21. スタンドアップ
《ネタバレ》 非常に重いテーマを重い空気で見せてゆくのですが、かなりご都合主義な展開が垣間見られる。父親のスピーチは感動したがあまりにも豹変しすぎだ。裁判でのレイプに関する証言の覆し方もあまり現実的とは言えない。しかし言い換えればこれだけのご都合主義的展開を並べてもちゃんとテーマに沿った重い空気を作ることができたとも言える。この重い空気を作ることができたのはセクハラと平行して描かれた母と子の物語の丁寧な描写があってこそだと思う。実際、上辺のストーリーとなるセクハラから裁判に至る物語は単純この上なく、男がいくら悪いといってもその時代の不況下における男の弱さというものが描かれてこそ重厚な話しになるところをあえて男=悪という簡単な図式のみを見せてお手軽に話は進んでゆく。でも様々な問題の片隅に常に子を想う母というサイドストーリーが絡むことで奥の深さを感じさせてくれた。一番印象に残ったシーンは娘がプレゼントを見て悲鳴をあげて喜ぶところ(笑)だったりするのは私自身が娘を持つ親だからでしょうか。でも、戦いに挑む母の強さの源がちゃんと描かれているシーンのひとつだと思いました。 [映画館(字幕)] 6点(2006-02-13 15:22:25)(良:1票) |
22. スタンド・バイ・ミー
この作品がなぜここまで名作として評価されるのか。4人の子供たちのセリフや行動は原作通りで常に物語が優先され、映画だからこそ描いてほしい子供特有の茶目っ気やバカさ加減や弱さや強さは全く描かれていないし、そのひとつひとつの行動はノスタルジーに浸るにはあまりにドラマチックなのに。しかし、大人になったゴーディの回想録というつくり、線路を歩く姿、無言の帰宅、、といったものが誰もが郷愁の念を思い起こさせるスイッチとなり、その一点のみで名作へと昇華し得た作品ではなかろうか。旅で得たものが示されなくても何かが変わった、という少年時代の1ページという原作にもあったストーリー上のノスタルジー以上のものが「線路を歩く」という画にある。メインの少年4人以外の人物描写を極力省いたことも視点がはっきりして良かった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2005-09-29 14:26:56) |
23. スクール・オブ・ロック
たしかに「Immigrant Song」は笑った。ロック講義もおもわず黒板を凝視した。そんな、ロックファンを嬉しくさせるシーンが盛り込まれているのは良かった。でもこの先生(仮)は、親が巨人ファンだからってなぜおまえ等も巨人ファンなんだー!阪神ファンになれー!!と強要する虎キチみたいなもんで、けっきょくこの先生(仮)がロックマニアなだけで、それを面白おかしくした映画にすぎないのに、妙に子供たちとの交流や成長というドラマが入ることでメッセージなんてないのにメッセージじみた内容になっちゃってるのがなんだかなぁ、、って思う。あと、エンディングでメンバー紹介に伴ってソロ演奏がされるんですけど、ベースソロが無いのは不公平である。ベースソロが難しくてもこの手の作品には無理やりにでも入れるべきです。難しいといったって、アイアン・メイデンなんかベースがリーダーで実際ベースの存在感が凄いバンドだし、タラスっていうバンドなんてベースの速弾きなんかするくらいなんだから、ロック界でもじゅうぶんベースソロはアリなんだから。 [DVD(字幕)] 5点(2005-09-07 15:28:23) |
24. スティング
初めて見たのはおそらく小学生くらいだが、ちゃんと理解していなかったのだろう。その証拠に数年後に2度目を見ても初見と同じように騙されちゃいました。3度目からはさすがに騙されませんが、”どんでん返しが全て”の映画ではないことを証明してくれました。その後何度も見ているが、楽しめるんです、これが。仕掛けも面白いがやっぱりニューマン!渋いっす! 9点(2003-11-25 15:50:44)(良:1票) |
25. 素晴らしき哉、人生!(1946)
あまりに出来すぎた話。でもこの映画に10点以外をつける気はしない。うるうるとした映画は数あれど、涙があごまで滴り落ちたのはこの映画以外に記憶が無いから。最高のクリスマス映画。こういう映画にまた出会えることを期待しております。 10点(2003-11-22 12:10:26) |
26. スーパーガール
当時、映画誌「スクリーン」のグラビアにスーパーガールのコスチュ-ムのヘレン・スレ-ターが載っていた。「か、可愛い..」そして「み、短い..」頭の中で「この格好で飛んだり跳ねたりするのかー..」 すぐ見に行きました。 5点(2003-11-21 19:15:23)(笑:4票) |
27. スーパーマンII/冒険篇
思い返せば1もそうとう強引だったが、初めて見る実写スーパーマンと違和感の無い空を飛ぶ映像に浸れたが、2ではもう既に馴れていた。 5点(2003-11-21 18:59:31) |
28. スーパーマン(1978)
スーパーマンといえばクリストファー・リーブです。 が、ウルトラマンや仮面ライダーに馴れ浸しんだものにとってはもっとかっこ良く変身できんか?と思ったものです。アメリカのヒーローって皆コスチュームに着替えるっていうスタンスなんですよね。当時ウルトラマンをアメリカでという話があったらしいが、アメリカ側のウルトラマンは裸なのか、それともあれは衣裳なのかという質問に円谷側は答えられなかったと言うのを聞いたことあるけど、文化の違いって面白い。 6点(2003-11-21 18:50:48) |
29. スピード2
あまりに強引な続編にある意味感心してしまう。船ではスピード感が伝わりにくいのが痛い。ぶつかった時の衝撃度も想像しにくくスリリングな展開を楽しめない。 3点(2003-11-18 17:18:12) |
