114.《ネタバレ》 パニック映画は好きなジャンルの一つですので、点数は甘めになります。 本作はパニック映画としてのバランスが非常に良い作品です。酸性化する温泉に、にごる水。プロローグで火山噴火の恐ろしさを体感し、大切な人を亡くしている主人公だからこそ、噴火の予兆に過剰に反応するプロットに説得力が生まれています。そしてそこで当然生じる関係者各位との軋轢も自然で良いです。もちろんそのために初動が遅れ、危機的状況が訪れるというパニック映画の定石を踏んでいるわけですが、だからこそ面白い作品だと言えそうです。 ただ、主人公のハリー、レイチェルとその家族にスポットをあてすぎたために、パニック映画としての醍醐味に欠ける部分もあります。不特定多数の人々の災害時における状況を映してこそのパニック映画だと思っています。そういった意味では空間の広がりやスケールの大きさに、物足りなさを感じます。 また、山から降りようとしない祖母がその理由を語らなかったり、火山を研究しているプロの地質学者が車で溶岩の上の走りきろうとしたり、少々演出に強引さが感じられます。無理矢理作られた人為的な危機的状況というものは、『ハラハラ』というより『イライラ』しちゃうものです。 とは言え、祖母の家に溶岩が押し寄せてくるシーンなど、映像だけでもかなり怖いシーンがありますので、それだけでも本作に関しては『一見の価値アリ』と言えそうです。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-12-08 02:18:31) (良:2票) |
113.なんつーか、運に身を任せすぎ。川や溶岩のなかで「いけー!!動けー!!」と車に怒鳴ってたのは激しく閉口。ボンドカーじゃないんだからさぁ。 【ガーデンノーム】さん 4点(2003-12-10 09:30:34) (笑:2票) |
112.火山爆発を題材にしたパニック映画。 場面があちこち飛ばないので観やすいし、人間関係も判り易い。 SFXを駆使した映像はなかなか迫力があるけど、ドラマとしてはもう一つ。 予定調和をこなしているようで、あまりハラハラしない。 パニック映画というよりは、どちらかと言えばヒーロー映画を観ているような感じ。 万人向けのエンタメ映画。 【MAHITO】さん [地上波(吹替)] 4点(2011-08-13 15:24:20) (良:1票) |
111.《ネタバレ》 犬生かして婆死なす。ずっとラフィーが気になってハラハラしていた分際としましては、ヨシと言える分野です。 &タイヤが溶けなかった理由と致しましては、、、しましては、、いや、なんでもないです。言いかけたことはなかったことにしてください。ひとにはフォローができる事と、できない事があるのです。この場合は、もちろん後者です。ラフィーさえ助かったんだから それでヨシと致しましょうよ お犬助かりゃ後は何でもよろし。この際、ちっさなことは気にしない。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-01-17 19:33:45) (笑:1票) |
110.こういったパニックもの大好きな私にとっては、どうしても甘めな点数になってしまうが、「ポセイドン・アドベンチャー」にしろ「日本沈没」にしろパニック映画の名作というのは“何か”が起きてからのカタルシスが重要なのではなく、それが起きる前までの予兆の描き方が緻密だからこそ面白いのだ。そういった意味では本作はその部分をよく心得ている。噴火が起きる前に湖で若いカップルが茹で上がって死ぬシーンで恐怖感を煽りつつ、一度火山の噴火をスカすというのも緊張感を持続させる演出として良いと思う。そして噴火後の畳み掛けるような街の破壊描写は想像以上の迫力だった。が、後半になるにつれ無理のある展開が目についてしまったのも事実。いくら何でも子どもが運転して山に登るなんて言うのは無理があるし、いきあたりばったりの行動も目立つ。それさえなければ、もっとおもしろかったんだけどなあ。 【ドラりん】さん [DVD(吹替)] 7点(2009-06-11 19:34:32) (良:1票) |
