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241.  デブラ・ウィンガーを探して
「アメリカン・スウィートハート」に続いてこれを見たのでなにげに可笑しかった。ここに出てくる女優たちは殆どがブロンドで美人で皆が憧れるようなヒロインを演じた人たち。いちばん大事なのは子ども、けれど仕事をするうえでいちばんネックになるのも子どもなのね。彼女たちはハリウッドの女優で一般人とはかけ離れた世界にいるけれど、感じること思うことは普通の人と大差ないんだと感じた。カメラが回ってることを意識してないとは言えないけれど皆かなり正直に話していたと思う。すっぴんで出てくる女優には感服した。もっともっと見ていたかったです。マーサ・プリンプトンには笑いました。「足の裏みたいな顔した男優」って誰のことなのかしら?サマンサ・マシスは今も可愛らしい。この二人はかつてリヴァー・フェニックスと付き合っていたのよねえ。シャロン・ストーンにサルマ・ハエックのご意見は素直に聞けなかったわね。ハンで押したようなことを言ってると感じた。グウィネス・パルトロウがここに出てくるのはなんかヘンだ。マスコミ逃れに協力し、部屋に泊めてくれたウィノナを裏切って役をぶんどったことも頭をかすめる。そしてですねえ、ここにグレン・クローズが出てこないのは絶対おかしいっ!話題にも上らなかったんじゃない?彼女はいち早く美人でセクシーでミステリアスなヒロインに見切りをつけ、きっぱり捨てた。そして母でもある女優です。
8点(2004-08-31 11:07:21)
242.  アメリカン・スウィートハート
これはなかなか皮肉な内容ですね。まず豪華なキャストについて、キャサリン・ゼタ=ジョーンズは高飛車な意地悪アホ女がぴったりですね。ジョン・キューザックも女に振り回され、キレるとバカをやるちょっと危ないダメ男がハマる。これって昔から彼の持ち味なのね。スタンリー・トゥッチのキレ具合もいいし、ビリー・クリスタルの開き直った宣伝マン、クリストファー・ウォーケンのマッドサイエンティストみたいな監督(この監督も誰かがモデルになってるの?そうであってほしい)可笑しくって楽しい。でもキキがなんでジュリア・ロバーツなんだ?ここはもっと地味顔な女優にしてほしい。キャサリンよりも派手顔大味なジュリアはどうなんでしょう。オープニングの劇中劇のワザとらしい恋愛ものが出てきたときには小躍りしました。意地悪な内幕ものは好きです。全体的にはちょっと散漫な気もしたけど、最後までひっぱったあの新作映画、これが出た時、不満は吹っ飛びました。「ブレア・ビッチ・プロジェクト」いいわねえ。 意地悪く考えると、これはジュリアを念頭に脚本が書かれたのかもしれないわね。しかしジュリアは グウェンではなくキキを選んでしまった。でもこの選択こそ、America's Sweetheartsジュリア・ロバーツなのだろう。
8点(2004-08-31 10:21:54)
243.  シリアル・ママ
キャスリーン・ターナーがママを演ずるというのがこの作品を成功させたと言っても過言ではない。オープニングの幸せそうな朝食のシーン、しかし一匹のハエの登場でママの怖さを印象づけた。ゴミの分別をキチンとしないことへのママの怒りは無理もない。 あやまれば、罰金払えば済むという問題ではないのね。それ以前のマナーを守るという意識の薄さが問題なのだ。スプラッタ映画を興奮しながらケラケラ笑いながら見ていた坊ちゃん、嬢ちゃんが本物の死体と血を見て「映画とちがう!」とうろたえる件はなかなかスルドイわね。 好みの差は当然あるわけだからそれについては何も言うことはありません。シュールな笑顔を浮かべた一見良妻賢母のママは世の狂気の象徴のようだ。ジョン・ウォーターズは実話をもとに、一般市民が日常における一部のマナー違反者、ルール違反者に対する怒りを打ち出し、それを狂気の象徴「ママ」にセイバイさせ笑い倒す。秋に白いパンプス履いてたぐらいで殺されちゃたまらんけど(笑)しかしこれらの着眼点に拍手!まさにブラックコメディ!!これは私が主婦だから思うことなのかもね。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2004-08-30 18:28:19)
