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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2293
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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21.  ダニー・ザ・ドッグ 《ネタバレ》 
 ハードなアクションかと思いきや、実は『ちょっと深イイ話』に見せかけて、『浅イイエンターテイメント』というしめくくり。でも嫌いじゃないです、こういうの。意味ありげで、あんま大した意味はないっていうの。  最初からジェット・リーのアクション目当てだったので、それを見れただけでも満足。むしろ、なかなかヘビーなドラマを仕込んでくれたおかげで、見応えのある作品となっています。  その一方で、クライマックス辺りのドタバタアクションには少し物申したい。おいてけぼりの部下たち。そのまま放置で突然舞台はコンサートホール。今までの丁寧な脚本作りが嘘のようなこの適当な展開はいったい・・・?そして欲を言うならば、ダニーがサムとヴィクトリアを守りながら戦うといったシチュエーションにしてほしかった。押入れに二人を押し込んじゃった後は、ひたすらバート一家とダニーとの一騎打ち。せっかくダニーが見つけた『本当の家族』との絆を描く絶好のチャンスなのに、その二人が全く絡んでこないってもったいないです。  前半~中盤くらいまではグイグイ引き込まれたんですが、ラストのバトルとオチが弱い典型的な竜頭蛇尾的作品。
[DVD(字幕)] 7点(2017-11-08 12:43:49)
22.  タイムリミット 《ネタバレ》 
 最初の30分くらいはまあまあ退屈。浮気相手が殺されてからがもうずっと面白い。ひたすら綱渡り状態が続く。まさに手に汗握る展開。  『目撃者』『花の贈り主』『通話記録』『麻薬で押収した金』。次から次に食い気味で重なり合うピンチの連続。そんななか聞かされる『アンは癌ではないよ。』という衝撃の事実。そして担当医はまったくの別人。ただでさえ身の危険がやぱいってときに、真相解明にまで動き出すから凄い。僕だったらすぐにめんどくさくなって、『あ、浮気相手自分です。』ってすぐ手あげちゃう。で、正直に全部話して、後は運を天に任せちゃう。しかしこのデンゼル・ワシントン演じるウィトロックは違う。全部自分でなんとかしようとする。凄い。感心します。  本来は『不倫』とか『浮気』とか、ちょっと苦手なんですが、この作品に関してはなんか気にならなかったです。まあそれがメインになっているわけではないからでしょう。それに『浮気相手のアンが夫から暴力を振るわれている。』『それを助けようとしている。』『更には癌の治療のために、いつもルールを守ってきた男がついにルールを破って、押収したお金を渡しちゃう。』主人公だけあって、やってることは間違っているけれど、なんか良い人なんですよね。ウィトロックの妻が、理由は知らんけどウィトロックと別居中でしかも出て行ったのは妻のほう、という設定も良かったんでしょう。ウィトロックにこれといったモラル面での過失が劇中では見当たらないから、結果『不倫』をしていても、彼に批判的にならずに済みます。  どうなることかと思いましたが、ラストはこれ以上ないくらいのハッピーエンドですっきり。  映画の設定をサスペンスとコメディの両方にうまく使っている良質のエンターテイメントです。
[DVD(字幕)] 8点(2017-10-11 12:57:08)(良:1票)
23.  ダークナイト ライジング 《ネタバレ》 
