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1.  恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ
好き好き好き。下積みの人間のギリギリ、スレスレのプライド。そしてちょっと辛めのラブ・ストーリー。ミシェル・ファイファーの作品の中では私にとってベストです。ミシェルの普段着のファッションもチープでおしゃれ。ブリッジス兄弟も大人の男を感じさせてくれました。願わくば邦題は「恋のゆくえ」なんてつけないで「ファビュラス・ベーカー・ボーイズ」だけでよかったです。
[CS・衛星(字幕)] 10点(2004-01-09 00:19:00)
2.  ゴッドファーザー PART Ⅱ
デ・ニーロが演じた若き日のビトーが秀逸でした。ビトーの時代とマイケルの時代を交互にみせてくれる。ビトーとクレメンザが銃の修理を頼むシーンで修理屋が息子に「カーマイン、この人たちにフルートを聞かせてあげろ」と言います。カーマインとはコッポラのお父さんの名前なんですね。街で拾った男にビトーがアメリカ式の名前をつけてあげる、その男が後にマイケルを消そうと画策するハイマン・ロスだったりとその繋がりもおもしろかったです。この作品ではマイケルの孤独がよく表れていました。家族のありかたが大きく変わった時代でもあるのですね。雪の降り積もるある日、帰宅した一家の長であるマイケルを家族が出迎えるどころか帰ってきたことにも気付かない。孤独を如実に物語っていました。ファミリーは守ったものの、マイケルは家族を失ってしまいます。一言だけ言わせてもらうならマイケルはなんであんなにトムをないがしろにしたんだろ?父に忠実ではあったけど自分に対しては不安だったのかしら?
[ビデオ(字幕)] 10点(2003-11-28 22:34:47)
3.  ゴッドファーザー 《ネタバレ》 
確か私が小6のころに公開されたと記憶してます。あっちこっちで話題になってました。私が観たのは中学生のころ。以来何度観たかわかりません。30年たっても全く古さを感じない。キャストが素晴らしい。最初は毛嫌いしていた父の仕事だったけれどファミリーが窮地に追い込まれた時、マイケルの眠っていたマフィアの血が目覚める。「ソロツォを殺るんだ」というマイケルに一同苦笑いする。一番好きなシーンです。このあたりからマイケルの顔が徐々にマフィアの顔に変わっていくのね。 映画のポスターに描かれた操り人形が印象的です、人を影で操る人は常に敵を意識していなければいけない。気の緩みが命取りになり、マフィアの世界は文字通りそれは「死」なのね。 当然犠牲にするものが大きいわけです、表向きとは違って心の平穏などなく休まる時がない。このシリーズは内幕モノだけど、そんな世界へ必然的に身を置いたマイケルの悲劇を描いているのだと感じる。
[ビデオ(字幕)] 10点(2003-11-28 21:53:04)
4.  コールガール(1971)
これ若い頃に2~3回は観てます、なぜか民放の洋画番組で忘れたころになると放送されてたと思う。その頃とはやっぱり感じるものが違いました。珍しくもなければあっと驚くどんでん返しもないのですけど、どうしてこんなに惹き込まれちゃうんでしょう。 渋いけど怖い、その怖さっていうのはハラハラドキドキの単純なサスペンスの怖さじゃないのですけどね。 ジェーン・フォンダがボロボロ泣くシーンのあの涙の理由はいったいなんなのか・・・これって今でも充分通用する題材、内容だと思います。 でも何回観ても夜の市場で買い物するシーンはキュンとするなぁやっぱり。好きです、あのシーン。ドナルド・サザーランドの無表情さもいい。そしてジェーン・フォンダのニーハイブーツ姿は必見ですな。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2010-02-18 13:12:22)
5.  こわれゆく女
