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のはらさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

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1.  地獄の逃避行
胸の内が灰色になるような実話を、空の青色で染めている。あっさりと美しい色でまとめられた景色の中に際立つ、マーティン・シーンの狂気。理由など無い、誰にも理解できない彼の内面に踏み込んで立ち入ることもせず、それでも延々と追いかけていく画。普通のようで普通ではない常軌を逸脱した地獄の時間に言葉もなく浸った。
[DVD(字幕)] 9点(2015-03-28 19:06:07)(良:1票)
2.  少年は残酷な弓を射る
エヴァ母さんが「あたくしとケヴィンは、ええ、あの子が生まれたときから……」と裁判で証言しているような、そんな映画だった。息子との距離の取り方を探りつつ試しつつ、という、どこかよそよそしく一歩下がったスタンスの母親に、常に向けられる赤くて太い矢。この先この親子に一切光が差すことはないだろうけど、ケヴィンの想いはいつか成就するのだろうか。監督リン・ラムジーの感覚は、鮮やかな色彩で二人を包みながらもずっと「第三者」の視線を保った冷ややかなもので、この残酷な世界にはぴったりに感じた。
[DVD(字幕)] 8点(2012-12-09 01:05:12)
3.  人生はビギナーズ
孤独で寂しくて悲しくて。そんな人たちの手のひらに、そっと小さな花を乗せてくれるような優しさがある作品だ。人は、悲しみを経験しないと人に対して優しくなれないんだよ、とある人が言っていたのを思い出して泣いた。人を想うってことは一方通行の矢印で、本来とても孤独なものだ。そして、それは時たま、それを見守る第三者の心をグラッと揺さぶるほどの美しい光を放つ。
[DVD(字幕)] 10点(2012-08-05 03:37:43)(良:1票)
4.  JUNO/ジュノ
スイマセン、期待が大き過ぎたのか、そんなに面白くなかった。内容のどこかにカチンと来たとかでなく、「良かったんじゃない?」以上の感情が出てこなかった。大人になりきれない人と本物の子ども達の、サラッとその実大変な出来事。でも、なんだかありふれた話でそう目を見開くようなシーンもなかった。「素直に自分らしく」なんてよくあるテーマだし、親が子どもを想い親身にサポートするのは当然といえば当然なわけだ。エレン・ペイジ始め脇まで役者さんはみんなよかった。ジェニファ・ガーナーなんて見直したくらいだ。私が擦れてるか、字幕が悪いのか、アメリカがこんな暖かい話に飢えているのか。
[映画館(字幕)] 6点(2008-06-16 20:36:10)(良:1票)
5.  ジーパーズ・クリーパーズ 《ネタバレ》 
怪物のヤツ、ラストでいやにのんびりお裁縫してたじゃないか。特典映像で観た怪物役の役者さんが男前だったので彼に3点。やっぱ怖いのは性に合わないらしい…。
[DVD(吹替)] 3点(2005-08-06 01:27:12)
6.  16歳の合衆国
そうだな、言葉で説明するにはとてつもなく難しいことを、映画にしてしまったという感じがする。若い者も大人も、みんなして悩んでいる。喪失の悲しみ、過ちを犯したことの苦しみ、主人公の心のフィルターでは、重すぎて浄化しきれない世界の空気。彼はこんなに穏やかで優しいのに、瞳に映る全てはこんなにも寂しいものなのか。ラストは、主人公だけでなくみんなの気持ちがインスパイアして泣けてきた。ライアン・ゴスリングを始めとする若い俳優たちが、みんなよい雰囲気を醸し出している。時を置いて何度か見返し、彼の感じる悲しみの傍らに座り、共鳴や同感でなく理解をしたいな、と思う。
[DVD(字幕)] 9点(2005-04-30 11:31:27)
7.  シャイニング(1980)
シンメトリーな構図や鏡など、印象深いパーツと計算された色遣いで作られた画は極上の美しさ。その中を人の目線でズルズルと進むカメラワークの不気味さ。この映画、スゴイ。人の血や叫び声の恐ろしさではなく、四方八方からしんしんと迫ってくる、どうにも抗えない魔力のようなものの怖さを伝えている。人の魂は尊ばなければいけない、そして人間では到底かなわない自然の霊力にも、恐れながらも敬意を持つべきなんだろうな、と私はそんなことを思った。キャスティングも絶妙で、家族三人はこの人達以外は考えられない。原作は未読で、作者キングは映画の出来に不満だったらしいけれど、凝り性キューブリックが作り上げた彼ならではの世界は、充分多くの観客を魅了している。私もその中に仲間入りした。傑作と呼べる映画。
9点(2005-01-29 13:37:22)(良:2票)