 映像に迫力があります。音楽も良い。見応えがあります。  アン・ハサウェイ演じるキャットウーマンやベインのビジュアルが好きです。また、新しく登場する戦闘機がしびれます。バットマンシリーズは『メカ』や『武器』、とりわけ『乗り物』で楽しませてくれますね。  バットマンだってヒーローものにはちがいありません。圧倒的なパワーを見せてくれるパフォーマンスは、やはり興奮するものです。  ストーリーはどうでしょう。個人的には、はっきり言って面白くありません。なにしろ防戦一方。状況は悪くなるばかり。バットマンに頼れる味方が少ない。前作のような『チーム感』に欠ける。キャットウーマンには騙されるし。ベインにぼこぼこにされるし。アルフレッドは出て行くし。破産するし。この作品を見ると、前作までのバットマンをとりまく環境の暖かさがいかに大切だったかがよくわかります。  それに、この内容で160分というのはあまりにも長い。  前作では、そのエンターテイメント性の高さから、長さを全く感じませんでした。それは、面白かったのと同時に、映画を完成させるのに必要な尺の長さだったからだと思うのです。  今作の脚本で、本当にこの尺の長さは必要だったのでしょうか。  描きたいものを詰め込むだけなら、誰でもできると思うんですよね。無駄をけずり、必要なものを残し、限られた時間の中で見せようと試行錯誤された映画が好きですね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-09-30 14:54:16)(良:3票)
24.  ダークナイト(2008) 《ネタバレ》 
 今まで見たアメコミ系作品の中では、ストーリーが抜群に面白い作品です。  最初のうちは展開が早いうえに、少々話が複雑で小難しい。ですが、話が進むにつれて、人間関係や状況がはっきりしだすと、俄然面白くなります。  この作品ではメインの人物から脇役に至るまで、無駄な人材が一人もいません。実はジョーカーに買収されていた女刑事や、船の囚人まで、脇役のくせに脇役とは思えない凄い存在感です。  終盤のストーリー展開は筆舌には尽くしがたい、ハイスピードで怒涛の展開を見せます。  『実は生きていたゴードン警部』からの『ジョーカー逮捕』からの『レイチェル、デントの拉致』+『ジョーカーの脱出劇』の凄まじさ。これは凄いことになってきたと思ったら、ここから更にストーリーは加速。『船の爆破スイッチ』『バットマンVSジョーカー』『デントの復讐』この3つのエピソードが、完璧なバランスで同時進行する圧巻のクライマックス。目まぐるしく場面が次々と切り替わるにも関わらず、全く混乱することがありません。しかも一つ一つのエピソードのクオリティの高さ。『バットマンVSジョーカー』のステージでは、銃を持ったピエロが全員人質といった手の懲りよう。いったい、どれだけのサプライズを用意しているんだと、その結末を固唾を呑んで見守ること2時間30分。なんと、そんなに時間が経っていたのかと、まさに時間を忘れてしまう完璧なエンターテイメント作品。  もう見応えは抜群なのですが、正直後味はあまりよろしくない作品。ハッピーエンドとは程遠い内容。こーゆー作品にはついついハッピーエンドを求めがちな私にとっては、辛い結果となってしまいました。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2017-09-08 04:14:52)(良:1票)
25.  旅するジーンズと16歳の夏 《ネタバレ》 
 オムニバス形式に近い構成のドラマですね。  4人のエピソードはそれぞれに独立していて、直接交じり合うことはありません。  ジーンズに添えられた手紙を通して、お互いの話を聞き、共感し、時には背中を押してあげます。ただそれだけ。  それは現実世界にはわりとよくある話。それに、4人のドラマが交錯することがない以上、シナリオとしての面白さはありません。  また、映画としてスケールが大きいわけでもありません。  はっきり言って、『なぜわざわざこんなものを映像化するの?』という内容です。  ですが、なぜか目が離せません。  こんな地味なエピソードの羅列に、ずっと興味をそそられっぱなしです。不思議なものです。  リアルを感じさせるストーリーというのは、ともすれば『退屈』と紙一重。本作は主人公一人一人が『よくあるプロット』の中、真剣に考え、悩み、行動し、それぞれの答えを探り当てていくので、そこに深い共感を覚えるのかもしれません。また、4人の友情は本物で、こそばゆくもあるのですが、見ていて気持ちが良いんです。  