30. スピード(1994)
只のアクションと思って観たせいもあってか、以外や以外、面白いではないか。バスの激走シーンだけ。 それでも初監督でここまで見せてくれれば十分。悪役の描き方は只のアクションものにありがちで残念。ホッパーだから見れたに過ぎない。 6点(2003-11-18 17:07:51) |
31. スネーク・アイズ(1998)
《ネタバレ》 犯人グループの本当の親玉が捕まらなかったということでスネークアイズ(親の総取り)なのか?いずれ捕まるということを灯台の話で暗示させているのか?どっちにしても伏線を張るためだけに言わせたような台詞に不自然さを感じる。冒頭の長回しはスタジアムの雑然とした雰囲気がよく伝わり、個人的には好きです。他にも各部屋を上から順番に撮っていったり、たくさんの防犯カメラを通しての映像など、カメラワークには結構楽しませてもらいました。 5点(2003-08-26 12:57:02) |
32. スリーパーズ
《ネタバレ》 大好きなデ・ニ-ロとブラピの共演とTVコマーシャル(夜の草原で複数のギャングに一人の男が撃たれるシーン)に惹かれて大きな期待をもって見に行った。好きなギャングものではなかった。そしてかなり重い。さらにエンドロールに実話とあり重さ倍増。本当に実話だとするとブラッド・ピット演じる検事補は凄すぎる。少年院での忌わしい出来事が事実だったということ以上にあの法廷での出来事が検事補の計画(自分たちと看守たちの関係を公にせずに社会的に制裁、もしくは抹殺し、仲間を無実にする)のもとに進められていたという事実のほうがはるかに驚きである。神父からもギャングからも守られるという特別な環境だからこそ出来たんだと思う。ただ暴力だけならまだしもレイプというのがかなりキツイ。復讐を果たせてもどうもすっきりしない。実話ものの中では良く出来たほうだと思うが、少年時代の忌わしい部分が長く、やはり自分には重すぎる。先入観なしで見ていたら良かったかも。 6点(2003-07-14 16:47:31)(良:1票) |
33. スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
EP1から10年後、パルパティーンの暗黒面がチラホラ。シスが一度滅びた教訓なんだろうが、えらく壮大な陰謀だこと。ラブラブなのはいいから早く3を見たい。評価は甘いですが、スターウォーズなので。 7点(2003-07-04 19:15:03) |
34. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
評価低いですが、個人的には楽しめました。パルパティーンが出ているのに意表をつかれました。しかも腐敗しきった政治家たちの中で唯一クリーンな政治家として。アナキンがベイダーになっていく話の1話、と思っていたら、EP4以降の帝国が創られていく過程の話でもあると思うとワクワクします。キリコさん、アミダラは14歳でナブーの女王になってます。アナキンは確か9歳なので年の差5つ。EP2は10年後なので24歳と19歳ということになります。 7点(2003-07-04 18:54:14) |
35. スター・ウォーズ/ジェダイの復讐
《ネタバレ》 かなりドタバタした展開でいろんなことが急ピッチで起きますが、出演陣の年齢を考えるとどうしてもココで終わらせなきゃなんないので強引に詰め込みましたってかんじです。パルパティーンの最後があっけなかったのも強引さを際立たせているように感じます。でも楽しみに公開を待っていた私を裏切ることなくちゃんと楽しめたし、ルークとレイアもかろうじて若作りに成功していたんじゃないでしょうか。それになんといっても「スター・ウォーズ」ですから。 8点(2003-07-04 17:40:12) |
36. スター・ウォーズ/帝国の逆襲
これを見てスターウォーズにはまりました。ダースベイダーの正体は当時は結構ショッキングでした。それから当時、なぜレイアの相手がルークではなくソロなんだろう?と思って見ていたが、次作で納得。 8点(2003-07-04 16:54:16) |
37. スター・ウォーズ
SFはあまり好きではないが、スターウォーズは別格です。面白いとしかいいようがない。シリーズ通して大好きです。確かに初めてレイアを見たとき、なんで?って思いましたがもう馴れたのか今では気になりません。 8点(2003-07-04 16:43:48)(笑:1票) |
38. スクリーム(1996)
怖いのは苦手だが当時、反響が凄く、新感覚ホラーとあったので見てしまった。全然怖くなかった。ホラーというよりB級サスペンス。最初にほんのちょっとだけでてくるドリュ-・バリモアは、一人だけけた違いにうまい演技をしていた。 5点(2003-05-10 15:43:34) |
39. スカーフェイス
野心の塊のようなトニーをパチーノが見事に演じている。トニーの品の無さとリアルな殺しのシーンに嫌悪感を抱く人もいるかも。初めて観たときはトニーの性格に圧倒されっぱなしでそれほど長さを感じなく観れた。最後のシーンは、まだ倒れるな!まだ倒れるな!と思って観ていたけど、2回目に観た時は冷静に見てしまった。ラストが凄すぎてどうしても一度見てしまうと2回目からはそこだけに集中してしまう。ミシェル・ファイファーはこの映画ではじめて見たのですが、こんなきれいな女優がどうして今まで出てこなかったんだろう(知らなかっただけかも)と思ったのを憶えてます。 7点(2003-05-09 15:58:19) |
40. スナッチ
こういうの、タイプです。「ロックストック~」も良かったけど、さらにパワーアップした感じ。ブラピによるところが大きいのでは。デルトロも相変わらずいい味出してます。さらにいい味出してるのがいました。犬です。 9点(2003-04-25 16:16:16) |