21. マグノリア
《ネタバレ》 小説でも時々、生き物が降るエピソードを見かけます。私個人はいつもそこに、避けようのない理不尽なこと、を感じるものだから、この映画には納得してしまいました。 7点(2003-09-23 13:53:45) |
22. マイノリティ・リポート
《ネタバレ》 これから生体認証や個人情報管理といったテーマを論じるとき、頻繁に引用される重要な映画となるでしょう。エンタテインメントとしてはイメージ詰め込みすぎでは。…それからもう一つ、コリン・ファレルの出演歴としても重要な映画になるかしら? 7点(2003-09-23 13:24:57) |
23. サイン
《ネタバレ》 陰鬱な「宇宙戦争」。ストーリーは単純なのに、音楽の少なさと目を離しがたいカメラ目線、ところどころのユーモアで引き込まれる。信仰とはまた別に、すべてが何かの伏線である、というテーマは、思えば作劇の基礎。片田舎に息づく人生も十分にドラマを含んでいるという意味で、妙に胸に届く。賢い兄と勘の鋭い妹、特に「水が汚染されている」という妹の台詞の繰り返しが効果的。絶望に向かい合うということが、意外に真摯に描かれていると思った。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-07-30 21:28:26) |
24. ブリジット・ジョーンズの日記
爆笑。ベストセラーの映画化だし、コメディだし、そんなにリキを入れなくても一定の成功を予測できただろうに、ちゃんと体を張って演技するレニー・ゼルウィガーが見事!日本で言えば男女7人の大竹しのぶみたいなものでしょうか…例える必要もないけど。古いし。 6点(2005-01-23 11:59:03) |
25. ボーン・スプレマシー
《ネタバレ》 シリーズ前作同様、陰謀の謎解きは難しく、実はよく飲み込めなかった。でも、手持ちの多い映像と、灼熱のゴアから粉雪舞うモスクワへというスピード感にのせられた。デイモンとカール・アーバンが共に短髪なのが格好いい。それからボーンのサッカー選手のようにいつも周囲を見ている眼の良さ! ただし結末は少しロマンチック過ぎるかと思ったけれど、いかが。 6点(2005-01-15 20:09:11)(良:1票) |
26. ボーン・アイデンティティー
《ネタバレ》 説明が少なく、肝心の「計画」の理屈はよくわからない。だけど、雰囲気はかなり楽しめた。ショッキングな場面の後でさっと時間を確認するような、主人公の職人肌とも言える知的な人物像。冬のヨーロッパの暗い町並み。そして大迫力のカーチェースの直後にふうっと我に返るシーンなどの抑えた演出。これらのバランスが絶妙。一人バランスを崩しているアウトローなヒロインの、奇妙な気っぷの良さがまた良かった。 6点(2005-01-05 00:14:58)(良:1票) |
27. フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白
《ネタバレ》 類い希な米国の知性が、なぜ引き返せなかったのか。答えは霧の中なのだろう。ただ言えることは、戦争は何も解決しない、ということではないだろうか。淡々としたフィリップ・グラスの音楽が秀逸。 6点(2004-09-03 00:57:14) |
28. ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
《ネタバレ》 原作を読まずに観ました。前作のドビーほど、際だったキャラクターの魅力は感じられませんでしたが、その分、成長したハリーが大人達とかわす、対等で爽やかな友情が印象的。回廊で両親の温かい思い出話をききながら、ひっそり微笑むところとか。いやー、大人になりました! 謎解きもすっきり、わかりやすいのでは? シーンとしては開放感あふれる湖の飛翔、それから随所に散りばめたきめ細かい季節の表現がよかったです。 6点(2004-07-10 11:34:06) |
29. キル・ビル Vol.2
《ネタバレ》 埋まるところは本当に怖かったです。だから土埃あげて歩くユマ、とても笑えました。ダリル・ハンナは「?」だから、次に期待しましょう。 6点(2004-05-05 01:15:14) |
30. ペイチェック 消された記憶
《ネタバレ》 PKディックとはいえSFとしての驚きは、いまや乏しいでしょう。それよりもベン・アフレックの古風な巻き込まれぶり、そしてサービス精神たっぷりのジョン・ウー節が楽しい。やっぱり敵は、スローモーションで近づいてきます。 6点(2004-03-06 17:30:10)(笑:1票) |
31. ミッドナイト・エクスプレス(1978)
ちょっと点数をつけにくい。時代を超えて衝撃を持ち続ける一作ではないでしょうか。私にとっては「ミッシング」と並び二大「外国は怖いぞ映画」、というと不謹慎ですが、そういうしかないほど怖いです。 6点(2003-11-25 01:05:51) |
32. ベイブ/都会へ行く
《ネタバレ》 意表をつかれる映像美です。安ホテルの丸窓からビル群に見入る豚の後ろ姿。ノックダウンです。 6点(2003-11-24 16:18:06) |
33. マトリックス レボリューションズ
《ネタバレ》 いやー、迫力です。ガンダムか(ふるっ)、と思いつつも、映像には満腹。ミフネとナイオビのシーンには思い切り力入ったし、飛ぶスミスには笑っちゃったし。問題は、で、お話はどうなったの?ってところでしょうか… 6点(2003-11-23 01:51:21) |
34. マトリックス リローデッド
《ネタバレ》 すでに指摘がありましたが、カーチェイスのシーンで素手で車の屋根を「むく」とか、斬鉄剣とか飛翔シーンのスーパーマンポーズとか、小ネタが楽しい映画です。作り手が「僕たちこういうアニメやゲームが好きなんだ!」と叫んでる感じが伝わってきます。でも、変に理屈っぽくない1作目の方が衝撃がありました。ストーリーの意味はほとんどわからず… 6点(2003-10-27 02:02:37) |
35. キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
おしゃれな追跡劇、楽しめます。破綻のなさが、なぜか懐かしい感触。 6点(2003-09-23 15:15:39) |
36. フェイス/オフ
監督、主演二人の組み合わせは黄金のトライアングルでしょう。存在感がスクリーンからはみ出そう。 6点(2003-09-23 14:49:46) |
37. スリーピー・ホロウ
凝った映像。その割に深みはないように思うけれど、ゲーム感覚で雰囲気を楽しめます。 6点(2003-09-23 13:39:35) |
38. コンフェッション(2002)
《ネタバレ》 豪華キャスト、全編凝った映像(冷蔵庫の陰影とか)。それなのに、とても地味に仕上がっているのが、むしろ貴重な感じ。本筋の真偽はともかく、今日に至るテレビのバラエティーの原型を作ったゴングショーのホストが、小心で下世話で、子供の頃から心に傷を抱えていて、虚飾とストレスに追いつめられる様子がうまく描かれていたと思う。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2005-07-03 13:27:03) |
39. エリン・ブロコビッチ
《ネタバレ》 物語は意外にあっさりしていると感じた。子供の成長に象徴されるエリンの生命力、そこから生まれる説得力を観る映画だろうが、それより裁判所の青、原告の居間の黄といった色味の使い分けが面白かった。冒頭に登場するエリン本人がすごくきれいで、妙に納得。 5点(2005-03-27 01:13:23) |
40. モナリザ・スマイル
《ネタバレ》 かたや奔放、かたや狭量。対照的な二人の女子学生の間に通う友情、そして散りばめられた50年代ファッションや家電製品が見所でしょうか。クライマックスの講義シーンで、スライドを替える切迫したリズム感は印象的。んー、なぜいま、古き良き女子大なのか、という疑問も感じたけれど、ヒラリーさんの母校となると…というのは考え過ぎでしょうか。 5点(2004-07-10 11:15:36) |