ティビーのエピソードは『病気で死ぬ少女』をだしに涙をさそうあざといものです。ですが少女と接するティビーの姿が非常に良くて、素直に感動します。  カルメンの『父親とその新しい家族』に対して思いをぶつけるエピソードも良い。『ドレスの試着でキレるシーン』『父親への電話シーン』など涙をさそうのですが、何といっても『石を窓にぶつけるシーン』、これが素晴らしい。自分を探しているのかと思ったら、自分のことなんかそっちのけで家族団らん楽しむファミリー。言葉ではなく映像で、カルメンの心の傷が手にとるようにわかってしまうのです。  ストーリーとして面白いのはこの二人でしょう。  リーナとブリジットのエピソードは第三者が見て面白いものとは言い難いです。  ですがリーナを演じるアレクシス・ブレデルが驚異的な可愛さ。ストーリーなんかどうでもよくなります。  ちょっと評価が難しいですが、主役の4人がそれぞれ良い個性を出しながら、その友情も見せてくれるので多分良作。  ただ映画として突出した部分がないのも確かなので、見る人によっては凡作かそれ以下になるのも致し方ないでしょう。
[DVD(字幕)] 7点(2017-05-28 12:13:44)(良:1票)
26.  ターミネーター:新起動/ジェニシス 《ネタバレ》 
 アクションは最高。スピード感あり、テンポも良い。ストーリーがよくわからなくても、映像だけで楽しめることは間違いありません。  そう、途中からストーリーがよくわからなくなります。  作っている人たちも、実は途中からわからなくなってるんじゃないの。  シュワちゃんなんか怪しい・・・。『とりあえずよくわからんが、俺はここでI'll be backと言えばいいんだな?』とか言ってそう。  私はもともとパラレルワールド、タイムパラドックス反対派なんです。  じゃないと、『過去に戻る意味がねー』と思うんですよね。  それにターミネーターシリーズにおけるタイムトラベルは、あくまで舞台装置のひとつであって、ストーリーそのものは非常にシンプルかつわかりやすく作ってくれていた印象があります。  それがこの作品は、完全にタイムトラベルとその謎解きがメインになっているような気がするのですよ。  後半はなにせ状況がよく理解できていないまま、どんどん話が展開するものですから、凄い映像見せられても何となく蚊帳の外・・。こーゆーサスペンスアクション系は、主人公達のゴールが見えないと、こちらもハラハラドキドキできないものです。  劇中ジョン・コナーが、『私達だけ時の流れの中置き去りにされているのだ』みたいなことを言うシーンがあるのですが、そうそう、まさにそんな気持ちで見ていましたよ。むしろあんたのせいだと言ってやりたい。  『1』の『T-800』にしろ、『2』の『T-1000』にしろ、『3』の『TーX』にしろ、外見は人間でも中身はロボットのあの無機質感が生み出す『怖さ』やある種の『かっこよさ』が好きだったのに、この作品ではよーしゃべりますねー。べらべらべらべら。  言葉のやりとりなんかできないのがターミネータの良さだと思うんですけどね。  映画そのものは最高級の技術で作られているであろう映像が満載ですから、そりゃあもうアトラクションとしては最高に面白いんですが、・・・もったいないなー。
[ブルーレイ(字幕)] 7点(2017-05-09 03:57:24)(良:1票)
27.  ターミネーター4 《ネタバレ》 
 ビジュアルがアツい。サウンドが凄い。シリーズ中最多のマシーン達が嬉しい。  T-800の前衛機なのかT-600。海蛇のようなマシーン。円盤型の偵察機。捕獲用超大型マシーンにバイク型。  個人的にはバイク型がかなりお気に入りです。  ストーリーもひねりが効いていて面白い。  ジョン・コナーとマーカス・ライト。二人の主人公という設定が、実に上手く機能していると思います。  マーカス・ライトの存在自体が罠なら、マシーンを無力化させるシグナルも罠。  単純な火力では太刀打ちできない人類が、頭脳戦でもスカイネットに翻弄されます。  つまりこの作品、ストーリーはそれなりに考えられているのですが、防戦一方なので気分が今いち盛り上がりません。  今までのシリーズと違い、『スターウォーズ』のようなプロットになっているわけですから、もう少し人類の見せ場が欲しいものです。  夜のシーンが多いことも重なって、少々疲れます。  SFアクションならではの爽快なシーンがもう少しほしかったところです。  とゆーことで、ストーリーとキャストは私を満足させてくれるものではありませんでしたが、ビジュアルだけは大変満足度の高い1本です。  これはもうアトラクションムービーですね。  私は、今のところ『3』が一番好きです。