ちょっと前に何年かぶりで観ました。「痛々しくてもどかしくてハラハラする」というのは変わりませんでした。 もう最初からこわれてしまっている奥さん、結婚して夫を家族を愛するあまりというよりそれ以前の問題という気がしないでもないし、そんなロマンチックというか健気で可愛らしい理由ではないと思う。 奥さんの生い立ちかな?そしてこの夫婦がブルーカラーであるといのが余計にリアルというか生々しく感じました。 お互いを思う気持ちはあっても、男と女の気持ち、感覚のズレみたいなものも感じました。夜勤明けに同僚を大勢家に連れて帰る夫、退院する妻を病院には迎えにいかず、全快祝いだと同僚を大勢家に招くことを優先する夫。でもこの奥さんは夫と二人だけの時間を過ごすためには自分の子どもでも追い払ってしまう人でもあるわけね。その子どもたちは子どもらしく、おかしな演出がしてないところがいい。 お互い良かれと思ってしたことが逆に相手を傷つけたり負担を感じさせていまう・・・夫婦ふたりともが激しくて、私としてはショックを受けると同時に軽く疲労を感じる作品、傑作だと思います。 女であり主婦であり母である私が強く思うこと・・・専業主婦であり、家事と子育てを中心に近所付き合いに夫の身内、同僚、友人との付き合いもそつなくこなす、これが幸せと思える場合のその根拠、それはひとえに夫なのです。夫が自分に対してどう向き合っているのか、これに尽きる。この女の役割は無条件でやって当たり前のことではありません。メイベルのように表面を取り繕うことなく感情を出せることが私は羨ましい。 そして今回は観ているうちにニック・カサヴェテスが監督した「シーズ・ソー・ラブリー」をちらっと思い出したのでした。
[CS・衛星(字幕)] 9点(2007-08-26 14:08:09)(良:1票)
6.  殺しのドレス
このタイトルがいいわ。マイケル・ケインをしっかりと認識した作品でもあります。初見は20年くらい前になりますが、観た当時はこんなサスペンスは初めて!と感動したものです。たしかにこの監督の作品はヒッチコックを引用することで有名ですが”パクリ”の枠にひとくくりにはできないように感じる。ヒッチコックを持ち込みながら、この監督ならではの独特の映像、雰囲気がキチンとあるのね。私がブライアン・デ・パルマ監督に注目するようになった作品です。
9点(2004-02-27 00:12:59)
7.  ゴスフォード・パーク
アルトマンの群像劇は大好きです。賛否が分かれることが多いですが私はいつもすんなり受け入れられます。一回目、人物と名前を覚えるのに必死でした。二回目、落ち着いてゆったり観られました。上の階の貴族たちと下の階にいる使用人たち。気位は高いけれど欲深な貴族。表面は忠実、けれどそんな貴族をバカにし、ゴシップネタで楽しくお喋りしている使用人。主人が可愛がっている犬まで嫌われているのが可笑しい。だれが犯人でもおかしくない状況で殺人事件が起きるわけですが、真相解明よりも、その怪しく複雑な人間関係が楽しいブラック・コメディ。伝統的な英国の恥部ということかしら。なんといっても英国俳優総出演というようなキャスティングが嬉しい。マギー・スミスの演じたトレンサム婦人は最高ね。ひと言ひと言が意地悪、まわりの人間を見下した態度だけどその見下している人間に完璧に依存して生きているばあ様。クライヴ・オーウェンが男っぽくていいわ。エミリー・ワトソンが意外に大女だということを発見。スティーヴン・フライのあの警部もひょっとしたら貴族出身なのかもね。マイケル・ガンボン、クリスティン・スコット・トーマスはハマリ役でした。ライアン・フィリップはがんばってたけどやっぱりあの中では浮いちゃいますね。劇中、実はハリウッドの俳優で執事役を勉強するために来たことになってたけど「この子が執事役?」とそれさえも疑問に感じたのでした。
[DVD(字幕)] 9点(2003-11-20 23:38:42)(良:1票)
8.  ゴーン・ガール 《ネタバレ》 
正統派サスペンスかと思ったら、ちょっと違ってブラックユーモアなサイコパス映画でした。 夫婦役の二人はピタッとハマリ役でした。 前半の今に至るまでの説明部分が急ぎ足ぽくてちょっと粗いというか落ち着かないけど、エイミーの今が登場したあたりから本領発揮ていう感じ。 ほんとにいろんなタイプの登場人物がいて、それがテーマでもあるのかな? スピーチとインタビューのシーンが何度か出てくるんだけど、本心なんて誰も言ってないわけで表と裏、現実と理想、虚構・・・なんか人間て怖いな信用できないなというシーンばっかり出てきます。 「完璧なエイミー」は完全にニックの前から去り、男女の愛憎訴訟のベテラン弁護士のひとこと「彼女を怒らせるな」これがキモですかね。なんだか「シリアル・ママ」のママを思い出しました。 ところで妊娠の有無でなんで状況が一転、ニックが疑われることになるの?よくいる普通のダメ男ってだけなんですけど。私、女だけどあんまりよくわからないです、アメリカの価値観?、 美しく気品のあるイカレ女って映画の中ではとても魅力的なキャラです、あくまでも映画の中でですけど。 アカデミー賞授賞式のロザムンド・パイクはどこそこの王妃といってもいいくらいステキでした。 