8.  白いドレスの女(1981)
みんな、汗掻きすぎ…。顔もボデーもやりすぎなほどにぬらぬらと光っていた。異常熱波が到来している町の設定だからだが、それにしちゃ表のパームツリーが風でワサワサ揺れてるじゃんよ。話は、まあこんなもんかな。瑞々しいミッキー・ロークと美しいキャスリン・ターナーに会えました。利点と言えばそんなくらい。
5点(2004-10-19 01:21:41)
9.  シカゴ(2002)
見所いっぱいだし、テンポ良い流れは最後まで途切れない。エンターテイメント性が高いことも認める。役者さん方もみんな頑張っている。でも、これ舞台の映画化ですよね?舞台の方は未見だけれど、この作り方なら本物の舞台見ればいいじゃん。わざわざスクリーンに物語を移して「映画」としてなんの展開があったのか?そういった意味で点数は低め。内容の方は、人も時間も猛スピードで進み行くシカゴという都会で、一瞬飛び散った火花を描いた、という感じ。なぜかバーホーベンの「ショーガール」を思い出した。
4点(2004-09-11 18:18:31)
10.  シックス・センス
なかなか楽しめた。最後の最後まで騙されていて、一回目観賞後すぐに二回目鑑賞に突入した。オスメント君の顔って、不思議少年の雰囲気良く出てるなと感心したのを思い出す。でも、この手のオチは再びは使えない。このあとシャマラン監督のひらめきはおかしな方向へと向かうことになってしまった…。
7点(2004-06-23 23:00:26)
11.  ショーガール
ネタバレしようにも筋がない。お肉なら高級品ですが、映画でこれはあっちゃならないことですぜ、バーホーベンの旦那。所々でナイスバディをぷりんぷりんと揺らして誤魔化した感あり。本人は本気でグッドな企画だ、と思ったのか、はたまた遠回しにアメリカを揶揄しているのか…深読みは止めて再びこの映画の内容を思い返すと、やっぱぷりぷり合戦しか思い出せない。そんな映画。
4点(2004-06-22 23:25:41)(笑:1票)
12.  紳士は金髪がお好き(1953)
モンローが持っている魅力全てを使ってお芝居しています。共演のジェーン・ラッセルも そうでしたけれど、ムッチムチボディと歌と素敵な衣装と…、話の筋などよりは目の保養に良い映画でしょう。この映画での彼女の役どころは「金こそ全て」という、しかもそれを包み隠すことのない女性。んまー、共感はできませんけどその設定が似合っているところがマリリンのすごいところでしょうか。いや、彼女にそんなイメージを焼き付けてしまったのが逆にこの映画なのかもしれないですね。丸窓から脱出をはかる時、「ピーターパン」のティンクと同じ事をしていました。このあたりは表情から何からとても可愛らしかったです。でも私自身の好みはラッセルの方かな。きりっとした視線が格好良かったです。
6点(2004-06-19 18:37:48)
13.  ショウほど素敵な商売はない 《ネタバレ》 
じ、実はアメリカのバラマリリン・モンロー初見です。白状すると、端からミュージカル映画と知っていたしマリリン・モンロー出演ですから、あまりストーリーには期待していなかったんです、ゴメンナサイ。なかなか良いお話ではないですか。興行が生業のドナヒュー一家のお話です。ミュージカルなのでショウのシーンがとても多く、ステージシーンはかなり大がかりで息を呑むほど。終始一貫、それがただの朝食のシーンでも画面は華やかでした。色々な出来事の中、違う道を歩んでいた家族が最後にまた同じステージに立ったときはちょっとほろりときました。大恐慌時代や戦争の影などちらつかせながらも、誰でも聞いたことがある「ショウほど素敵な商売はない」で明るくあでやかに締めたのは良いですね。マリリンは…ショウのシーンもあるんですが、添え物の感あり。途中悪者扱いされていたりしたし、ちょっと残念かなあ。
7点(2004-06-12 18:47:35)
14.  シャンプー台のむこうに 《ネタバレ》 
これ、なかなか愛すべき映画でした。もっとおちゃらけた映画かと思ってたけれど、手を抜かずきちんと作ってあったと思います。すごく凝った色遣いと奇抜なヘアースタイルの続出で、画面はずっとカラフルで楽しかったです。出演者はよくもまあこれだけと言いたくなるほど粒ぞろい。くたびれたリックマン、ぬぼっとしたところが可愛いジョシュ。自分で髪をちょん切ってベリーショートにしちゃったときのレイチェル・リー・クックの目なんてめちゃめちゃキュート。でも大好きなレイチェル・グリフィスの艶姿が№1ですね。なんて女優なんでしょう。和服スタイルにはほんのちょっとがっかりしましたけれどね。市長や盲目のおばあちゃんのような脇のキャラクターも目を惹く場面がしっかり作ってあり、そこにも好感が持てます。一応「家族の再生」がテーマでストーリーは抑え気味、ちょっと奇妙な家族の誕生で静かなラストになっているのもなかなかだったと思います。期待していなかったぶん拾い物でした。 