109.前半はジョーズ型、気配で引きずっていく。評判を落とすから情報は伏せよ、と言われる科学者、とか。こういうパニックの前兆ってのは、やっぱりワクワクする。熱湯となる温泉、濁る水道。一度空振りになるかと思わせて噴火する。ここまでの段取りは正しく、いいのだけど、噴火ってのはどうもあんまりパニックとして芸がないというか、酸化した湖でボートが溶け出す、なんてぐらいかなあ、全体が暗い中で進行してるのも、もどかしかった。暗いから、溶岩の流れは強調できて良かったが。こういうパターンでは、だいたい“聖所”に立て籠もって救出されるってのがハリウッドは好きで、このころでは『ツイスター』とか『デイライト』もそうだったけど、つまり非日常の出来事からまた日常に復帰するというより、非日常をバネに何か特別の場所へジャンプする、ってプロットがアメリカ人にはしみ込んでいるらしい。飼い犬が助かり、姑は死ぬ、ってのはハッピーエンドと思っていいのか。最初の地震の時のセリフ「まだこれは咳払いよ、これから歌いだすわ」ってのがいい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2009-04-22 12:00:07) (良:1票) |
108.《ネタバレ》 木曜洋画劇場で見たかったのは内緒。残念ながら私の環境じゃ見れないもので・・ むちゃくちゃなシーンが多いのが減点(せっかく主人公たちに助けてもらったおばあちゃんが特攻して死ぬ、溶岩の上を車で乗り切った等) 結局途中で死ぬあのおばあちゃん助けにいかなきゃこんな危険な目に遭わずにすんでみんな逃げ切れて映画終わったでしょうね。そんなこと言うのは禁句でしょうけど・・ 【ラスウェル】さん [DVD(吹替)] 5点(2008-07-12 01:06:30) (良:1票) |
107.しょぼい犬がでてきたり,おばあちゃんが意味もなく勇敢だったりと,合間に数々のお笑い地点があるので,せっかくリアルで大迫力の噴火シーンがあるのに,どうにも安っぽい印象しか残らなかった。よかったところは,ピアース・ブロスナンの必死にリンダ家族を守る姿で,頼れる理想のお父さんという感じで,ボンドの時よりもかっこよく思えた。 【さそりタイガー】さん [地上波(吹替)] 5点(2008-06-14 22:08:56) (笑:1票) |
106.前半が異様に退屈で、やっと噴火がはじまる後半に大期待だったんですが、後半もつまらない・・・。あのばあさんとか、ガキどもとか、犬とか、車とか。あと、調査隊のリーダーが「遊星からの物体X」で頭から足が生えてた人だったので、画面に映るたびに笑ってしまいました。子供は勝手に車を運転してガンコばあさんを迎えに行くわけですけど、「もういい加減にしろ」って感じで、その後の災難が全部自業自得にしか思えないんですよね。「ブロブ宇宙からの不明物体」みたいに、子供のうちの片方を殺してしまえば盛り上がったんですけど。そういえば、プロデューサーのゲイル・アン・ハードってのはジェームズ・キャメロンの元妻、そんで主演のリンダ・ハミルトンは当時のジェームズ・キャメロンの奥さんでしょ。アメリカ人ってのはわかりませんわい。 【ザ・チャンバラ】さん 3点(2004-07-13 15:40:54) (良:1票) |
105.セント・ヘレンズ山の大噴火の直後に作られた「セント・ヘレンズ」という映画がありましたが、「ダンテズ・ピーク」は、そのリメークと言える作品のようですね。どちらも協調性に欠ける科学者に子どもを連れた女性との恋愛が絡む(前者は実話通り科学者が死にますが)。もっとも、「セント・ヘレンズ」の特撮がいかにも安易で噴火・山体崩壊のリアリティはまったくなかったのに対して、「ダンテズ・ピーク」のほうは、火山学者が見れば多くの過剰な演出があるでしょうし、災害時に生まれ育った土地を離れられないごく自然な住民感情をお婆さん一人に代表させたところは賛否両論ですが、火山災害の怖さを一般に伝えるには十分と言ってよい迫力と臨場感があります。一連の火山活動自体が現実的で十分にドラマチックなので、敢えてストーリーは先を読みやすくシンプルなものにしたと考えれば制作者の意図も分かります(その点、「ボルケーノ」は突飛すぎて、もう少し脚本で怖さを盛り上げてほしいと感じました)。パニック映画で、パニック自体に脚本がどう関わるかというのは難しい問題ですが、「ダンテズ・ピーク」は、その点で成功している部類ではないでしょうか。 【こがらし】さん 7点(2004-03-24 01:13:17) (良:1票) |
|