[ブルーレイ(字幕)] 5点(2017-05-01 13:44:50)(良:1票)
28.  ターミネーター3 《ネタバレ》 
 あっちこっちで酷評されているので期待せずに鑑賞。  シリーズものなので避けては通れませんからね。  ところがところが。見る前のハードルがあまりに低かったせいでしょうか。非常に面白かったです。  前2作に比べると、ややアトラクションムービー化している趣がありますが、その実、ストーリーがしっかり作りこまれているじゃありませんか。  スカイネットの危険性を示唆する演出。この水面下でピリピリしている緊張感。良い。  『今日の18時27分に核ミサイルが発射される。あと2時間48分後だ。』この展開の早さ。制限時間の厳しさからくる焦燥感。良い。  街中でのカーチェイスアクション。世界滅亡というマクロのテーマを抱えながら、ミクロの世界での攻防、このギャップ。良い。  T-800、T-X以外のロボットたちの登場。興奮しすぎて鼻血でちゃう。最高に良い。  そして何より、驚愕の事実に2度ほど驚かされるストーリーが良いです。  一度目は、未来でジョン・コナーが殺されているという事実。しかも殺した張本人はT-850。ジョン・コナーの少年時代の思い出を利用したらしい。容赦がない。あらためてターミネーターがいかなる存在であるのかを再認識しますね。  そして、二度目は言わずもがなラストでしょう。  こんなバッドエンドなら、もはや滅びの美学です。  『旧型のパソコンしか置かれていない』に始まり、『ここはスカイネットの中枢じゃない。政府要人のための最終避難用核シェルターだ。』で終わる、絶望と希望が同居するラスト。  きっちり描かれる核ミサイル発射の映像。  個人的には『2』より好きです。
[DVD(字幕)] 8点(2017-04-21 02:17:44)(良:1票)
29.  ターミネーター2 《ネタバレ》 
 はじめて見たのは中学生の頃か、高校生だったか・・・。当時では考えられないT-1000の流動的な映像に度肝を抜かれたのを覚えています。  その映像技術に頼りきらず、その映像技術から更に工夫されて生み出されたアクションの数々。  初見のときにはこれ以上無いくらいに胸が躍り、そして今見ても十分に面白いと感じられます。  ストーリーはどうでしょう。  テーマは大きい。『世界の滅亡』『人類の存亡』。  それに対して、ストーリーはシンプル。  1.『人類(抵抗軍)のリーダー』を『殺そうとするもの』と『守ろうとするもの』の闘い。  2.事の発端となる人物及びチップの破壊。  壮大なテーマでありながら、ストーリーは限りなく単純化したことで、大変わかりやすいエンタメ作品へと仕上がっています。  自分達が作りたいものを、誰がみても楽しめる作品へと仕上げる。これぞプロの技ですね。  ただ、子供の頃には気にも留めなかったことが、気になっちゃうのが大人であります。余計なことを考える邪念が入り込んでくるんですよね。  『T-1000』をサラ・コナー暗殺に1984年に送り込めばいいじゃん。とかね。  だからね、タイムスリップものを楽しみたいときは、『ドラえもん』を見るような温かい気持ちにならなきゃだめなんですよね。  じゃないと、中古品が新品ロボットからターゲットを守るっていうシンプルながらもアツいストーリー、そしてアクション、そーいったものを純粋に楽しめる自分ではなくなってしまったと感じ、愕然とするわけです。  ですから、今だったらはっきりわかります。  そして自信をもって言えます。  これは『子供向けアクション映画』なのだと。  それを大人でも楽しめるようにプロの技でコーティングされた傑作なのだと。  ただ残念ながら、わたくし個人としては、傑作とまではいきませんでした。  子供の頃の自分であれば、満点ですけどね。
