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とらやさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2102
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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1.  恐怖のメロディ
今やハリウッドの生ける伝説、巨匠イーストウッドの初監督作です。 この時代に既にアメリカではストーカーが世間に広く知られるものになっていたのかは分かりませんが、 「危険な情事」といった、その後の作品に影響を与えたと思われる内容になっていることに驚きます。 中盤あたりはテンポが悪くなりますが、イーストウッドの音楽の趣味が垣間見えてそれもまた良しです。 まだまだ西部劇でも強い男を演じていた頃でもあり「ダーティハリー」の記念すべき第1作と同年の初監督で演じた男が 女に対してちょっと脇が甘く、ここまで女に追いつめられる男であったというのが今に見直すと少々意外な感じがします。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2020-11-13 20:56:35)
2.  恐怖省
戦時中製作のフリッツ・ラングのナチスが絡むスパイサスペンスだけに、 「恐怖省」というタイトルからして、他の同時期のラングの作品同様の凄味のある作品かと思っていたのですが、 意外にも気軽に見ることができる小気味いい巻き込まれサスペンスでした。 巻き込まれサスペンスと言えばヒッチコック。 本作も巻き込まれた一般人の主人公と、事件の渦中で出会う女とのロマンスを絡めているあたりも ヒッチコック・タッチの巻き込まれサスペンスとなっています。 それでも冒頭の「自由国家の母の会」なる団体が開催する慈善バザーから全編にわたり 作品を支配する不穏な空気にはヒッチコックのそれとは一味違うものを感じます。 しかし、危機を脱した愛し合う2人の何事もなかったかのようなハッピーエンドのラスト。 「ケーキも用意しなきゃ!」「何!ケーキだと!」のユーモアを交えたラストには意表を突かれたのでした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-12-07 20:18:02)
3.  救命艇
少し離れてボートの全体像をとらえたりすることもなく、カメラも登場人物と共にボートにとどまり続ける密室劇。 救助された一般人だけでなく、彼らが乗っていた船を撃沈させたUボートの乗組員が1人加わることによるサスペンス。 ドイツ語を解する人物が1人しかいないという設定もいい。 男が多数を占めるこうした海難もので女性が主人公となっている作品ですが、 戦争中の作品特有のサスペンスと共に海難サバイバルサスペンスとしても時代を考えれば健闘している作品だと思います。 その主人公を演じるタルーラ・バンクヘッドが圧倒的なオーラを放つ。 彼女が素足で隣にいる男の気をひこうとする演出なども、中盤のいいアクセントとして機能しています。 戦争中や終戦直後のヒッチコック作品にはいくつか、本作のように当時の敵国ドイツが登場する作品がある。 当時のイギリスはナチスとの闘いの真最中であり、ドイツ人が登場する他の作品と同様に 本作でも当然のように悪として描かれている。ドイツの船が簡単にやられてしまうラストも含め、 イギリス人であるヒッチコックの当時の思いが本作でもやはり作品の中に表れています。 ボートの外は何もない大海原という密室劇で、今回はどうやってカメオ出演を果たすのだろうと思っていたら、 まさかの新聞広告の中にご登場です。それもダイエット薬の広告のモデルでご登場とは・・・。 ヒッチコック独特のユーモアを出す場面が限られた作品の中で、クスッとさせてくれるご本人の登場シーンでした。
[DVD(字幕)] 7点(2019-02-17 15:23:17)
4.  疑惑に抱かれて 《ネタバレ》 
リーアム・ニーソンの映画でなければ興味も持たなかったであろうビデオスルーに終わった作品ですが、 ニーソン演じる私立探偵の男が、ある殺人事件で逮捕され冤罪で死刑判決を受け、絞首刑執行目前で容疑が晴れて、 真犯人が逮捕されて、と思いきや・・・。無理はありますが、最後まで的を絞らせない。 今も第一線でアクション・サスペンス路線で主役を張るニーソン。 本作は91年の作品ですがこの後今に至るまで、この人は年齢を重ねるほどにいぶし銀の渋みが増している。 もう1人、最近お目にかかる機会が無いですが、ローラ・サン・ジャコモもまた魅力的。 ミステリ・サスペンスとして予想以上に楽しめる作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2018-07-28 17:02:22)
5.  キンダガートン・コップ
この頃のシュワちゃん、何本かこういうコメディに出ているんですけど、どれもいいんですよね。 多少ぎこちなさを感じたりもするのですが、それがまたコメディの中でいい味になっていたりします。 子どもたちとの絡みもうまくいっているのかどうか微妙なんですが、それもシュワちゃんのコメディならではのほのぼの感があります。 近年のシュワちゃんは「エクスペンダブルズ」や「大脱出」でスタローンと組んでまだまだ元気なところを見せてくれていますが、 今度は昔の仲間が集まって大いにワル乗りするアクションコメディなんていかがでしょうか・・・?
