21. タンク・ガール
まるでミュージック・ビデオの様に目まぐるしく切り替わるシーンとイメージとアニメ。それらが心地良かった前半は結構好きだったんですけど、カンガルー(?)達が登場してから途端に話がつまらなくなってしまったのが残念。もっともっと主人公達(とタンク)に活躍して欲しかったです。でも、そんなことより、今となっては初々しくって超可愛いナオミ・ワッツが本作の一番の見所でしょう。こんな彼女を知る為だけでも一見の価値はありそうです。そんな訳で、フェミニンなフェミニスト、タンク・ガールに4点献上。 4点(2003-03-12 06:43:04) |
22. タイムマシン(2002)
古典をそのまま映画化しても、21世紀では通用しないって事の証明でしょうか。80万年後の未来に行くというだけでは、今更誰も驚きません。主人公が80万年後から先の未来の変革を志すってのもどうでしょう? せめて100年後辺りから先の変革を望んでくれた方が人類にとっても有り難い筈。ま、先祖のイマジネーションに敬意を表した結果でしょうか。映画も時間が一気に進む様にテンポが良いのを通り越してまるで2倍速で、とにかく何もかもが呆気なく終わります。しかし、最近のジェレミー・アイアンズってこんな役ばっかですね、4点献上。 4点(2003-01-12 18:58:57) |
23. ダウン
オランダの俊英ディック・マースがハリウッドに招かれて、出世作「悪魔の密室」をセルフ・リメイク。「悪魔~」は高評価のホラーだっただけにずっと観たかったんですが、悔しながらも未見。で、楽しみにしていた本作ですが、いや~、久しぶりに正統B級映画を堪能させて貰いました。出てくるモチーフは失笑する程のB級。わざわざハリウッドでリメイクすることも無かったんじゃないでしょうか。ホラー女優と化しつつある期待のナオミ・ワッツも話の本筋に絡んでこないし、全体的には今一つの印象。でも、この映画の観賞後に立ち寄ったビルのエレベーターに一人で乗る時、映画のことを思い出してほんの少し怖くもなりました。ということで、役名“nanny from hell”さんに、惜しくも5点献上。 5点(2002-10-06 18:42:53) |
24. タイガーランド
ベトナム戦争終盤、国中が戦争に意味を見出せていない中で行われる新兵訓練。職業軍人ではない新兵達も、この負け戦に向けた訓練の意味を問わずにはおれない…。ジョエル・シューマカーが「ドグマ」に毒されて出来上がったハリウッド製のドグマ的映画は、国内だけで語られるベトナム戦争物。ほとんどのシーンを手持ちカメラと自然光(太陽という意味ではなく、室内に於いてはそこにある電灯)だけで撮影。キューブリックとは正反対のアプローチですが、俳優に肉薄したザラついた映像には説得力がありました。それにコリン・ファレルが、強そうで強くなく弱そうで弱くない不思議な魅力を発揮。「マイノリティ・リポート」の前には要チェックの映画です。ということで、6点献上。 6点(2002-08-24 23:25:07) |
25. 誰が為に鐘は鳴る
ヘミングウェイのこのタイトルが何を意味するものなのか映画からは窺い知ることができません。最近スペイン内戦繋がりの映画を続けて観ましたけど、それらと違い本作は美男美女スターによる往年のハリウッド製メロドラマ(結構大作です)。戦時中の製作ということもあり、当時の人々は小難しい反戦映画ではなく美男美女の夢物語を観たかったのかもしれません。イングリッド・バーグマンのルックスもあって古の女性像は無垢で一途な天使、そして男はストイックな英雄でしかないのは流石に時代を感じさせます。ということで、5点献上。 5点(2002-04-28 18:18:10) |
26. ダイヤルM
ようやくと理解できました。私、グウィネス・パルトロウ嫌いだったんです(きっと生理的に)。だから主人公にまるで魅力を感じないので、鑑賞中はマイケル・ダグラスの応援に終始。ただ単にそれだけ確認できたということで…、4点献上。 4点(2002-03-07 22:18:02) |
27. ダークシティ
こりゃ絶対に損はさせない。何より「マトリックス」の二年前の映画だっていうことをものすごく評価したい(ヘタしたらジャパニメーションだけでなくこれもパクってる? 注:だいぶ印象は違います)。ベタなB級ネタであることは認めますが、世界観から映像、そして肝心のストーリーまで映画を観せきる力量が備わっています(これこそ隠れた名作ってヤツ?)。勢いで8点まで行きたいところだけど、惜しくも「マトリックス」と同じ7点献上にて。 7点(2001-10-25 22:31:55) |
28. ダークマン
これってリーアム・ニーソンの初主演作なんですってよ(観た時は知りませんでした)。家族を奪われ自身も酷い火傷を負ってしまう男が復讐の鬼・ダークマンになるって内容、の割には何か軽めの演出。怒りに我を忘れアドレナリンが分泌しまくっちゃうイメージがサム・ライミっぽくって好きです。まだパワーの残ってたサム・ライミに6点献上。 6点(2001-09-04 19:44:28) |
29. TATARI タタリ
