Menu
 > レビュワー
 > ミスター・グレイ さんの口コミ一覧
ミスター・グレイさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 565
性別 男性
自己紹介 三度の飯より映画好きです。どうぞよろしく。
※匿名性ゆえの傲慢さに気を付けながらも、思った事、感じた事を率直に書いていますので、レビューによって矛盾が生じていたり、無知による残念な勘違いや独善的で訳分らん事を書いているかもしれませんが、大きな心でお許し下され。
※管理人様、お世話になっております。
※レビュワーの皆様、楽しく読ませて頂いております。

-------------------------



表示切替メニュー
レビュー関連 レビュー表示
レビュー表示(投票数)
その他レビュー表示
その他投稿関連 名セリフ・名シーン・小ネタ表示
キャスト・スタッフ名言表示
あらすじ・プロフィール表示
統計関連 製作国別レビュー統計
年代別レビュー統計
好みチェック 好みが近いレビュワー一覧
好みが近いレビュワーより抜粋したお勧め作品一覧
要望関連 作品新規登録 / 変更 要望表示
人物新規登録 / 変更 要望表示
(登録済)作品新規登録表示
(登録済)人物新規登録表示
予約データ 表示
【製作国 : アメリカ 抽出】 >> 製作国別レビュー統計
評価順1
投稿日付順1
変更日付順1
>> カレンダー表示
>> 通常表示
1.  鳥(1963) 《ネタバレ》 
口笛に笑顔で振り向くブロンド美女の視線の先には、男ではなく空を舞っている無数の鳥がいた…。いかにも高慢ちきな女が、これから鳥に襲われるんですよという始まり方からしてもう巧いのですが、最初の方はコメディかと思ってしまいました。つがいの鳥がハンドルを切った方向に仲良く体を倒すのはモロですが、例えば誕生パーティー襲撃シーンなども転んでジタバタする女の子をカモメが突っつく様なんてのは滑稽に見えました。しかし、暖炉から一羽のスズメが現われるや否や間髪入れずにドバッーと大群を投入してくるあたりからは圧倒的です。襲撃後、あの神経質そうな母親が割れた食器を片付ける様子が意味ありげに撮られていますが、次にダン宅に行った際、取っ手だけのコーヒーカップが映った瞬間、もうここは襲撃済みなのだと悟らせるもので見事に緊張感をもって死体まで誘導させられます。そこからはもう畳みかけるようなのですが…クライマックスともいえるティッピー・ヘドレンが実際に襲われるシーンになると、当時の技術では仕方ないのですが、やはりチャチに見えてしまいます…。しかし本作における恐怖は鳴き声や羽音など前触れの時点が最高潮なのであり、それはCG不用の見事さなのです。
[ビデオ(字幕)] 9点(2010-04-22 18:06:50)(良:2票)
2.  都会の叫び 《ネタバレ》 
旧知の間柄の犯人と刑事という設定はいかにも男のドラマですが、登場する女たちが、ことごとく良いのです。リチャード・コンテ演じるロームを愛する女は、夢の世界から抜け出てきたようにポツンと現われる登場シーンからして神秘的で、ロームに近づけば十字架の形が影となって表われていますし、最後に彼女と落ち合うのは教会であり、その存在はまるで聖女のように見えます。これに対して女の悪役は悪魔的で凄い。遠くからいくつも電気をつけて登場するシーンからして象徴的なのですが、なぜにマッサージ師なのかという疑問も不気味な形ですぐに解消されます。朝飯を食わないロームに対してモリモリ食べているところなんかも豪胆な感じが出ていて圧倒的です。さらにロームの母親の造型も素晴らしいですし(刑事とのやり取りが特に良い)、登場シーンは僅かながらロームを手助けする情婦と看護婦(彼女の母親もまた強烈)の存在も光ります。  もちろん男のドラマだってありまして、旧知の二人が教会から出た後からラストシーンまでも良いです。
[DVD(字幕)] 8点(2009-03-13 18:16:35)
3.  トゥルー・ロマンス 《ネタバレ》 