[CS・衛星(吹替)] 6点(2017-05-02 11:15:35)
6.  教授のおかしな妄想殺人 《ネタバレ》 
人生に悩める哲学を教える大学教授と、彼を慕う女子大生と、そのカレが登場する序盤の展開。 この3人の三角関係を軸にした、アレンお得意のロマンティックコメディかな?と思いきや、さにあらず。 「重罪と軽罪」(アレン監督作の中ではかなり好きな作品です)以降、近年は「マッチポイント」や「夢と犯罪」でもお馴染み、 これもアレンのお好きなパターンの1つである”罪と罰”をテーマにした、軽いタッチながらもシリアス系の作品。 それにしてもこの大学教授、大罪を犯してもまるで罪の意識を感じていない。 それどころか、人生に悩める彼が殺人を機に生きる意味を見出し、生き生きとしてくるという皮肉。 しかし完全犯罪をやってのけたはずの彼にもアレンは本作でもやはり罰を用意する。 ヒロインを手にかけようとしてあっけなく落下してしまうラストはヒッチコックの「疑惑の影」を思い出す。 アレンさん、やっぱりこのパターンがお好きなんですね。 微妙に軽いタッチで描いていますが、このテーマである以上、がっちりシリアス系にしてもよかった気がします。 前作「マジック・イン・ムーンライト」に続いてヒロインを演じたエマ・ストーン。 スカーレット・ヨハンソン以来、久々にアレン映画のヒロインを続けて演じることとなりましたが、 エマ・ストーン、新たなアレン映画のミューズとなっていくのでしょうか・・・?
[映画館(字幕)] 6点(2016-07-13 21:53:13)(良:2票)
7.  ギリシャに消えた嘘 《ネタバレ》 
ヒッチコックやルネ・クレマンといった巨匠も映画化したパトリシア・ハイスミス原作の見事な映画化。 古代遺跡と風光明媚な島々からなるギリシャの風景を活かした美しい画作り。 度々挿入される新聞に警官や群集、入り組んだ街並みがサスペンスの空気を効果的に作り上げています。 登場人物は詐欺事件を犯したことに端を発し、逃避行を余儀なくされたアメリカ人夫妻と 旅先で夫妻と関わることになった1人の青年の3人のみといってもいい。 しかし3人の間に絡み合う嘘と秘密と、逃避行の過程で彼らの関係と心理が移ろいゆく様を 徐々に彼らを追い詰めていくかのごとく描き出していく。 逃避行と、3人の不安定な関係。この2つのサスペンスのバランスも実にいい。 知名度は低くてもいい映画がまだまだ沢山あるんだと改めて思い知らされる一作です。
[DVD(字幕)] 9点(2015-12-27 15:51:46)(良:1票)
8.  紀元1年が、こんなんだったら!? 《ネタバレ》 
冒頭、毛皮を身にまとい、狩りをしたり木の実を取ったりしたりして暮らす石器人のような人々。 恐竜は登場しないまでも、「恐竜100万年」や「おかしなおかしな石器人」のようなラインにある作品か? それともジャック・ブラックの映画なのでそれらをちょっとお下劣にしたような感じか?と思って見始めたのですがさにあらず。 禁断の実を食べたJBとその相棒が村を追われて以降、旧約聖書の登場人物や地名などが次々と出てきます。 「ジャック・ブラック、旧約聖書の世界を冒険する」といったところでしょうか。 JBの映画なので聖書が分かってないと難解であるとか、そんな雰囲気は全くありません。 分かっていると、思わぬ奥の深いギャグがあったりするのかもしれませんけどね。 それでもやたら勢いがあるJBと彼の勢いに振り回される相棒、そんないつものJB映画でお馴染みの楽しさも十分にあります。 ただ、旧約聖書という本作の世界観とJBのいつものノリ、相性はあまり良くなかったと思います。
[DVD(字幕)] 4点(2015-11-13 22:27:13)
9.  キングスマン