244.  遥かなる大地へ
見る前はちょっとお堅くてお涙頂戴なのかと思ったけど、予想に反してテンポよくユーモアもあり軽快、爽快でした。まだ少々垢抜けないニコール・キッドマンもお茶目。この頃はニコールが今みたいな大女優になるとは思ってなかったなあ。綺麗だけどキツそうで、整い過ぎちゃって人間というよりサイボーグみたいな感じ。いろんな役はこなせないように感じた。でも底知れない才能と演技力を持っていたんですなあ。ロン・ハワード監督の作品は大衆的で素直に楽しめるし、安心して見ていられます。ラストの土地争奪レースは見応えありました。後味は最高!そうそう興行的にはよくなかったのね。同年に公開された作品におされちゃったのかもね。
8点(2004-08-28 18:29:02)
245.  フラッシュバック(1990)
たしかこれは劇場未公開なんですよね。私はWOWOWで見ました。キーファー・サザーランドとデニス・ホッパーのコンビは相性よかったと思います。コミカルなロードムービーは楽しいですね。でもただの悪のりドタバタではなく、物語の背景がちゃんとあるの。中盤、ホッパーがブラックスーツに衣装替えする流れになっているのも可笑しい。この役をホッパーが演じ、ドナルド・サザーランドを父に持つキーファーが出てくるというのも納得。ラストの「追い風で走れよな」というホッパーのセリフにはグッっときました。
8点(2004-08-19 10:02:32)
246.  フェイス/オフ
このアイデアはよいです。でもさ・・・突っ込むのはヤボというのは承知でいうのですけどね、ニコラス・ケイジとトラヴォルタ、この二人のお顔が最先端の整形手術でもって入れ替わるわけですが、あの顔の輪郭の違い、いや頭蓋骨のカタチそのものが違い過ぎるというのが気になってしょうがないのは私だけですかね。でも私としては、この疑問があるからこそ面白さが倍増したといっていい。まあ、細かいところはさておき、アジトへ突入した銃撃戦は見ごたえ充分。ケイジとトラヴォルタをどっちがどっちだったんだ?と一瞬わけわかんなくなったのは私だけじゃないですよね?お約束の教会と白ハトも見られたし満足の一本でございます。
8点(2004-08-10 14:10:56)
247.  ワーキング・ガール
そうですねえ、今見るとヘアスタイル、メイク、スーツにスニーカーというのに時代を感じますよねえ。ここで特筆すべきはシガニー・ウィーバーかな。なかなかのコメディエンヌぶりでしたよ。強い女のイメージが強いし、コメディの意地悪女が合ってるわね。ハリソン・フォードも脇役に徹して邪魔にならない。二度目に見たときに浮気してるメラニーの彼氏役がアレック・ボールドウィンだと気づいたときはうれしかったです。話は平凡なOLのサクセスストーリーなのだけどこれが面白いっ!この程度の話をこれだけ面白く見せてくれるハリウッド映画はやっぱりスゴイです。
8点(2004-08-10 13:50:36)
248.  ズーランダー
なんといってもあの80年代前半のヒット曲の数々。「コール・ミー」が流れた時は当時のディスコの光景が浮かびました。わざとらしい爽やかさが私の笑いのツボをしっかり刺激しました。なんていうのかなぁ、昔の日本のたぶん売れそうにないと思える新人歌手のプロモートフィルムみたいな感じ。バーでのジョン・ボイトとのシーンは笑った、笑った。このワザとらしさが最高に面白い、楽しい!こういう映画を作るベン・スティラーっていい人なんだろうなあ。
8点(2004-05-30 13:01:36)
249.  ナイト・オン・ザ・プラネット