何とも元気いっぱいで爽快な作品だが、一番の見所は僅かな登場シーンながら強烈な印象を残すデニス・ホッパーとクリストファー・ウォーケンの対決シーンだろう。ウォーケン演じる海千山千のマフィアはまるで通常業務をこなすかのように、しかしとても威圧感たっぷりに拷問を開始する。これはチビっても仕方ないくらい怖い。対してホッパー演じる優しく素敵な父親は、暮らしぶりから察するにメインストリームから外れたいかにも冴えないオヤジ。だがこのオヤジ実は只者ではない。これはまさにハリウッドの異端児ホッパーのことだ。一通り凄まれた後、皮肉たっぷりにシチリア人にまつわる小話をかましてみせる。結果は〝試合に負けて勝負に勝った〟余裕しゃくしゃくで常に冷静沈着なウォーケンがホッパー相手にブチ切れてしまう。この面白さと言ったらない。それも冷蔵庫に貼ってあるメモであっさり行き先がバレてしまうというオチつき。つまりこの対決の結果は物語上どうでも良いことで、ただの見せ場なのだ。しかしこんなにワクワクするような対決がそうあるだろうか。例えばパチーノとデ・ニーロの対決(「ヒート」)なら誰しも見てみたいと考えるが、これはちょっとやそっとでは思いつかない。この場面を緊迫感たっぷりに撮ったトニー・スコットの手腕と、切れ味鋭い台詞を書いたタランティーノのユーモアはさすがだが、二人にホッパーとウォーケンを配役した人は相当凄いと思う。
[ビデオ(字幕)] 8点(2007-07-10 18:15:19)(良:4票)
4.  トリスタンとイゾルデ
説話であり類型本がいくつか出ている物語なので詳しくは知りませんが、少なくとも大まかなストーリー展開以外かなり大本からアレンジが加えられています。人物設定も異なりますし媚薬や竜退治やイゾルデと同名の恋敵など物語の有名どころは登場しません。竜退治などはけっこう期待していたのでガッカリしたのですが…これがなかなか丁寧に作られていて面白いのです。もちろん高名な悲恋劇の古典もいまや単純過ぎるお話ですし、かりにも指導者たる者達がとるお間抜けな行動の連続には唖然としますが、あくまで二人の愛がテーマなので焦点を絞ったのでしょう。トリスタンとイゾルデ、それにマーク王の三者三様の想いが存在するなかで、若い二人がキッパリと決心することができず愛と忠義の間で揺れ動く姿が切ないです。それに今の時代、興行目当てで本当は安易にCGの竜など2、3匹出して景気付けたいところだろうし、惚れ薬や恋敵も使いたいアイテムでしょう。しかしそうはせず敢えて直球勝負で挑み、若手起用でほぼマイナーな役者で撮ったのは物語を伝えようという製作者サイドの真摯な意気込みを感じますので、とても好印象なのですよ、ええ。
[映画館(字幕)] 8点(2006-11-08 18:18:05)(良:2票)
5.  ドラゴン・タトゥーの女 《ネタバレ》 
本編の謎解きサスペンスは面白くなりそうで突き抜けてはいきません。それなりの要素をちりばめながらも、例えば、一癖も二癖もありそうな一族たちの人物描写が乏しいですし、ミスリードするようなトラップも無く、あるいは橋だけで繋がれた島というシチュエーションも携帯が圏外という精神的孤独感を示すだけで機能し切れているとは言い難いです。  ・・・しかし、リスベットの魅力が集約されているエピローグには参ってしまいました。リスベットがダニエル・クレイグの敵を葬るため(方法論が分からないがそんなことはどうでもいい)、上品なブロンド美女へと変身し、かと思えばカツラをパッと脱ぎ捨てドラゴン・タトゥーの女へと戻りタバコをスパッとやる…。この繰り返しがしばらく続くのですが、ここで初めて彼女の快活さを垣間見て格好良いと思い心を動かされたのです。しかも全て片付けば、威圧感たっぷりの風貌とは裏腹に純真な恋する乙女の姿まで見せる。雑誌社の表通りでクレイグのクリスマスの予定を尋ねるリスベット、ビルに配された大きな窓からクレイグの愛人がその様子を堂々と目撃するのに対し、クリスマスにリズベットは影から彼らの仲睦まじい様子を目撃し、用意したプレゼントを投げ捨て走り去る…。いじらしい彼女に胸がキュンとしてしまったのです。フィンチャー監督、恋愛映画もいけそうです。
[映画館(字幕)] 7点(2012-02-24 18:48:16)(良:3票)
6.  トゥルー・グリット 《ネタバレ》 