作中に何度か引用された、おてんば花売り娘がレディへと華麗なる変身を遂げていく「マイ・フェア・レディ」。 本作ではグレかけていた主人公の青年が、最後は今は亡き父と師匠の遺志を受け継ぐかのように立派な英国紳士になっていました。 数々の秘密兵器も革靴に傘に、どれもこれも英国紳士然としていて、いちいち凝っている。 コリン・ファースはますますこんな英国紳士然とした渋みのある役が様になってきました。 しかし作品の世界観はなかなかブッ飛んでいます。それを体現するサミュエル・L・ジャクソンの狂気の大富豪キャラもいい。 僕が苦手とする結構グロい描写もあるのですが、それでも面白い映画でした。 終盤の手に汗を握る大作戦、そこにホッと一息つかせるようなユーモアの挿入もまた良し。 特に拉致された王女様。最後はあんな使い方をするとは思いもよらなかったです。 ここで使われる挿入曲”slave to love”の使い方、いいセンスしています。イギリス映画らしい選曲。 でもこの曲を聴くと、なぜかいつもワインかブランデーグラスを傾け、1人悦に入っているブライアン・フェリーの姿が思い浮かんでしまう。
[映画館(字幕)] 7点(2015-10-01 17:57:06)
10.  危険な情事
微塵も楽しさがない映画ですが、よく出来ている映画だと思います。 いつどこからグレン・クローズが現れるか分からない雰囲気作りが見事で2時間の間、作品から全く目が離せない。 特に終盤、バスルームで妻が湯気で曇った鏡を拭く。そこに背後から現れ鏡に映る彼女の姿。 それとその後、息絶えたと思った彼女が不死身のごとく復活するラスト・・・。 ちょっといきすぎの感もある、まさにホラーの演出ですがこの彼女の姿にはゾッとさせられます。 現実の世界でも起こりえるホラーの世界。だからこその迫力が本作にはあります。 この頃のマイケル・ダグラスは本作や「氷の微笑」のような映画がよくはまっていました。 カッコいい人だと思うし、富も地位もある役がよく似合うのですが、この人が持つ独特の微妙にチャラい雰囲気。 こんな映画のこんな役がハマリ役でもありました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2015-09-23 00:23:49)
11.  きっと忘れない
幼い頃に父に捨てられた若者と、幼い息子を過去に捨ててしまった浮浪者の男がひょんなことから出会う。 その心の交流を描いたヒューマンコメディ。 他の映画でも感じられますが、若い頃のブレンダン・フレーザーはこういういい奴の役がよく似合います。 一方のジョー・ペシ。ロビン・ウィリアムス系の役どころですが、 (ロビンも本作のちょっと前の作品でよく似た役をやっておりました) ペシもさすがに味わいのある演技を見せます。 学識のあるところを見せ、ハーバードの教授を黙らせてしまう持論を展開し、学生から拍手喝采を浴びるシーンは本作の見せ場の1つです。 作品としては特に序盤はもうちょっとフレーザーとペシとの絡みで笑わせるドタバタ系の要素があっても良かったと思いますけどね。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2015-08-10 11:40:28)
12.  記憶探偵と鍵のかかった少女 《ネタバレ》 
妻を亡くしたショックからまだ立ち直っていない、自身も不安定な精神状態にあった記憶探偵ジョン。 結局は彼は嵌められる運命にあるんだろうな・・・。というのは普通に想定される落としドコロ。 それだけならアナは目の前に現れた中年男をいいように利用し陥れただけで終わってしまう所ですが、 ラストの“thanks you”には思わずニッコリとさせられました。 最後にこれがあると無いでは鑑賞後の余韻が全然違うものになっていたでしょう。 ミステリアスな作品の雰囲気にアナ役のタイッサ・ファーミガがピタリとはまっている。 彼女を見たのは多分初めてだと思いますが、今後注目の1人になりそうです。
[DVD(字幕)] 5点(2015-06-27 01:22:29)
13.  キッズ・オールライト 《ネタバレ》 
一風変わったテイストの家族のドラマ。 それもそのはず。2人の親と、姉と弟の子供2人。親は2人とも母親。 レズビアンの夫婦と、精子提供者によってこの世に生を受けた2人の子ども。 そこに現れる、精子提供者の男。このちょっとフクザツな相関図が面白い。 この男、作中の台詞にもある通り生物学上には父親ですが、家族としては非常に複雑な存在。 この男の登場により、家族にも微妙な空気が流れ始めます。 男と女、親子、家族、「父親」・・・。 ここまでの展開と人間関係、家族の関係の見せ方はなかなか面白い。 この男と家族が一定の距離間を保っていれば問題は起こらなかったのですが、 その距離間をどんどん詰めていく。そして事情はよりフクザツに・・・。 家族の絆が強まったラストはいいでのですが、 この男と家族の後半の絡め方とその顛末には何とも釈然としない思いが残る作品です。
