとは思うが、キャラクターバランスを欠いたところが本作の弱みだろう。 【nakashi】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2019-06-12 14:27:55) |
212.《ネタバレ》 じゅうこうな前作、前前作に比べようも無い平凡作。コッポラの映画に衰えを感じた一作。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 5点(2019-01-25 21:41:08) |
《改行表示》211.《ネタバレ》 老いたマイケルの物語と、ファミリーの子供たちの物語を同時に見せるという構成は第一作を踏襲したものであり、第一作でファミリーを継いだマイケルが、今度は後進を育成する側に回るという点がなかなか興味深かったのですが、残念なことに彼とヴィンセントの間のドラマはうまく流れていません。ヴィンセントは、登場場面こそ父親ソニー譲りの狂犬ぶりを見せて「こいつはちゃんとしつけねば」と観客を大いに不安にさせるものの、その後はさほどの暴れっぷりを見せることもなく、気が付けば三代目ドンの座に納まっているのだから、そこに感動も何もないのです。演じるアンディ・ガルシアの力量にも問題があって、第一作のアル・パチーノはドラマの進行とともに表情がどんどん変わっていき、普通の青年から大ファミリーを束ねるドンへの変貌ぶりをきちんと体現できていたのに対して、ガルシアには最初から最後までこれといった変化が見られませんでした。 1979年に発生したローマ法王暗殺疑惑をそのまま当てはめた本作の展開は、スケールが大きすぎて逆にピンとこなかったし、敵がまったくキャラ立ちしていないために、マイケルが一体誰と戦っているのかすら見失いそうになりました。芸術面でも娯楽面でも前2作からかなり後退したと言わざるをえません。 唯一興味深く感じたのはラストであり、一時は世界の権力中枢に迫るほどの勢いを持っていたマイケルがたった一人で亡くなる様は、孫との戯れの中で亡くなったヴィトーの最期と好対照をなしており、マイケルが最後の最後まで孤独な人間であったことを浮き彫りにしています。 【ザ・チャンバラ】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2017-03-18 02:49:31) |
210.バチカンにオペラと雰囲気だけは重厚だけど、ストーリーがとってつけたようで中身がついて行っていない感じ。ソフィアよりアル・パチーノの方がラジーっぽかったけどとにかくお疲れ様でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-01-17 23:22:55) |
《改行表示》209.マイケルがこういった生涯を送らざるをえない、ということの表現がこの作品。 苦悩がほとんどで、これまでのように何らかの高揚感を描くことが出来ない。よって、さすがに前二作品に比べると評価が下がるのは仕方ない。 終盤のオペラはとても映画らしく、まさにお金を払って観てもいい、と感じる。 最後のシーンは秀逸だ。最後に彼自身は「普通の人間」に戻ったのだ...と思うしかない。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-01-03 19:58:55) |
《改行表示》208.《ネタバレ》 中盤過ぎまでは、守りの話。しかもマイケルが罠にかかっての話なので面白みがなく、かなりだれましたが、やはりあのラスト。 マイケルのなんともいえない悲痛な叫び(おそらく精神的にあの時点で死亡でしょうね)、それからボロクズのように死んでいく姿……………… (カヴァレリア・ルスティカーナを舞台で演じてるのはすごく心憎い演出ですね。パート2で父が街のボスを殺し、ファミリーを立ち上げたのが復活祭で街が賑あう最中でした。 そして今、同じ復活祭が舞台で演じられ、その直後マイケルが全てを失っていく。あざといと言っちゃあざといんだけどなかなか) 平成28年6月 コッポラさんの娘さんがかなり評判が悪いみたいだけど、なぜかなあ?ご承知のように女優のルックスに関してかなりうるさい自分から見て、まあ確かに鼻はでっかいかなとも思うけど、なかなか綺麗な目をしてるんじゃないかな。 ストーリーも少なくともパート2の現在部分よりは面白かった。1にしろ2にしろ守るときは守る、攻めるときは攻める、ってはっきり分かれてるのに対して、3のラスト近く、いつもの通りマイケルの絵図通り攻めが進んでいく一方でじわりじわりと、彼の身に危険が迫ってくる、なかなかスリルがあってドキドキしました。 そしてあのマイケルの精神的な死から、実際のボロボロになっての死への流れ、3部作のラストを飾るにふさわしい、名演技、名シーンでした。 【rhforever】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2016-06-07 19:21:54) (良:1票) |