[DVD(字幕)] 7点(2017-04-19 01:02:10)(良:2票)
30.  ダブル・ビジョン 《ネタバレ》 
 ミステリー要素の強いホラーであり、サスペンス。  幽霊ものかと思ったけれど、違いますね。幻覚ものは何でもアリになってしまいがちなので好きではありませんが、これは許容範囲。  オチは微妙。今まで一度も出てきていなかった重病の少女が真犯人と言われてもピンと来ません。  それまで面識のなかった少女と主人公刑事。なのに、少女から『先に行ってるわ。ついてきて』と言われて、なぜかいっしょに死んでしまう主人公。まるで意味がわかりません。  そんなオチはともかく、主人公の家族とその過去のエピソードが大分興味をひかれますね。そして家族の行く末。はたしてこの家族はまたもとの仲の良い家族に戻れるのでしょうか。いえいえ、バッドエンドです。心は再び一つになれたのかもしれんけど、死んじゃったら元も子もないじゃん!  とゆーわけで、結末には異議アリです。  でもちょっと泣いちゃったんですよね。離婚まで考えていたのに、死別のシーンで号泣する妻。なくした声を発する娘。こんなサスペンスホラーで泣くことになるとは思いませんでしたが、それくらいドラマ性があって面白い。  生々しい殺害描写やバトルロワイアル的要素もあって、娯楽映画としても楽しめます。デヴィッド・モースとのバディもの的なノリも楽しい。  じゃあ良い映画じゃん、って感じもしますが、何でもかんでも取り入れすぎちゃって、バランスを欠いている気もします。若干ごった煮の雰囲気があるわけです。グロイ描写もありますし、人によっては全く受け付けない作品でしょうね。  個人的には好きな作品です。ただ、ラストはハッピーエンドが良かったですね。    
[DVD(字幕)] 7点(2017-03-12 15:41:46)
31.  ダンス・レボリューション 《ネタバレ》 
 画に描いたようなサクセスストーリーで見ていて気持ちが良いですね。  主人公ハニー(ジェシカ・アルバ)のダンサーとしてのサクセス。  子供達のためのスタジオを手に入れるというサクセス。  二つのサクセスがものの見事に成功していく様子は見ていて爽快。  母親とのすれ違い。親友とのすれ違い。気にかけている子供達とのすれ違い。このちょっとした心のすれ違いが、良い意味で物語を味わいあるものにしていますね。  更には成功と挫折、金銭問題、子供達をとりまく家庭環境や社会問題。たくさんの要素がつめこまれています。その割りに、ストーリーに一貫性があり、非常にすっきりとまとめられていて、まったく違和感はありません。  主人公が努力家なのも良いですね。  与えられたチャンスに甘えるだけではなく、自らの力で成果を出そうともがいている。その姿が魅力的で共感できるじゃないですか。  バスケやなわとびをヒントに振り付けを考えるシーンなど、小さい見所が盛り沢山。  きっとこういう小さい見所の積み重ねが、ラストの感動へとつながっていくのだと思います。  ラストダンスはハニー自身は裏方に徹し、踊りません。それが多少寂しくはありますが、物語のテイストとしては悪くありません。  それに、自分達のダンスで、自分達を取り巻く環境、世界を変えようとしている、『ダンスレボリューション』というタイトルに相応しいしめくくりじゃないでしょうか。  正直ちょっと感動します。  バックダンサーや振り付け師の仕事をしているときに、知り合ったアーティストで、ハニー自身の才能を認めてくれる人がいてくれたことも嬉しい。  良い意味で予想を裏切る、爽やかな味わいの青春ダンスムービーでした。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2016-11-07 05:33:12)
32.  ダミー 《ネタバレ》 