[DVD(字幕)] 5点(2015-03-12 19:58:56)
14.  帰郷(1978)
同じ年の製作である「ディア・ハンター」と重なるものを多く感じる作品です。 戦場のロシアンルーレット、ニックの壮絶な最期など見る者に強烈なインパクトを残す「ディア・ハンター」と比較すると、 終盤までは淡々と帰還兵と夫の帰りを待つ女の日々を綴る本作は地味な存在ですが、 両作品とも、心に、身体に、傷を負った帰還兵と夫や恋人の帰郷を待ち続ける女、 その心の奥を描き出した素晴らしい作品であり僕にとってはどちらも甲乙つけがたい映画です。  本作はジェーン・フォンダとジョン・ヴォイトのラブストーリーを軸に展開していきますが、 出番は少ないもののブルース・ダーンの存在が効いている。 ラストのヴォイトのスピーチがいい。 その強烈なメッセージと交互に挿入されるブルース・ダーンの姿が哀しい。 当時の空気が感じられるような挿入曲の使い方も素晴らしい。 80年代以降も様々なアプローチ方法でベトナム戦争を扱った映画は作られ続けますが、 当時の空気が伝わって来るかのようなこれらの作品には独特の悲しさが感じられます。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-02-15 15:51:40)
15.  キンキーブーツ 《ネタバレ》 
いかにもイギリス映画らしいハートウォーミングなコメディです。 崖っぷちに追い込まれた靴工場の後継ぎの息子と、 いつクビをきられてもおかしくない工場労働者と、 社会から偏見の目で見られながらも力強く生きるドラッグクイーンが工場再建に一致団結する。  先代の代から工場で働いてきたおじさんやおばさんのベテラン職人たち。 工場が息子の代に変わり関係がうまく行かない序盤から、 次第に互いに信頼関係を築いていく過程も無理なくテンポ良く乗り切っています。  靴の街ノーサンプトンの町工場。何気なく腰掛けて作業しているように見えるおじさんもおばさんも、 実はみんな長年働いてきた、その分野では凄腕の持ち主。そんな労働者達の表情がいきいきと描かれています。 イギリス映画らしく、地元の産業を支えてきた名も無き人々を描くその視線があたたかい。  そんな中に挿入される、後継ぎ息子の周りにいる2人の女との関係も巧く描かれています。 実話モノだけにベタなストーリーですが、こんなベタで元気がもらえるような実話があったことが嬉しくなる作品です。
[DVD(字幕)] 8点(2015-01-10 20:13:51)
16.  キャノンボール 《ネタバレ》 
公道爆走おバカコメディ。僕が好きなジャンルの1つです。 これもアメリカ映画のお家芸の1つ。 ただ、本作は出だしで躓いているのが勿体ない。 こういう映画は、レースに参加する登場人物紹介はほどほどに、 さっさとスタートを切ってもらいたいんですが、そこまでが非常に長いのが惜しいです。 レースが始まってからはそれなりに面白いので。 シナトラ一家からはサミー・デイヴィスJrとディーン・マーティン。(2では御大自らも登場されましたね)自身をパロッているロジャー・ムーア。 主演のバート・レイノルズにハル・ニーダムのカメオ出演は「トランザム7000」へのリスペクトでしょうか? ジャッキーも楽しそうだったし、この豪華キャストをみているだけでも楽しい。 ただし、映画の面白さとしては「トランザム7000」の圧勝でしたけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2014-07-18 12:35:52)
17.  9か月 《ネタバレ》 
