21. ザ・シューター/極大射程
《ネタバレ》 狙撃手、という予備知識しか無い状態で観たら、これが意外な面白さ。 そんな陰謀が?という間に映画に引き込まれてしまった。 新米捜査官のメンフィスが新米らしからぬ緻密な捜査でスワガーの無実を証明するくだりも面白かった。 ただ、極大射程、なのに、最大の見せ場が大量の兵士相手の銃撃戦ってのはちょっともったいなかったかな。 そしてあのラスト。 そういう方法が必要な時もあるって、司法長官のお墨付きもらったからの展開? スカッとはしたけど、スッキリはしない微妙さを抱えたままエンドロール。 個人的に一番スカッとしたのは、雪上での指と腕吹き飛ばしと、その後のサラの怒りの3連発。 ということで、サラのキュートさに加点。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-09-08 23:46:10)(良:1票) |
22. サイコ(1960)
《ネタバレ》 子供の頃に観て以来の再鑑賞。 実はシャワーのシーンしか印象に残っておらず、ストーリーは正直全くと言っていいほど覚えてなかった。 じわじわと母親の秘密に迫っていく展開は今観ても充分面白いし、剥製について熱く語るシーンなんて観るものをぞっとさせる力があると思う。 やや大味な作りではあるけど、映画としてレジェンドな作品になっていることが納得できる。 ヒッチコックはやはり偉大な監督なんだよな。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-04-10 23:57:29) |
23. さよなら、僕のマンハッタン
《ネタバレ》 ケイト・ベッキンセールが父親の愛人役ってことに引かれて観たんだけど、予想外の展開。 父も母も、そして新しい隣人も、それぞれ大人の悲しみを抱えて生きていた。 自分の若さがもたらした破局が、結局その大人たちを救うことになる。 人生は複雑で、難解だ。 その人の隠された悲しみを知ると、急に魅力的に見えて来るのはなぜだろう。 父も母も、薄っぺらい登場人物として描かれていたのに、全てがわかった後の彼らは、本当に人間として生きてくる。 狂言回しのジェフ・ブリッジスの演技も流石で、見応えのあるいい映画だった。 [インターネット(字幕)] 8点(2019-02-25 00:14:42)(良:1票) |
24. 最高の人生
《ネタバレ》 終身刑がふさわしいと願ったマニュアルが釈放されたのは、誰かを救え、という神の教えなのだとしたら、自分が殺した男の甥の命を救い、道を踏み外したソフィアを救ったことで、彼の贖罪は果たされたことになるのだろうか。 一線を越える前に身分を明かし、その上で撃たれていたら、アデルの思いは違っただろうか。 マニュアルは、思慮深そうで、実はあまりにも軽率な気がする。 でも、人間なんて土台そんなもんで、聖人君子なんていない。マイルズも結局逃亡犯だったわけで。 人生を淡々と受け入れるには、静かないい映画だと思った。 ただ、キルスティン・ダンストは好きだけど、やさぐれ具合が足りなくて、この街には不釣り合い過ぎたかも。 キャストが豪華だっただけに残念。 [DVD(字幕)] 7点(2018-11-11 16:35:57) |
25. ザ・リング/リバース
《ネタバレ》 あの飛行機の乗客は、どうなったんだろ。 座席のモニターに映ってたということは、乗客全員が見た、ということだろうか。 なら、みんな一律に7日の猶予があるから、飛行機落ちた訳じゃないよね。 でも、飛行機事故で死んだ男性のビデオデッキ、って言ってたよな。 でもって、隣の隣の席に座っていた女性もそのビデオ見てて、偶然そんな二人が同じ飛行機に乗り合わせることなんてあんの。 それにしても、最初の飛行機の女性、2人ともタイプだったな。 なんてことがずっと気になって、そっちの謎解きを優先して欲しいと思いながら鑑賞しました。 [DVD(字幕)] 5点(2018-09-16 23:25:46) |
26. ザ・プレデター
《ネタバレ》 2作目までは継続性を保ってる感があったけど、途中で「エイリアンvsプレデター」シリーズとか挟み込むから、何が本流なのかよくわからなくなってしまった。 求道者としてのプライドと潔さが魅力のプレデターが、なんだか単なる悪い異星人になってしまったのは残念。 少々いっちゃってる軍人たちは、みんな個性的で好感が持てた。ただ、トーマス・ジェーンは主役でも絵になったはずなのに、かなりくたびれた役どころで、哀しくなりながら鑑賞。まだまだアクション俳優として頑張ってもらいたい。 突っ込みどころ満載の映画だけど、プレデターにそもそも整合性とか求めても如何なものかいう気もするから、派手にドンパチやって、最後スカッとしてれば、それで良し。 [映画館(字幕)] 6点(2018-09-16 01:31:50) |