[CS・衛星(字幕)] 8点(2015-03-07 13:12:14)
9.  告発のとき 《ネタバレ》 
はい、私もてっきり軍の不正を暴く内容かと思いました、この邦題を見れば大抵の人はそう思うのでは?しかし上手くない邦題です。 淡々と静かな映画、劇的、衝撃と言えるものがあるわけではないけれどなぜか引き込まれてしまう、こういう視点、描き方をするポール・ハギスってほんとに見せ方のうまい監督さんですねぇ。観終わる頃に何を問題提起してるかわかるようになってるの。 ふっと「フルメタル・ジャケット」を思い浮かべたりしたわね。 時々挟みこまれる動画がなんとなく予感させるしハンクも何かを感じとっていたとしか思えないんだけれど、信じたくないでしょう、親ならね。だから余計に真実を知りたかったのかもしれない 戦地から泣きながら電話をかけてきた息子の「異変」に気付かず「しっかりしろ」と応えたシーンがいちばんズキンときてしまいました。 「仲間同士はあり得ない」「息子に限ってあるはずない」と息子の死の真相を追究することでそれまでの信念、信頼、価値観が崩壊してしまった元軍人の父親を演じたトミーリー・ジョーンズは名演でした。 息子から送られた小包の中身が非常に気になったけど、ラストでそれが国旗と仲間との写真という全く正常なモノだったことにほっとするけど、手を差し伸べていれば死なずに済んだとも思え、またズキンときます、その国旗を逆さに掲げた父親ハンクの心情がいたたまれませんでした。静かで説得力のある反戦映画だと思います。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2012-10-02 23:23:30)(良:3票)
10.  コラテラル 《ネタバレ》 
またしてもトム・クルーズが突拍子もないことやったか、なんて思ったし一般市民が経験する一夜のナイトメアを派手に見せるだけかと想像したけど違ってました。助演でオスカーですか?ここでの主演はジェイミー・フォックスでしょう。そしてマイケル・マンの描く男の世界、男同士の駆け引きは魅力的です。セリフがいい、音楽もいい。特にタクシー内での会話のシーンは洗練されていて素晴らしい。冒頭のマックスとアニーの会話のシーンでコレはハズレじゃないと期待しました。ヴィンセントとマックスの人物描写、キャラクターもしっかり描かれている。しかしトムは器用というかなんというか、想像以上のキレのよさ、常に緊張感が漂う役作りには感心いたしました。あのクラブでの銃撃シーンではチョウ・ユンファの「リプレイスメント・キラー」を思い出したけど(笑) プロの殺し屋ヴィンセントの仕事へのこだわり、美学とド素人のマックスがなんとか逃れようと必死の抵抗を試みる様。そのマックスの「必死の抵抗」が可笑しい、しかし可笑しいだけではないのね。目の前の苦難から逃れることしかしようとしないマックスの姿ね。そして自分の仕事、人生に能動的か受動的か、これがこの映画のテーマだと思う。仕事の依頼人であるボスの前に出た時にヴィンセントの真似事とも感じるけれど初めて見せるマックスの意思と能動的な行動、けれど最後の標的がアニーと知った時完全に自分の意思で行動するマックス。プロには予想できないド素人の切羽詰った捨て身の行動。プロのヴィンセントのたったひとつの誤算はパートナーにマックスを選んだことなのでしょう。マイケル・マンの作品に出てくる男はみんなカッコイイ。無駄なシーン、無駄な人物が出てこないしラストまで寄り道しない一貫性を感じる作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2006-03-31 12:30:57)(良:1票)
11.  ゴースト/ニューヨークの幻