ゼメキスが「ホワット・ライズ・ビニース」の前にホラー小手調べの為にリメイクしたとされる一本。元の映画を知りませんがスリラーであってホラーではなかったとのこと。こちらは完全にC級ホラー。どーしょーもないどんでん返しが続いた後、ラストは無理矢理の展開。映画好きが大人数で暇つぶしで観るには最適かも?ってことで4点献上。 4点(2001-08-15 11:56:32) |
30. 旅立ちの時
このサイトでの評価が異様に高かったので観てみました。社会派のシドニー・ルメットらしい設定と映像(町の喧噪音が印象的)、そしてリバー・フェニックスの泣きの演技。単純な青春映画ではありませんでした(親子関係の映画でもある)が、印象としては「あれっ?」って感じ。期待を差し引いても、申し訳ありませんが6点献上。 6点(2001-08-13 16:08:48) |
31. ダイ・ハード2
「ダイハード」には空港はちょっと広すぎたみたい、機転のきいたアクションじゃなく大雑把な撃ち合いって感じ。でも脚本は結構捻りがきいてましたね。一番印象深いのはラストもラスト、爆発後に待機してた航空機が次から次に降りてくるじゃないですか。その時、爆発の煙が渦を巻くんですよね。そこに何故か「おお~っ」と思いました。レニー・ハリーン好きでもあるので7点献上。 7点(2001-08-10 16:07:55) |
32. ターミネーター
キャメロン、シュワちゃん共に出世作。ターミネーターの名前通りのしつこさ。ありがちな設定ながら、低予算映画の教科書的完成度だと思います。「Are you Sarah Connor?」の名台詞(?)が忘れられません。7点献上。 7点(2001-08-06 14:23:30) |
33. ターミネーター2
CGよりもそのアクション(オープニングの大型トラックとバイクの追っかけや後半の車とヘリコプターの追っかけ等)に目を見張りました。だって、これってロケじゃん。すげぇなぁ、ハリウッド、やっぱり実景って迫力違うよね。でも、こういう映画としてはちょっと長いよ(このころからタイタニック病が出てたか?)。ということで7点献上。 7点(2001-08-06 14:10:28) |
34. 第5惑星
ルイス・ゴセットJrが異星人の特殊メイクで全然分からない、しかもこの異星人には衝撃的な秘密が…。反戦映画として観ることもできる、SF映画の佳作です(ほぼ登場人物はデニス・クエイドと異星人のみ)。6点献上。 6点(2001-08-03 09:51:43) |
35. 大空港
その後、エアポート○○っていう続編だかどうかも分からない映画が量産されましたっけ。私はアルフレッド・ニューマンのテーマ曲が耳に残る、いわゆるパニック映画の原点と記憶してします。また、その後一時期流行るオールスター・キャストの原点でもありましたっけ(「ダイ・ハード2」と比べちゃいけません)。ということで7点献上。 7点(2001-07-29 22:39:38) |
36. タイタニック(1997)
(ちょっと長文)いやあ、そうは言われても駄作だよ、これは。気にくわない部分は二点。 ①現在のシーンでタイタニック号の沈没をワイヤーフレームかなんかで一回見せちゃうでしょう。実際あれにテクスチャを貼ったシーンが後半出てくるわけだけど、はっきり言って興冷め。 ②ジャックとローズの描き方が不完全だから、どっちにも感情移入できない。あれだけのロマンスを語りたいならタイタニック号乗船からストーリーを始めないで、もっと前から描いて欲しかった。 しかし後半部分はハラハラしたし、下から捉えた階段の踊り場で待つディカプリオの綺麗なこと綺麗なこと…。ま、可もなく不可もなくというところで5点献上。 5点(2001-07-23 14:09:27)(良:1票) |
37. タワーリング・インフェルノ
何を隠そう、私が初めて観たハリウッド映画がこれです。それまで東宝版ゴジラ(しかもメカゴジラ以降)しか観たことなかった私に、本当に衝撃を与えてくれました。当時はオールスターキャストと言われてもピンとこなかったですが、確かにすごい面子でしたね。現在のジェリー・ブラッカイマーのように当時はアーウィン・アレンが一世を風靡してましたっけ。ということで7点献上。 7点(2001-07-16 14:43:57) |
38. ダイ・ハード
perfect! くだらないとか感動するとかっていうことじゃなく、映画として完璧。登場人物のキャラクター、無駄のない脚本、プロットの周到さ、意外性…、とにかく面白い。これを越えるアクション映画は半端なことじゃ作れない。ジョン・マクティアナン、今までの所これで燃え尽きてる。文句なく10点献上。 10点(2001-07-16 13:00:58)(良:1票) |
39. ダンサー・イン・ザ・ダーク
映画としては最悪。現実逃避が過ぎる不幸な女性が、どんどん救いようもなく不幸になっていく話。製作者の実験的姿勢は評価できるけど、ストーリーと映像がグロテスク且つ不愉快で、とても観てられない。ましてや誰にも感情移入できない。従って監督の姿勢にのみ3点献上。 3点(2001-07-02 13:24:08) |