104.《ネタバレ》 街1つがなくなっちゃうような大状況を描いた映画なのに、後半はたった4人の人間がいかに逃げるか、なサバイバルな展開、それって違うんじゃない?って思いました。こちらが見たいのは、その大状況がどう推移して街のみんながどうなっちゃうのか、ってトコなのに。にげろ~、あぶない~、たすかった~、めでたしめでたし。いや、町長と、危険を警告にきた地質学者が、めでたしで終わってたらマズいでしょ~よ。一大事を前に、今そこにある危機を乗り越えるだけの展開、なんかまるで「世界崩壊の序曲」のリメイクみたいですわなぁ。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 4点(2003-12-10 22:34:12) (良:1票) |
103.火山大国の日本に住んでいるせいでしょうか、見終わった直後の感想は、みんなバカだなあ、でした。あのお婆さんの心情がいちいち不自然で、全く共感できません。そうまでして家に残らなくても…。 【Ronny】さん 3点(2003-12-07 01:39:59) (良:1票) |
102.同時期に公開された『ボルケーノ』と、どーしても比べてしまいますね。こちらの方が慎重に話をすすめて見えますけど、ツッコミどころが多いのはこちらも同じ。だったら、エンターテイメントとして盛り上げに盛り上げる『ボルケーノ』の方が面白いと思います。 【ウメキチ】さん 4点(2003-11-12 16:22:55) (良:1票) |
101.《ネタバレ》 (1)今から災害が起こると分かっているのに、何で住民を一箇所に集めるの?(それだけで死者出るよ?)(2)看板やビルの壁が吹き飛ぶほど揺れているのに、何で人々は平気で走って逃げ回ってるの?(そもそも立つこともできないはずでは?)(3)君は個人的関係から町長の子供を迎えに行ったりする前に、すぐに観測所に戻るのが任務ではないのか?(4)しかも、災害が今発生しているときに、車で街中を移動するなよ。二次災害が起きるだけだよ。・・・突っ込みどころ満載です。 【Olias】さん 3点(2003-08-25 03:43:08) (笑:1票) |
100.ボルケノの方が面白いと思いました。完成度ははったはったですけどね。なんというか…こっちは火山で噴火が起きるシチュってのがあまりにも現実的すぎて、都会の中を溶岩が流れるボルケノの非現実性に比べてインパクトで劣っちゃうのが原因だと思うんですよ。それにしてもこの映画中の車のタイヤって物凄い耐熱性能ですねぇ(w 【グリギンドン】さん 5点(2003-03-19 19:51:03) (良:1票) |
【TERU】さん [インターネット(吹替)] 6点(2024-03-20 20:19:53) |
98.パニック映画として安心して見られる。噴火に至るまでの経緯は丁寧で、噴火してからSFXで見せてくれます。 【センブリーヌ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2023-01-08 23:29:46) |
97.火山噴火パニックものとしての映像はなかなかの迫力。噴火が起きるまでお決まりの展開なのはまぁ良しとして、起きてからの無理筋に興醒め。リンダ・ハミルトンを町長としたのが大間違いで、映像に見合わないスケールのちっちゃい話になってしまいました。サラ・コナーとジェームズ・ボンドの共演だっただけに残念。 |
96.町長が主人公ということでもうちょっと政治的・社会的な内容に期待したのだが、単なるファミリー避難&英雄活躍モノになってしまった印象。ただし、映像的にはそれなりに見応えはある。また、火山噴火ももはや映画の世界ではなくていつ起こるかもわからないので、それなりにリアリティをもって見ることができる。たぶん生きてる間に富士山も噴火するんだろうし。 |
95.やたらと爆発するのは柔らかく捉えておいて。。。 王道的なストーリーだな、と思えるのは それほどこの種の映画が出来て観てきたからだろう。 子どもがばあちゃんを、ばあちゃんが家族を救おうとする、 そんなシーンというのは幾度も観てきてしまったけれど、 この映画ならではの話というものは確かに感じられたし、 老若男女みな頑固なのが良さだな、と。 古いとは言わないが、今、あまり見えない良さがあると思った。 【元祖】さん [インターネット(字幕)] 5点(2021-12-25 23:00:09) |