まだこのころは好意を持って見られたデミ・ムーア。しかし背中がゴツイですなあ。400万ドルをめぐってのインチキ霊媒師ウーピーとパトリック・スウェイジのやりとりがいちばん可笑しかったです。アイデアがいいですね、素直に見られるファンタジーです。カールが手土産に持ってきた「日本の梨」。デミは皮もシンもそのままで切り分けてたのがすごく気になった。
8点(2004-09-08 11:16:22)
12.  コーダ あいのうた 《ネタバレ》 
聴覚障がい者の両親と息子と唯一健聴者の娘の4人家族のそれぞれの自立を描いてると感じました。 高校生のルビーにとっては荷が重いと最初からハラハラする。両親は通訳としてのルビーの存在が当たり前になってしまい、ルビーが不在の場合の対応が全く用意されてない、そして監視員によって警備隊が呼ばれてしまうのね。 けれど、コンサートに出かけ音は聞こえないけれど周囲の人々の反応でルビーの歌唱は人に感動を与えるんだと知る両親。無音になるシーンにはハッとさせられます。 オーディションでピアノ伴奏を買って出た先生はワザと間違えて最初からやり直すようにする、この先生が色物的な存在で良いキャラクターでした。 ルビーを演じた女優さんは子役でいろいろ出てるみたいだけどたぶん初見かな?品が良くてきれいな子なんですが、この作品ではどこか野暮ったい雰囲気になってるのがいいですね、いつも無造作に髪を束ねているとこなんか特にいいです。だからコンサートやオーディションで髪をおろした時に女の子らしさ、美しさが際立つ。 マイルズ役の子は、ひと目で「あーあの子だ」とわかりました。ジョン・カーニーの「シング・ストリート 未来へのうた」のコナーなのよ。6~7年前とあまり変わらず、二十歳過ぎてると思うけど相変わらずの美少年振りでした。
[インターネット(字幕)] 7点(2022-07-29 11:59:40)
13.  恋人はゴースト 《ネタバレ》 
邦題のタイトルがゴーストになってるからどっちかが完全に死んでる状態なのかと思い鑑賞しました。 ところで原題の「Just like heaven」ザ・キュアーなんですよね、曲もしっかり使われてるし、なんかうれしくなりました。 まさに王道なロマンチックコメディー、きちんとホロリとするとこもあり、脳死に対する問題提起もさりげなくしてる。 本屋の霊能者がいい感じで絡んでくるんですよね。いい感じのファンタジーでロマコメになってると思います。 ただ私、リース・ウィザースプーンもマーク・ラファロもあんまり好みのタイプじゃないんで印象としては弱いかな。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-04-09 17:03:30)
14.  この森で、天使はバスを降りた
数年前に見たきりなのだけど、この邦題も印象的でずーっと忘れずにいる作品。時間が止まっているような見るからに保守的な山里の田舎町。そこへふとよそ者が現れ、人々に何かを残し去っていくというちょっと悲しく、けれどラストは何か暖かい気持ちになるお約束の話なのだけど、個人的にはこの作品は他のものとは少し違う位置にあります。まず風景が素晴らしい。アリソン・エリオットのチャーミングな不幸顔がいい。そして芸達者な俳優たち。エレン・バースティンはさすがに上手いですねえ。マーシャ・ゲイ・ハーデンという人はオドオドとした演技がほんとにハマっている。秋の夜長に楽しみたい作品です。
7点(2004-08-11 10:22:51)
15.  恋におちて
初見当時は20代前半?中頃だったかな?落ち着いた大人の恋愛モノって印象ですごく憧れました。あーでもその頃はこの二人が既婚者であるっていうことはあんまり意識なかったです。自分が既婚者となってから再見した時にはやっぱり感じるものが違ってましたW少しは成長したのかな?いちばんグサっときたのはアレですね「僕たちは何もなかった」「そのほうが罪よ」このセリフね、ごもっともです。 別に賛成するわけではないけど、人を好きになるのに年齢も独身も既婚も関係ないし、既婚だから配偶者以外の異性を好きになっちゃいけないなんてことは理不尽と思う私なので、これも運命なんだなぁと。人間、死ぬその日まで何がどうなるかわかりませんからね。特に女は「この人とはもうやっていけない」と思ったら絶対に修復は不可能ですしね。 デ・ニーロとストリープの演技、とにかくこれがいちばんの見所だし素晴らしいです。 それに二人とも正統派美形でセクシーといったタイプではないでしょ、ここがまたポイントといいますか、リアルなんですね。