オリジナルの「勇気ある追跡」は数年前に一度見たきりなので良く覚えていないのですが、少なくともライフルをクルリと回すジョン・ウェインにジェフ・ブリッジスではお話にならないだろうと思いますし(だがコーエン兄弟にとってはこれはどうでもよい事らしい)、移動であるとか天候であるとか、あるいはマット・デイモンの怪我であるとかが不調に終わっていますが・・・オリジナルに少々手を加えた素晴らしい箇所もあります。例えば、14歳の娘が一人で川を渡り切ったのを見届け、ジェフ・ブリッジスは彼女を認め、それに対して娘の方はジェフ・ブリッジスが瀕死の彼女を抱きかかえ必死に走る姿を目の当たりにし彼が真に尊敬すべき対象へと変わる(ただ後者のシーンの見せ方は好みでない)。ラストは「ノーカントリー」と同じく、言わんとしていることが強過ぎると思いますが(コーエン兄弟にとってはここが重要でリメイクしたと思われる)、事件のことを当事者たちしか知らないという感じも良いです。
[映画館(字幕)] 7点(2011-04-19 18:18:19)(良:2票)
7.  逃走迷路 《ネタバレ》 
始まりから手錠を外すまでが非常に良くできていて、例えば、光に反射した水面がユラユラと家屋に映っているトビンの屋敷は怪しさ全開ですし、手錠がらみのシーンは上手く、車のファンで鎖を切る時のカットバックによる緊張感や、痴話喧嘩のようなオチで収めるのもシャレています。・・・ですが、その一方でヒロインの描写がかなりいいかげんじゃないかとも思います。例えばビルに閉じ込められていた彼女の再登場の仕方があまりにも出し抜けで、物語に支障をきたさない程度で省略しているのでしょうがテンポを重視し過ぎているように思え、設定に活かされていない広告のモデルというのは、見境なしに出てくる広告の唐突さを皮肉っているのかとすら思ってしまいます。また、ラストの自由の女神での攻防はなかなか見せてくれますし、自由の女神をこんなに上手く使った作品を他に知りませんが、もう一つ何かが欲しいと思ってしまうのは欲張りでしょうか。
[DVD(字幕)] 7点(2010-02-19 18:25:46)
8.  遠い太鼓 《ネタバレ》 
フロリダの大自然の美しさをカラーでしっかり収めるというのも、一つのテーマだったのだと思いますが…どうもあまり上手くいっていないシーンの方が多い気がします。特に最初の方はウォルシュ監督はどうかしてしまったのか?と思ってしまうほど頂けないです。良いのは、同監督同年製作の「艦長ホレーショ」と同じくロマンスのシーンだったりします。二人が惹かれ合う展開というのがいささか乱暴であり、憶測で物を言えば未開の地で生活する日照り状態のところへグラマラスなブロンド女が登場すれば、空腹感を満たす為に近寄ったんじゃないかと思えてしまうのですが、そんな強引な成り行きも至極当然に見せてしまう余裕っぷりには恐れ入ります。そんな意味でもこれは王道を行く娯楽作品であり、唯一ドキドキさせてくれるクーパーの息子の消息ですら、少なくとも中尉の剣が手渡されるまでは死ぬはずがないと、どこかしら安心感を与えてくれるのです。
[DVD(字幕)] 7点(2009-04-21 18:07:40)
9.  ドミノ(2005)
スタイリッシュと言えばスタイリッシュですが、とにかく映像がスピーディ過ぎるので、例えばキーラ・ナイトレイが下着姿でラップダンスを踊るシーンであるとか、例えばラストの激しい銃撃戦であるとかは、もっとちゃんと見せてほしいと思います。…ですが、〝ではつまらないのか?〟と問われるとそうでもなくて少々乱暴な見せ方ではあるものの随所でキーラは凄く魅力的に見えましたし、その目まぐるしさはドミノの人生そのもののようでもあります。 また、ビバヒルの役者たちやウォーケンとミーナ・スヴァーリなどそれぞれのコンビだけでも一本の独立した映画が撮れてしまいそうなほど、各々のキャラクターに面白味が秘められています。 さらに鉛筆をカリカリ削るルーシー・リューとの尋問シーンや、モーテルでドミノにあしらわれブチ切れたチョコにミッキー・ロークが諭すように語るシーンもやっぱり良いと思うのです。
[DVD(字幕)] 7点(2009-01-26 18:26:57)
10.  特攻野郎Aチーム THE MOVIE 《ネタバレ》 