私にとってジム・ジャームッシュの作品は当たり外れがはげしいです。でもこの作品は好き!オムニバスというのは短編小説みたいで退屈しないのがいいですね。ウィノナとジーナ・ローランズのLA編が好きです。ガムをクチャクチャ、たばこをスパスパしてるウィノナがかわいい。彼女はブスっとした仏頂面がよく似合います。ニヤリとしたのはパリ編。ベアトリス・ダルが盲目役で出てきたとき「ベティ・ブルー」と被ったのは私だけじゃないと思う。
8点(2004-05-21 09:03:42)
250.  キル・ビル Vol.2
えーっと、ごめんなさいVol.1は未見なんです。2本でひとつの作品なのですから、2だけ見て感想を言うのは気が引けるのですけどね・・・正直、ウマが土の中から這い出してくるまでは少々退屈ではありました。これはタランティーノの好きなもののオンパレードといったらいいのかしら。「燃えよ!カンフー」からそのまま来たようなデヴィッド・キャラダインには笑ってしまいます。そのキャラダインにスーパーマンについてのウンチクを長々と語らせるのも可笑しい。こんなに有名になってもタランティーノは変わらない。この人はいつも今、客を呼べる俳優ではなく、自分にとってのスター、アイドルである俳優を使うのね。「レザボア・ドッグス」以来その絶妙なキャスティングにゾクゾク、ワクワクさせられる。私はタランティーノと同年代ということもあって懐かしく感じられることがしばしばあります。ハチャメチャ度では上回ってるというVol.1を観なくちゃいけないワ!!
8点(2004-05-11 15:38:17)
251.  パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち
ちょっとちょっと、ジョニーがノリノリじゃないですか。これで彼はグンとファン層をひろげたでしょうね。でもジョニーファンとしては頻繁にこういった大作には出てほしくないというのが本音です。キーラ・ナイトレイ、いいですねえ。若いのにヘンな幼さがないし、品よく知的。時代モノもよく合います。とっても期待できる女優さんです。素直に笑えて楽しめた作品でした。ユーモアのきかせ方がいいわ。
8点(2004-04-03 18:00:06)
252.  真実の行方
あの大司教はなんとなくうさんくさいものを感じていたので、「やっぱりね」なんて思ってたけど、エドワード・ノートンはラスト近くになるまで予想はつきませんでしたねえ。元々清廉潔白、正義のかたまりとは言いがたい弁護士役のリチャード・ギア。打算的に無償で引き受けたこの裁判で手痛い目にあったわけですな。最後までなかなか緊張感もあり、オチも楽しめる作品でした。ローラ・リニーを認識したのがコレ。品がよくて感じのいい女優さんという印象でした。
8点(2004-03-16 18:48:06)
253.  プレッジ
ショーン・ペンが親友ジャック・ニコルソンのために撮った作品なのでしょうね。各要所に登場する俳優たちもニコルソンのために集まり、それぞれの役割をきっちり果たしているのはさすがです。やはり通り一遍の結末ではなかったですね。振り返ればあの店を買い取ったあたりからニコルソンの顔つきが変わっていったように思う。だんだん目がつり上がって慣れ親しんだ「ニコルソンの顔」になった。後半はクリッシーの運命と息切れして倒れるんじゃないかという雰囲気のニコルソンに不安を抱きながら見入った次第です。あそこまであの事件にのめり込ませたものはなんだったのでしょう。現役引退という、ある意味物事に終止符をうつ大きな節目が彼には重かったのでしょうかねえ。淋しさなのかな。
8点(2004-03-15 18:33:09)
254.  アルビノ・アリゲーター
再見したときにびっくりした映画でした。ウィリアム・フィクナー、ヴィゴ・モーテンセンまで出ているじゃないですか。密室となったバーでのシーンはみなさんおっしゃっているようにまるで舞台劇のようでした。こういうの好きです。しかしアクの強い役者がそろってましたねえ。その点がおいしい作品です。いったい何人が生き残って、どうやってここから出るのかしらという期待感で引っ張られました。派手さのないこういった作品はやはり役者の魅力が重要ね。フェイ・ダナウェイの登場はうれしかったです。
