2401. ネル
《ネタバレ》 前半の緊迫感や気合の入り方はなかなかでしたが、どうみても陳腐な病院脱走シーンでがっかりして、法廷での演説シーンで完全に醒めました。ラストなんかは安手のメロドラマです。どうしてこういう面白い題材を扱っていながら、こんなマニュアルみたいな演出をしてしまうのでしょう。 5点(2004-09-21 02:32:48) |
2402. イン・マイ・ライフ
いくらでも面白くできそうな設定なのですが、抑揚のない平坦な演出と、主要人物の凡庸な演技によって、実に退屈な作品になってしまいました。というよりも、人格造形がもともとできていないので、演技をする人達もどう演じていいのか困ったのではないでしょうか。 4点(2004-09-18 03:42:58) |
2403. ビジョン・クエスト/青春の賭け
アマレスというマイナーな種目を取り上げたのはポイントが高い。Journeyのアルバム未収録名曲“Only The Young”を使っているのもポイントが高い。ここぞというところでDioの“Hungry For Heaven”がいきなり流れてしまうのも無茶すぎて良い。問題なのは、主演の彼の人畜無害な福徳顔が、この種の青春ドラマに合っていないこと。 6点(2004-09-14 02:22:34)(良:1票) |
2404. ミーン・ストリート
最後まで、誰が何をしたい話なのか、さっぱり理解できませんでした。 3点(2004-09-13 02:39:05) |
2405. ザ・シークレット・サービス
肝心のイーストウッドが一見明白に弱そうな上、周りの人達もふざけているのかと思うくらい警備力が無能なので、サスペンスとして成立していません。マルコビッチがいくら悪でも、これでは腕の振るいようがないでしょう。 3点(2004-09-12 23:50:33) |
2406. 北国の帝王
こんな設定でいったいどんな話になるのかと思っていたのですが、それなりの話にはなるのですね。浮浪者と車掌の両者の背景に何の説明もないところがいいです。 6点(2004-09-08 21:11:43) |
2407. セント・エルモス・ファイアー
みんな勝手にアホな行動ばかりとっていて、しかも事態が全然収束していないのに強引にまとめてしまうところがよい。登場人物のきちんとした描き分けができていると、もっとよかったんですけどね。 6点(2004-09-08 03:48:06) |
2408. L.A.コンフィデンシャル
なかなか良質なサスペンスです。3人の刑事がいずれも大きな欠点ありの人物なのが面白い。内容的にもひねりがあって、2回目以降も楽しめます。 6点(2004-09-05 23:07:47) |
2409. 彼女は最高
よく見ると、なかなか面白い会話や意味のあるシーンもあるのだが、演出にめりはりがないので、その価値が大幅に削がれている。各シーンの終わりが、「はい次」みたいな感じ。各人物のキャラクター設定も、あまりうまくいっていない。 4点(2004-09-05 18:10:46) |
2410. 恋は邪魔者
前半はまあまあ面白く見られましたが、レニーの告白は設定自体要らなかったと思うし、その後は完全にグシャグシャです。お遊びの映画だからこそ、ああいうところはシャープにまとめてくれなくては駄目なのです。 5点(2004-09-05 18:05:46) |
2411. RONIN
一番分からないのは、何でこんな作品にデ・ニーロやジャン・レノが出演を承諾したのかということ。大体、歴戦のプロの集団といいつつ、街中で銃撃戦開始したり、捕らえた敵にあっさり逃げられたりなんて、やってることがおよそ歴戦のプロからはほど遠い。 3点(2004-08-30 01:30:42) |
2412. 隣人
一応サスペンスを狙っているような作品なのに、このテンポの悪さと台詞の変な間はいったい何なのか。 2点(2004-08-21 02:49:15) |
2413. スターシップ・トゥルーパーズ
わざと阿呆馬鹿な内容にしているのか?という推測は立たないでもないが、それならば徹底ぶりが不足しています。 1点(2004-08-19 15:59:10)(良:1票) |
2414. 赤ちゃんはトップレディがお好き
ダイアン・キートンのタイガー・レディを的確に表現した熱演は特筆ものなのだが、肝心の話の結末が極めて安直。これでは何の葛藤の必要もありません。それまでの流れを全部無意味にしてしまっています。 4点(2004-08-19 05:21:58) |
2415. ラストゲーム
設定にそもそも無理がありすぎるのだが、話の進め方も実にいい加減。複雑な背景ならではの葛藤も心理変化も何もあったものではない。デンゼルの落ち着いた演技で何とか見られるレベルになっているというだけ。 4点(2004-08-19 03:11:26) |
2416. ピッチブラック
最初から最後まで、何を表現したい話なのかさっぱり理解できませんでした。映像の色彩感覚も、はっきりいって汚いの一言ですし、編集センスも劣悪で真面目に見る気が失せます。 1点(2004-08-12 02:36:59) |
2417. デモリションマン
あまりにも笑い所・突っ込み所が多くて、逆にそこそこ退屈しなかったのが怖い。 2点(2004-08-10 02:20:57) |
2418. ザ・ハリケーン(1999)
かつてディランの名曲“Hurricane”を身震いしながら繰り返し聴いていた身としては、その歌詞が現に映像化されているのを見るだけで、ある種の興奮を禁じ得ない。ただし、前半は時系列にも工夫があったりして感心したのだが、中盤以降は、妙に展開が早くて拍子抜けしてしまった。もっとも、権力とはこのようなものだという警告は常に発されるべきであるので、その意味でこの映画の価値は十二分に存在する。ところで、日本にも、すでに指摘されている袴田事件のみならず、狭山事件や甲山事件やメルボルン事件、さらには近時特に多発している痴漢冤罪事件など、素材(と素地)はいくらでも存在しているのだから、映画人はそれを映画化して世に問題提起するぐらいの気骨を持つべきだと思うが。 6点(2004-08-09 17:36:43) |
2419. 白いドレスの女(1981)
真面目なサスペンスで好感が持てるが、途中、中だるみしないでもないところが惜しい。ただ、全体的に映像や音楽も含めて丁寧に1つのトーンで統一・完結されており、作品としての印象は良い。 7点(2004-08-03 02:27:05) |
2420. 天使が降りたホーム・タウン
主演2人の巧者ぶりに、序盤は期待が高まったのですが、途中から、相互に関連性のないエピソードが積み重なる展開になっていて、何となく単調になってしまいました。それでも、終末部分はなかなかジンときました。 6点(2004-08-01 16:22:08) |