8点(2004-06-08 00:00:12)
15.  シザーハンズ 《ネタバレ》 
パステルとダークの混在する、美しい寓話。過去ディズニースタジオで働いていたこともあり、おそらく異彩を放っていたであろうティム・バートンが、自身のかけらをエドワードという不思議な存在に仕立て上げたような気がする。パステルカラーの住宅街で、その手業で瞬時にみんなの人気者になった「ハサミ男」エドワードは、またもやちょっとしたきっかけで異質、異物と騒がれ排除されていく。自分と違う、いや世の中の平均的なラインからはずれたものに眉をひそめる人はこの映画の中に限らず大勢いて、私もその中の一人になってしまう。きっと。孤独だけれど、一人穏やかに、誰に何を言われるでもなく、黙々と心の中の愛する人のために氷を刻む彼の姿は、メルヘンな画面ではあるけれど結構私に重いものを残した。私はこの映画を、劇場でたった一人で観た。映写機を動かしてくれた映画館の人ありがとうございます。確か暑い季節で、雪の舞うラストをボーッと眺め、色々考えながら暑い外の現実に戻っていった。たった一人で観たというこのシチュエーションのおかげで何故か2度目を観ないでいる。でもいくつものシーンがこうやってちゃんとよみがえってくる、大きな力を持った映画。
9点(2004-04-04 19:12:43)(良:3票)
16.  死と処女(おとめ) 《ネタバレ》 
地味だが、心臓がギューッと痛くなるような話だった。シガニー・ウィーバーの言っていることが正しいのか正しくないのか、それで最後まで引っ張る心理ドラマ。元々舞台劇らしいが、少ない登場人物が作り出す緊迫した空気にのめり込んでしまう。シガニーの行動は一見狂気を孕んだかのように見え圧倒される。恐怖の中で働く五感を想像し震え、最初から彼女が正しいと思って譲らなかった記憶がある。 ラストのワンカットは、拷問の話より恐ろしく思えた。人間という生き物の恐ろしさを。
7点(2004-04-03 03:20:06)
17.  幸福の条件(1993) 《ネタバレ》 
たしか、当時人気絶頂だったデミ・ムーアのための映画。R・レッドフォードまで登場し、彼女の女性っぽい部分をクローズアップさせて「大人の色気」をあおっていた感じがします。お金のためにお金持ちと関係を持ったけど、思ったよりステキな人で、夫ともギクシャクしだしちゃったし…ふらふらあ、なんて内容でした。お金が欲しいんでしょ?気まずくなるなんて百も承知でしょ?行動が浅はか過ぎるぞ若夫婦、と今になってこの物語を思い返すとこんな感想が出てきます。後半ラストに近いほうで、ハレルソンが確か母校の大学で講義をするシーンがありました。話の内容が結構前向きで清々しく、ちょっとどろっとしたこの映画の中で一番好感が持てるシーンだったと思います。 
4点(2004-03-19 19:06:55)
18.  ジャンヌ・ダルク(1999) 《ネタバレ》 
もともと私にはよくわからないのですが、宗教色を気にしないでエンターテイメントとして、フィクションとしてみればまずまずでは。ジョボビッチのジャンヌ・ダルクは非常に美しいし熱演でしたが、神懸かった少女の心理描写がうまく出ていたかというと、点数が下がります。しかし、マルコビッチの小さな動きに至るまでの気色悪さは天晴れなほどでした。火あぶりシーンで終わるので、後味の悪さはこの上ないです。
5点(2004-02-10 19:42:51)
19.  シリアル・ママ 《ネタバレ》 
殺人シーンいっぱいですが、これは笑っちゃう映画。理不尽なことは許さないキャスリン・ターナーママ。まあ、ある種自己中に見えないこともありませんが、許すもんかこのヤローてな具合にわき目も振らず(?)殺人を犯す姿が、いちいちコミカルで目が離せません。最後は人の靴の色まで注文付けてましたね。おっかねー。 「事実を曲げないでちょうだいっっ!!」ってJ・ウォーターズ狙われちゃったらどうする?
7点(2004-01-22 18:40:41)(笑:1票)
20.  ショコラ(2000)
豪華出演者&ハルストレム監督、ちょっと期待していたのに、古い因習でギチギチの町を新しい風が徐々に変えていく、というよくある話で終わってしまった。ハルストレムの映画にしてはストレートすぎるテーマだなと思いました。いつもは、何でもない空き地にぽっと草花を見つけた時のような、暖かい発見があるんだけどな。今回は無しでした。キャリー・アン・モスとレナ・オリンが良かったです。変わらないオリン、変わっちゃったビノシュ・・・。
4点(2003-12-31 18:11:36)
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