8点(2004-02-25 00:22:48)
255.  クイズ・ショウ
昨日何年かぶりで再見しました。初見の時はあまり印象深くなかったので今回とても新鮮に感じました。見直してみてびっくりしたことは、なんと多彩なキャストですこと!!ですね。マーティン・スコセッシは役者としても充分やっていける人ね。バリー・レヴィンソンも出てたようです。ミラ・ソルヴィノは意外にもお堅いキャラでした。物語としては実話といえど、テレビ界のヤラセという今では普通のこととなっているものを取り上げているわけですが、昔はこんなことがこんなに大問題になるほど、世の中も人々も今よりずっと純粋だったんだよ、ということなのかしらん。メディアのヤラセがある程度容認されてしまっていることへの皮肉と勝手に受け取りました。この作品を観て、ドキッとする人は多いのかもね。なんといってもジョン・タトゥーロのコンプレックスからくる執念深さ、いやらしさが見事でしたね。這い上がり人生のタトゥーロと名家のエリートおぼっちゃま、レイフ・ファインズの対比が面白い。今見るなら、こんな人がここに出てる!という発見が楽しい作品です。
8点(2004-02-19 09:05:52)
256.  ラスト サムライ
やっと観てきました。つっこみどころ満載ですが、このテの作品はつっこむのは野暮というものでしょう。私としては謙さんより真田さんがよかったわ。シブい役どころです。今あっちの俳優でいったらデヴィッド・モース、クリス・クーパーあたりが演じそうなキャラといえるかな。真田さんといえば、その昔は千葉真一(前はたしかソニー千葉じゃなかったっけ?今はサニー千葉なのね)の弟子でアイドルっほいアクション俳優だったと記憶しているけど、いい俳優になったわね。ティモシー・スポールの色物な脇役もいい。トムとスポールの日本語もしっかり堪能しました。サムライスピリットに感銘を受けたアメリカ人とアメリカ人にサムライスピリットを見た最後の武士、こんなふうにも感じました。なんだかんだといってもやはりハリウッド映画というのは凄い。だってこんなにかっこいい渡辺謙と真田広之を観たのは初めてだもの。よくぞここまであの二人を素敵に撮ってくれたと感激、感動の涙を流しました。そしてどことなく皮肉なものを端々に感じるのね。なんといいますか現在のアメリカの問題とかノーと言えない日本人とかね。教訓的なものもあったわね。小雪の上の息子、ティム・ロビンスが子供になったみたいと思いながら見てたのでした。
8点(2004-01-30 17:03:39)
257.  フォレスト・ガンプ/一期一会
この作品はアメリカ人にとってはたまらない面白さがあるんだろうなあと思う。私としてはフォレストと近代アメリカの歴史との関わり方が面白かったです。その発想がいいんですよね。エルヴィスとのエピソード、ウォーターゲート事件が気に入ってます。歴史に残る大スター、事件に実は名もない知的障害者の打算のない自然な行為、行動が深く関わっているなんてドラマチックじゃないですか。スマイリーはちと無理があったかな?トム・ハンクスはハマり役でしょう。でもね、ロビン・ライト・ペン演じるジェニーはちょっとねえ、放浪癖があるのかしら?言い方は悪いけど、知恵遅れのフォレストをなんとなくうまく利用してるような感じを受けました。都合のいい時だけ戻ってきては去っていく。最後は突然呼び寄せて「あなたの子よ」って、いくらあのウィルスに感染したからってちょっとあんた、それはないでしょって感じ。フォレストの純粋さがうれしくもあり、不憫でもありました。自分の子と知らされ「頭はいいの?」と聞いた時はたまらなかったわ。登場人物はそれぞれ重いものをしょって生きているけれど、さらっとテンポよくコメディタッチで描いたところがよいですね。 でも「一期一会」ってサブタイトルはいらないよね。