 言いたいことを何も言えない人が、腹話術の人形という媒介を使うことで、社会ともう一度新しい絆を作り直そうとしている、ある意味再生の物語です。  また、人生を、そして自分自身を見つめなおしていくのが主役のスティーブンだけではありません。一見強気なお姉さんも、立派な社会人代表のロレーナも、やはりそれぞれ苦悩を抱えているわけです。自分の人生に疑問を持ちながら、妥協しながら生きている人なんて大勢いるよって言われているみたいです。個人的にはこの映画を見ると、妥協しながら生きるのだってそんなに悪くないなとも思えます。  極端にドラマチックな展開などはありませんが、『あるある』『わかるわかる』とか思いながら、その共感を楽しむ作品かもしれません。それに、主役のスティーブンが応援したくなる誠実な青年というのは非常にポイントが高いです。  ちょっと退屈に感じてしまう部分もあるかもしれませんが、後味が悪くないので、見終わった後は爽やかな気分に浸れます。  ただスティーブンの両親はそこまで悪い親とも思えなかったのですが、子ども達から全否定されたうえにプラモデルまで壊されて、少々気の毒です。そして親子の修復はないまま映画が終わってしまうので、それだけが少々心にひっかかりますね。
[DVD(字幕)] 6点(2016-03-09 00:30:44)
33.  ダークシティ 《ネタバレ》 
 SFがすぎるSF。これは好みが分かれそうな作品ですね。  タイトルが『ダークシティ』なのだから、暗くて当然なんですけど、それにしても暗い。そして閉塞感が凄い。  このタイプの映画にしては、説明があまりに大雑把。ちょっと不親切ではないでしょーか。そのうえで、あまりにとりとめのない話が続くので、流石に途中ちょっとダレます。  はっきり言って導入から序盤は、ホラーテイストだし、ミステリーだし、なんか不思議空間だし、それはもう興味津々で見れたんですけど、中盤くらいになって、『もしかしてこれって何でもアリ的な展開になるんじゃね?』って思ったら、まさにそうなっちゃいました。  『チューン』とやらの力で、海と太陽まで作っちゃうとは・・・。本当に何でもアリ。  それでいて超能力合戦の締めくくりはナイフとばして、跳ね返して、ブスッて・・。何でもできるのに超地味な決着。このバランス感覚が何とも・・。  いや、それを言うなら、最早この世界を作っていらっしゃる方々なのに、ジョン・マードックの行方を追う方法は地道な聞き込みって。  この作品は確かに『マトリックス』系列ですし、舞台設定は『トゥルーマンショー』にそっくりです。ただ世界感は『未来世紀ブラジル』を思いだします。リアリティと共存するSFは凄い盛り上がれるのですけど、はじめからすべてがかりそめの舞台設定では、何をされても盛り上がることができません。残念です。
[ブルーレイ(字幕)] 4点(2015-06-12 04:02:55)(良:1票)
34.  タイタンズを忘れない 《ネタバレ》 
 実話ベースの、人種問題を軸にしたスポーツドラマにしては、確かに『深み』は足りないほうかもしれません。何人かのレビュワーさんの『ダイジェストみたい』というコメントを見て、なるほど。言われてみればそんなイメージがぴったりです。  合併、合宿、白人と黒人の交流、試合、これだけ盛り込んでしまえば、一つ一つのエピソードの余韻に浸る間もなく『ハイ、次。ハイ、次。』と急かされる感じになってしまうのも至極納得です。ただ、それが映画全体に絶妙なテンポとスピード感を生んでいて、途切れることなくラストまで一気に見れてしまう良さがあります。  この作品は『実話ベースの感動もの』の体裁を保ってはいますが、これはもう『エンタメ作品』と割り切ってしまったほうが、楽しく見れるかもしれないですね。  今作を見る前に『リプレイスメント』というアメフト映画を見ましたが、アメフトというスポーツがわかりやすく楽しめたのはそっちのほうです。こちらの作品は状況が少々わかりづらい部分が多く、特にアメフトになじみのない日本人にとってはよくわからないまま試合が展開していくことがあります。『リプレイスメント』が純粋にアメフトというゲームを楽しむ映画だとしたら、こちらは、アメフトに携わる人々の心の機微を楽しむ作品と言えそうです。  