〝特攻野郎Aチーム〟についてほとんど知らないのですが、それでもあのテーマソングを聞いただけでワクワクと胸が踊ってしまう作品であることは確かなはずで、その期待を裏切らずハンニバル(リーアム・ニーソン)はこの上なく格好良く登場します。さらにチームが結成され、マードックが敵の追尾ミサイルをかわすためにヘリのエンジンを切るというあまりにクレイジーな荒技で困難を乗り切り、タイトルが出るまでは最高に楽しいです。が・・・オープニングまでで見所は全て見てしまった感じです。例えば、空中戦で戦車を使い砲撃により飛行進路を変更するという聞いただけでワクワクするようなブッ飛んだアイデアはあるものの、まさに聞いて楽しいものであって見て楽しいものにはなっておらず完全な消化不良です。それからラストの作戦をハンニバルではなくがフェイスが立てるのですが、プロフェッショナルなチームなのですから役割は明確に分担されていないと。それぞれの長所を最大限に活かし、短所はかばい合うのがチームプレイなのであって、ここで見たいのはノープランなフェイスが計画的になる成長物語などではなく、最高のチームの物語なのですから。
[映画館(字幕)] 6点(2010-09-03 18:17:23)
11.  トッツィー 《ネタバレ》 
男が女になりきるコメディ映画としては消化不良を覚えます。例えば、ジェシカ・ラングの実家へ訪れた時、一つのベッドで眠るドキドキなどではなく、明朝ヒゲ面で飛び起きるパニックの一つや二つ見せてほしいですし、あるいはセクハラ役者はキスを迫るのではなく、体を求めるスキンシップ型変態でないと男女の身体的差異を活かしているとは言えません。結局、女装して女性に近づいたことで、分かち合えたという精神的な恋愛話に留まっているのです。  また、せっかく同一人物という問題も発生しているのですから、男のホフマンと女のホフマンと両方と知り合い、男女間の仕草の違いなどでバレるバレないのサスペンスだって盛り込んでほしいと思うのです。
[DVD(字幕)] 5点(2012-05-15 18:01:02)
12.  トゥー・フォー・ザ・マネー 《ネタバレ》 
賭博や予想屋の世界を描いた作品かと思いきや、なぜ予想が当り、なぜハズれるかは全く重要ではなく棚に上げられ、若者が人生を左右する指導者と出会い成長していくという極めて抽象的な内容で、つまるところもっと具体的なものにしてくれないと映画としては面白くなりようがないと思います。 ラストにレネ・ルッソと抱き合いパチーノが涙するシーンがありますが(ここも別に良くはないが)、せめてあのようなシーンを効果的に使ってくれないと人間ドラマとしても盛り上がりに欠けます。
[DVD(字幕)] 5点(2011-07-15 18:48:53)
13.  ドリームキャッチャー 《ネタバレ》 
スティーヴン・キング原作の映画は出来の差が激しいですよね。しかし彼の小説が好きな私は、迷いがあってもその映画も鑑賞。本作は酷評を聞いていたのが良かったのか、噂ほど悪くはなかったですね。「スタンド・バイ・ミー」のような子供時代、そして大人になっても子供の頃のように仲の良い彼ら。何となくうらやましくなってしまいましたよ。それから〝記憶倉庫〟も良いですね。私も記憶倉庫が欲しいです。色々燃やしてしまいたい。それに角刈り?のモーガン・フリーマンも新鮮でしたよ。内容もエイリアン侵略ものと考えればなかなかだと思います。  ちなみに私のレビュワーネーム、ミスター・グレイと本作に登場したミスター・グレイは一切関係はございません。
[DVD(字幕)] 5点(2006-01-03 12:56:15)
14.  トリプルX
これ確か〝ニューヒーロー誕生。ワルがワルを制す〟みたいな謳い文句だったと思うんですが…ザンダー、全然ワルじゃないじゃないですか~。むしろイイヤツ。今風に言うと〝ちょい不良ガキ〟ってところでしょうか。私には007の方がよっぽどワルに思えるけどな~。っていうより根本的な性格からすれば私自身ですらザンダーよりワル度高いかもしれません;。という訳でザンダーの人物造形が甚だ期待ハズレなんですけど、ちょっと考えてみれば全国系の万人向け娯楽大作アクションで極悪が主役なんてありえませんね。誰も共感できないヒーロじゃ観客動員できませんから。あんなこととかこんなこととかワルいことして窮地を脱するんだろなぁ~という私の妄想がちょいワルでした;。 ・・・ただヴィン・ディーゼルには今後ともアクションで頑張って欲しいです。なんせ今やいわゆるアクションスターが絶滅寸前ですからね。そういった意味では確かにニューヒーローの誕生です。
[DVD(字幕)] 4点(2006-07-03 18:01:46)(良:1票)
全部

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS