21. ボディ・ダブル
《ネタバレ》 デ・パルマの映画にしては、美しさが足らないなぁ、って感じました。そりゃ毎度のカメラワークにヒッチコック大好き~!なノリは健在でしたけれど、「お色気も重要よ」なワリに、その部分があんまり綺麗に撮れてない感じで。メラニー・グリフィスという素材に問題があったのか、『ボディ・ダブル』というタイトル時点でネタバレしてる中身の、その虚構性がジャマだったのか・・・。「あー、デ・パルマってやっぱりこーゆーの好きなのねぇ」というのだけはしっかりと伝わってまいりました。マンネリだけどね。 [映画館(字幕)] 5点(2003-12-26 13:47:44) |
22. ボディガード(1992)
伏線かと思ったらちっとも意味なしな警備装置取り付けの部分とか子供と仲良くなる部分とか。家から離れてまたサスペンスな部分は蛇足感強いですし(屋敷の中で展開させても問題ないハズ)、アカデミー賞授賞式が安っぽ過ぎ(スターに見えないよ、みんな)な上に、ホイットニーがアレで主演女優賞取れるワケないじゃん、みたいな。私には、ケビン・コスナーの設定そのものから何から、全てが作り物感丸出しの、おままごとみたいな映画に映りました。そういうものだと割り切る寛容さを観客に求められても・・・。映画って、人と同じで饒舌さは時として底の浅さをさらけ出すもの。無駄を削ぎ落とす事で高められるものもあると思うんですけどねぇ。 [映画館(字幕)] 4点(2003-12-26 13:03:07) |
23. ホット・ショット2
こういうベタベタな判りやすいパロディっていうの、意外と大切なんじゃないかな、って思います。映画を見慣れてしまった人間にとっては「今更それをやるかぁ?」みたいなパロディでも、映画をそんなに見ないって人にとっては十分に楽しいんじゃないかって。おたく同士の馴れ合いで閉じてしまうのも考えモノですからねぇ(それが楽しい、っていうのは事実ですけれど)。おバカ以外は暴走せずに節度を保っている映画で、かなりヌルいんですけれど、なんにも考えずに、たり~っと見る分にはいい感じ。 6点(2003-12-26 12:47:44) |
24. ホーンティング
階段が崩れる~!って、全然ホラーと関係ない見せ場だし。現代を舞台にしているのに、現代的要素がケータイ1つだけ、というのがリアリティありません。クラシカルな要素を出すために排除したんでしょうけれど、それじゃ説得力がなくなっちゃうんですよね。時代の対比がなくっちゃ、古きモノの中から生じてくる恐さって生きてこない気がします。もっとも最大の問題は、この映画が「霊?んなモン信じてるワケないじゃん」って思いながら作ってる感じだって事。でなきゃ、あんなCGごてごての即物的なモノ見せたりしないでしょー。 [映画館(字幕)] 3点(2003-12-26 11:22:44) |
25. ホーム・アローン3
前2作と違って、ドラマティックな要素を排除して、対決部分に特化させちゃったのは正解かもしれませんね。純粋に悪人軍団が翻弄されてボロボロになってゆく姿を楽しみました。これまでのマヌケな泥棒と違って、シリアスな産業スパイとして登場しつつ、これまでと同様にぐちゃぐちゃになってゆくさまは、そのギャップで従来以上の面白さだったかも。ただ、主役の男の子の、わざとらしいリアクションはちょっとツラいものがあったかなぁ。 6点(2003-12-26 11:03:42) |
26. ホーム・アローン2
繰り返しの美学、っていうのを感じましたねぇ。前作とやってる事は同じなんですけれど、その繰り返しを楽しむタイプ。ドリフみたいなモンで。大抵は2作目までしか通用しませんが。ケビンの犠牲になる二人の惨状が痛々し過ぎ、って気はしますが(死んじゃうって)、彼等のリアクションもまた大きな楽しみの1つ、と。ハトのおばさんとおもちゃ屋の社長で、あったかい系ドラマの方はちょっと分散しちゃったかな。 [映画館(字幕)] 7点(2003-12-26 10:53:28) |
27. 暴走特急
《ネタバレ》 劇場で見た時は5点がせいぜい、でもその後セガール映画に目覚めちゃって、評価変っちゃいました。「ウソでー」と思ったラストのどんどん落ちてゆく列車からの大脱出も、「あれはセガールだから」で全て説明が付いてしまうワケで。テロリストの皆さんが、ケイシー・ライバックがいる!って聞いた瞬間に「うわーダメだーおしまいだー」ってノリになっちゃうあたり、非常に楽しい気分にさせて貰えます。ただ、政府の皆さん、中国の軍需化学工場の件は、ほったらかしといて「ばんざーい!」でいいのかなぁ? [映画館(字幕)] 7点(2003-12-26 10:31:00) |