[DVD(字幕)] 7点(2015-06-10 15:30:57)(良:1票)
35.  タイタス 《ネタバレ》 
 映像・美術先行のような作品ですね。普通の中世の政治がらみの物語を見たかったので、クセが強くてとっつきづらかったです。  舞台は中世くらいなのに、車にバイク、冷蔵庫、マイク、ウォークマン、タバコ、現代を象徴するものが次々登場。シェイクスピアの『タイタス』のストーリーを追う一方で、独特なアートな世界に巻き込まれます。現実感がなく、くだらない御伽噺につきあわされているような気分になります。  それに、舞台劇のような科白の言い回しが少々うっとおしく感じられます。割と何度も似たようなことばかり言っているんですよね。上映時間が長すぎるのもそのせいのような気がします。  ただ長尺にも関わらず、最後まで目が離せなかったのは事実です。だとしたら、好みに関わらず見る人をひきつけるだけの力をもった映像作品ってことですね。ですから好きな人にはたまらない映画だと思います。  あまりに理不尽なエピソードが続くので、タイタス一家の復讐劇に最後はある種のカタルシスを得られます。ですが冷静になって振り返ってみると、タイタスの身から出た錆だと言えなくも無いストーリー。息子の一人は自分で刺し殺しちゃってるし、ラヴィニアをサターナイアスに献上しようとしていたし、よく娘や息子の幸せを願っているなんて言えたもんです。こーゆー作品って、そういうとこつっこんだらだめなんですかね?なんかもうよくわかんないです。これだから文学作品は肌に合わない・・・
[DVD(字幕)] 5点(2015-04-05 23:14:07)
36.  ダンテズ・ピーク 《ネタバレ》 
 パニック映画は好きなジャンルの一つですので、点数は甘めになります。  本作はパニック映画としてのバランスが非常に良い作品です。酸性化する温泉に、にごる水。プロローグで火山噴火の恐ろしさを体感し、大切な人を亡くしている主人公だからこそ、噴火の予兆に過剰に反応するプロットに説得力が生まれています。そしてそこで当然生じる関係者各位との軋轢も自然で良いです。もちろんそのために初動が遅れ、危機的状況が訪れるというパニック映画の定石を踏んでいるわけですが、だからこそ面白い作品だと言えそうです。  ただ、主人公のハリー、レイチェルとその家族にスポットをあてすぎたために、パニック映画としての醍醐味に欠ける部分もあります。不特定多数の人々の災害時における状況を映してこそのパニック映画だと思っています。そういった意味では空間の広がりやスケールの大きさに、物足りなさを感じます。  また、山から降りようとしない祖母がその理由を語らなかったり、火山を研究しているプロの地質学者が車で溶岩の上の走りきろうとしたり、少々演出に強引さが感じられます。無理矢理作られた人為的な危機的状況というものは、『ハラハラ』というより『イライラ』しちゃうものです。  とは言え、祖母の家に溶岩が押し寄せてくるシーンなど、映像だけでもかなり怖いシーンがありますので、それだけでも本作に関しては『一見の価値アリ』と言えそうです。
[ブルーレイ(字幕)] 8点(2014-12-08 02:18:31)(良:2票)
37.  ダブル・チーム 《ネタバレ》 
 こーゆーエンタメに特化した作品は嫌いではないはずなんですが、今作とは何故か波長が合いません。島を脱出するくらいまでは面白かったのですが、後半になればなるほど気持ちが冷めてしまいます。  スタヴロスが息子の復讐に始めたことにも関わらず、終盤コメディアクションへと移行しすぎたのが原因でしょうか。動機や、人物設定が活かされないと、こんなにもつまらなくなってしまうものなんですね。  島を脱出するシーンくらいまでは、それなりに丁寧に作っていた印象があるのですが、それ以降はどんどんディティールが雑になっていく印象があります。バラエティに富んだ敵キャラやアクションに頼りすぎてしまっている感があります。ローマでの撃ちあいにしても、勢力図が全然わからないまま、パニック映画のようなアクションが始まってしまい、この辺からちょっとついていけなくなりましたね。  ラストの大爆発、コカコーラディフェンスにしても、CGの質?のせいか急におもちゃのような作り物感が強くなってしまい残念です。このシーンを見ると、CGが使われ始める以前の、昔の映画のほうが良かったという人たちの気持ちがちょっとわかります。  何にせよ、素材は良いし、とにかく面白い映画にしようという気持ちが伝わってくる作品だったのですが、それを感じ取ることができなくて申し訳なかったです。