8点(2004-01-02 22:23:03)(良:2票)
258.  逃亡者(1993)
キンブル先生が逃げる逃げる。その逃げ方がそれぞれとてもおもしろかったですね。今見直すとトミー・リー・ジョーンズのジーンズにテーラードのジャケットという組み合わせにクスリとさせられる。93年制作だからこの時すでにこの組み合わせはどちらかといえば古かったんじゃなかろうか。それともベーシックなものとして定着してるの?トミー・リーの走り方もよかったわね。ジュリアン・ムーアがちらっと出てきてますね。彼女はけっこう前から脇役として出ているのが記憶にあるけど、いったいいつから主役をはる女優になったんだろう?私にとっては、気が付いたら主役クラスの大スターになっていた人です。  何年ぶりかでまた観たけどコレやっぱり面白い!トミー・リー・ジョーンズのアタマの柔らかい連邦保安官、部下たちとのやりとりがなんか心地いい。信頼されている上司。そして死刑判決を受けたにも関わらず、昔からキンブル先生を知っている人たちは彼に絶対の信頼を寄せている、これがすごくいいです。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-12-27 09:31:47)
259.  E.T.
まだハリウッドの権力者ではなかったスピルバーグが大人にも子どもにも楽しんでもらおう、と思ったかどうかはしらないが、悪人をひとりも出さずにマジメに一生懸命つくった作品として評価したいです。「E.T.」というと当時、ごったがえす映画館でやっと席を確保するも、ウヨウヨ出没するチカンと闘いながら観たことを思い出します。後味はよいし、チャリンコで逃げるシーンは見ごたえあったし、いいんじゃないでしょうか。
8点(2003-12-15 13:49:43)
260.  フェイク 《ネタバレ》 
まず、ジョニーがFBIのオトリ捜査官を演じると聞いて、ちょっとちがうんじゃないかい?大丈夫かなあ、と不安になったけどオトリだからダークスーツに身を包んで出てくるわけではないので大丈夫でした。 そしてパチーノ、このパチーノはよかった。プライドは人一倍あるのにそれがかえって哀れな冴えない三流マフィアのレフティ。ニセモノダイヤが見抜けないレフティはFBIのオトリが見抜けない。そういや原題は「Donnie Brasco」なのね。 下っ端たちがボスを出迎える場面、自分に声をかけてほしいといわんばかりの表情でボスを目で追うも、ボスはレフティに見向きもしない。どうしてあんな表情が作れるんだろう、あのパチーノのアップがファミリーでの彼の位置を全て物語っている。印象深いシーンでした。 ドニーにとって、レフティは大切な情報源だから彼には逆らわないし従順だ。それがうれしくて可愛くてすっかりドニーを信じてしまう。ドニーのレフティに対する想いは対等な友情なのかなぁ、なんかちょっと違うと感じた。一生懸命になるほどカラ回り、何をやってもうまくいかず落ちぶれていく一方のレフティに哀れみを感じ、同情してしまったんじゃないだろうか。哀れなレフティを騙しているという自己嫌悪もあったかも。正直、FBIに保護されその場を連れ去られていくドニーにほっとしましたね。 私はラストでレフティが「おまえなら許せる」と部屋を出て行くシーンはいらないように思いました。レフティのその後は想像に任せる、にしたほうがよかったんじゃないかな。最後にパチーノの見せ場をつくったんでしょうねえ、たぶん。 マイケル・マドセンは相変わらず凶悪な後ろ姿でした、この人背中からして怖いです、そこが良いです。そして筋トレするジョニーという貴重なシーンも観られました。ジョニーは70年代がよく似合う。
[CS・衛星(字幕)] 8点(2003-12-11 01:46:11)(良:1票)
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