長年同棲してきた恋人が妊娠しても煮え切らない男。ヒュー・グラントはいつもの鉄板の役どころ。そのお相手はジュリアン・ムーア。常に微笑みを絶やさない彼女が可愛くて綺麗でした。  そんな煮え切らないヒューは彼女に愛想を尽かされ出ていかれてしまいますが、その後の超音波ビデオを見るシーンが効いている。それを見るヒューの表情がいい。ここを境に彼の心の中に父になる自覚や喜びが出てくる。赤ちゃんの誕生と共に、新たな家族が誕生するまでを描いたハートフル・コメディです。  こんなドラマはクリス・コロンバスの得意とするところであり、この頃の彼のこんな映画にはいつも子ども達がいて家族がいて、誰とでも気軽に見ることができる作風の中に家族の良さを感じさせてくれます。  登場は前半のあれだけ?と思っていたロビン・ウィリアムスが再登場してうまく絡んでいたけど、終盤は必要以上にドタバタコメディになってしまいましたね。それでも、出番は少ないですがさすがにロビン。登場シーンではしっかり笑わせてもらいました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-12-25 18:21:51)(良:1票)
18.  キス&キル 《ネタバレ》 
「ナイト&デイ」、「デート&ナイト」などと同じく「○&○」という近年流行りの?邦題がついた男女2人が主人公のアクション・コメディ。  本作もラブコメ・ホームドラマ・スパイ・アクション・サスペンスと盛り沢山の内容です。前半はサスペンス要素はほとんど無いラブコメ&ホームドラマ。アシュトン・カッチャーの正体が明らかになって以降は一転、2人を狙う刺客が次々に現れるアクション・サスペンスと作品のテンポはなかなか良く、退屈すること無く楽しめる暇つぶしにもってこいの作品。  敵はいつどこから現われるか分らない。友人、隣人、すれ違う人、皆が刺客に見えるという後半の展開はもっと面白く出来たと思うのですが、今一つ盛り上がらないまま終わっちゃいました。  終盤は2人の前に現れるほとんど全ての人が刺客。「こいつは刺客なのか、ただの友達か隣人なのか」と、見る者をちょっとじらせてくれるだけでも全然違ってくると思うのですが・・・。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2013-07-21 15:15:15)(良:3票)
19.  キラー・インサイド・ミー
本作のケイシー・アフレックは凄かった。彼が演じた男の行為の数々は勿論のこと、無表情、弱々しい声などの全てが見事なまでの抑揚のない演技で見る者に不快感や嫌悪感を与える。  周りはみんな自分のことを知っていて、(本作の場合表の顔と言うべきでしょうか)過去から今に至るまで誰かがどこかでつながっている。大都会の片隅で起こった事件ではなく、みんな顔馴染みという中西部の狭い田舎町という舞台設定も重要なポイントだったと思います。  序盤にケイシー自身が「この町には悪党なんていないんだよ」と語りますが、挿入されるカントリーミュージックに代表されるように、妙なのどかさの中にある陰惨さに非常な恐ろしさを感じます。  作品と全然関係ない話なんですけど僕はプロ野球は阪神ファンなのですが、ケイシーが演じた「ルー・フォード」と言う名前、何年か前に阪神にいたダメ外人と同姓同名。不快感だけでなくヘンなことまで思い出させていただきました。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2013-02-02 20:53:32)
20.  キャスト・アウェイ
無人島でのサバイバル描写よりも、帰郷後のドラマが印象に残りました。 帰郷後のドラマは長くなりすぎず大げさになりすぎずに、時の流れの重みを感じさせる味わいのあるドラマになっていたと思います。 “時は金なり”とでもいうべき遭難前の彼の生き様が思い出されます。 一方無人島の時間はかなり長いのですが、サバイバル描写自体はあっさり目。  ラストシーンが好きです。何も無い荒野の十字路。クルマですれ違った女が道を教える。こっちに行けば○号線、こっちに行けばテキサス、こっちに行けばカナダ。 彼はどの道を選択するのか。過ぎ去ってしまった時間は元には戻せませんが、これから進む道は幾つもある。トムの姿は少し淋しげではありましたが、そんな中にもささやかな希望を感じさせてくれました。
[DVD(字幕)] 6点(2012-11-17 23:36:22)
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