[DVD(字幕)] 4点(2014-10-15 11:49:15)
38.  大富豪、大貧民 《ネタバレ》 
 大富豪でありながら借金もある愛の冷めた夫婦が、部下の横領により脱税の罪を着せられて、アーミッシュの村で身分を偽りながら身を隠す物語。  コメディものとしては非常にオーソドックスなもので、そこに真新しさはまったくと言っていいほどありません。笑いの要素も薄く、爆笑できるようなコメディではありません。ひねりもなければサプライズもありません。  ・・・なのに、何故かなんとなく見れてしまうこの映画。そう、この映画にあるのはハートウォーミングな人間ドラマと、見ていればきっと良い結末が見れるんだろーなーという安心感です。  ささやかなサクセスと、控えめな人生修復ドラマ。  地味なストーリーの中に、『お金よりももっと良いものがあるんじゃない?』なんてことをさりげなく教えてくれる物語。まるで疲れた心に甘さ控えめのホットコーヒーでちょっとだけリラックスさせてくれるような、そんな作品でした。  そう言えば見終わったときに時間を確認したら、2時間近く経っていました。上映時間が事前の提示と違うのは、後から追加したシーンがあったりするからなのでしょうか?
[DVD(字幕)] 6点(2014-05-23 07:22:57)
39.  ダブル・ガントレット 《ネタバレ》 
 邦題でバリバリのアクションものかと勘違いしてしまいました。もちろんアクションはあるのですが、どちらかというとややドラマ色の強い作品です。  組織で腕利きのコンビ、クレアとニックがボスの部下にはめられ窮地に立たされるという物語。ストーリー的にはわかりにくいものではありません。ですが、登場人物の行動規範がいまいちはっきりしないため、ストーリーがごちゃごちゃしているように感じてしまいます。  特に主要人物であるクレアとニックの行動の目的がちょっとわかりづらいのが一番の問題。いったい何をしたいのかがよくわからんのです。だから二人がちょっと活躍しても、なんとなくカッコよさそうな雰囲気出しても、なんかいまいちどれもぱっとしない、物足りないんです。  テンポが不必要にだらだらと感じられるのもマイナス。ドラマよりな割に、登場人物やそれぞれが抱えている背景なんかに深みがまるでないのもいまいち。まさにもの凄く中途半端な作品でした。  面白くないとは言えませんが、これじゃあ面白いとも言えませんぜ。
[DVD(字幕)] 5点(2014-05-20 02:56:55)
40.  007/トゥモロー・ネバー・ダイ 《ネタバレ》 
 007を初めて見ました。ここまで娯楽に徹してくれると気分爽快です。オープニングから凄いです。武器取引の現場の破壊→ミサイル奪取→脱出、それを全部一人でやってしまうスーパーマンっぷり、最高ですね!  携帯や車(ボンドカーって言うんですか?)、ウェイ・リンの秘密基地など、子供心をくすぐられるアイテムが充実しているのも嬉しいです。  更には、中国公安局員の肩書きをもつウェイ・リンが、成り行きではありますがスパイ仲間として活躍してくれるのも楽しい展開です。組織ぐるみでバックアップ体制がとれている雰囲気も大好きです。  まあ難を言うならば、死なないこと、ハッピーエンドが約束されているので、着地点がわかっている分そこに到るまでの過程を楽しむだけの映画というところでしょうか。その割に、その過程の中でおそらく一番の見所であるべき、後半のガンアクション押しがやや冗長な感じがして、多少飽きちゃったところが残念でした。 
[DVD(字幕)] 7点(2014-05-07 12:40:11)
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