[ビデオ(字幕)] 7点(2004-01-05 00:47:14)
16.  告発の行方
アバズレと言われてもおかしくないジョディのキャラがポイントなのでしょうね。男だから女だからじゃないの、人としてのレベルの問題です。そしてこの作品はレイプに限らず、犯罪を目の当たりにしながら何もしない、傍観の罪ということを訴えた点で評価できると思う。 映画としてのデキといったらたいしたことはないです。これのずっと前「リップスティック」ていうのがあってこっちは裁判もへったくれもなし、「目には目を」って感じでした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2003-12-24 00:19:37)
17.  交渉人(1998)
プロの交渉人同士のやりとりは緊張感がありおもしろかったし、交渉人も狙撃隊もプロフェッショナルな仕事を見せてくれるオープニングのシーンは期待感を盛り上げてくれました。この作品は脇役がいかにもという人が集められてるのよね。脇役に心躍る作品でした。俳優を見れば、なんとなく黒幕がわかるというやつです。私としてはやっぱりデヴィッド・モース。軍人、特殊部隊の隊長役をやらしたら彼の右にでる者はいないとまで思ってます。ラスト、無骨で頑固だけれど根はとっても優しい人とわかる気遣いをしてました。それまでは強行策支持派になってたけど”いい人”なんだとわかるのね。そしてJ・T・ウォルシュの遺作となってしまいました。好きだったのに、ちょっと早すぎます。名脇役でした。
7点(2003-12-05 23:19:07)(良:1票)
18.  ゴッドファーザー PART Ⅲ
前二作と比べると重厚さに欠けるのは否めない。お約束の冒頭のパーティシーンは豪華です。やはりロバート・デュヴァルがいないのが許せなかったし、アル・パチーノのマイケルもじいさまになり、ちょっと弱々しく見えたのだけど、タリア・シャイアの貫禄と存在感は圧巻でした。オペラと暗殺がピッタリ。コルリオーネファミリーは生き残ったわけですがマイケルはまたしても大切なものをなくしてまう。ラスト、シシリーに引退したマイケルが失ってしまった大切な人たちのことを思いだしながら一人息絶える。父の時は傍らに幼い孫の姿があったけれどマイケルには親族、家族と呼べる人がそばにはいない。ファミリーを守るため、あまりにも多くを犠牲にしたマイケルの悲劇でした。
7点(2003-12-01 09:36:57)
19.  コン・エアー
なにが悲惨ってあのニコラス・ケイジのいでたち。ぼてっとしたお腹にいつの間にか白のランニングいっちょ。頭はちょんまげを切られたお侍さんみたいになっちゃってぇ。いくらなんでもあれでアクションさせるのは気の毒ってもんです。今回はジョン・キューザックがカッコイイ役をしてました。特筆すべきはあの悪役たち。マルコヴィッチは言うまでもないですね。とにかくダニー・トレホには参った。顔もすごけりゃ死に方もスゴイ。スティーヴ・ブシェミはハラハラさせながらも、どこか可笑しい。あのオカマの囚人がミニのワンピースに着替えて走ってくるとこは爆笑。ユーモアも満載のアクション映画はやっぱり楽しいです。  久しぶりに再見し、ジョン・キューザックの足元に注目。長身でガッチリしたカラダにアイボリーのスーツがよく似合う、ところがなぜかソックスにサンダル履きでラストまで通しちゃってるんですよ。なんで?でもラストのキュートな笑顔は10点!! どっちかというと郡部の保安官顔といったコルム・ミーニーがDEAのエージェントってのも可笑しい。でもキャラはぴったりでした。 
[CS・衛星(字幕)] 7点(2003-11-26 00:30:57)
20.  恋する人魚たち
ウィノナはこの当時、ちょっと内気でなにかにイラついてる少女、というのをやらせたら天下一品でした。クリスティーナ・リッチもすでにこの時、この子は他の子役とはちがう!と感じさせるものがありました。 シェールとボブ・ホスキンスのカップルはどこかチグハグでおかしさとほのぼの感があって面白かったです。小品だけど芸達者が揃った後味のよい作品でした。
[CS・衛星(字幕)] 7点(2003-11-26 00:13:45)
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