21. マン・オブ・スティール
《ネタバレ》 まいった。スタトレ・ダークネスやらパシフィック・リムが全て彼方にすっ飛んでいきました。 高速アクションは今後のデフォとなるでしょう。しびれるようなスピード感。 女副官+巨人の連携アクションはかっこよすぎ! 軍隊を手玉に取る圧倒的強さ! スーパーマンの「ゾットは信用しないが人類も信用しない」が記憶に残ります。 それを「まず信じることから始めようよ!(・∀・)」みたいに甘言をいってのけた神父こそユダそのもの。 スーパーマンは体制に売られていく。 すさまじく深いです。 互いに武器を失い、獣のように原始的に素手で戦うシーンは激しい憎悪を表してるはずだ。 同胞同士が憎しみ合い殴りあうしかない運命。 ラスト、最後の同胞の生き残りともいえるゾットをぶっ殺すか、人類をとるかの選択はすごい。 自分はクリプトンなのか、地球人なのか、そのどちらでもないのか。 どちらかの価値観を選択しなければならない。 ちなみに私はゾットの価値観・正義も一理あると思った。 「話し合いばかりでなにも決められない実行できない元老院のクソジジイどもがクリプトンを滅亡させた」 日本もクリプトンの運命を辿りそうだ。 かのダークナイトでの船爆弾の選択は、性善説過ぎて、犠牲者がひとりもなく 薄ら寒かったが、今回はきちんと犠牲者が出る。 最後にスーパーマンはアメリカに向かっていう。 「正義はするけど、てめえらには従わない」 アメリカの正義=日本の正義・となるべき!子分でごぜえます。いっしょに国際貢献いたしやす。へっへ、 と考えてる日本のクソ政治家どもに見せてやりたい。 文句なし。 今夏最強のSFアクションです! [映画館(字幕)] 10点(2013-09-08 19:05:56)(良:3票) |
22. スター・トレック/イントゥ・ダークネス
《ネタバレ》 前回は10点をつけた。これぞ新世紀の宇宙大作戦!と思った。 今回はがっかり。冒頭の火山のノリはよかったんだが、本編に入って失速。 結局カーンのパラレルを描きたかったんだと思う。 旧作でのカークとスポックの立場を逆転させての友情を描きたかったんだろうが、 それは旧作でもう見ましたという感じ。 テンポもよくない。会話だけの場面が多すぎる。人間ドラマを増やしたかったのか? なんか宇宙大作戦というよりはTNG寄りになったんじゃないのか? スポック、1に続いて感情むきだしすぎ!先が思いやられますよ。 いや、なによりカーンの作戦がずるい、卑怯、せこい。ちいせえ!こりゃ惚れません。 カーンの仲間も復活すれば面白かったんだが、それもない。 カーンの仲間が戦艦をすべて乗っ取って、対するはエンタープライズ1基じゃなくては 1を超える絶体絶命じゃない。 新生スターウォーズも不安になってきた。 あと、ドクターの扱い。なんか他の普通の乗組員と同じっぽいなあ。 TVシリーズのスポックとドクターの絶妙な漫才はどうした! 全部カークがやるからドクターが薄くなってしまう。 次回あるとしたらクリンゴンと全面戦争になるだろうから、それに期待なんだが、 クリンゴンも宇宙大作戦のいやらしい性格じゃなくて、 TNGの名誉を重んじるみたいな人種になっていたのが不安。妙な臭い人間ドラマが展開しなきゃいいが。 結局私が見たいのはTNGじゃない!バリバリの宇宙大作戦だ! [映画館(字幕)] 6点(2013-08-17 07:46:29)(良:2票) |
23. ブラック・スワン
《ネタバレ》 ついに、ナタリーの演技はレオンのマチルダを超えたと思う。 こんなにドキドキした白鳥の湖は初めて。 カメラワークもすごい。まさかバレエをこんなふうに撮るとは。しかしこのアングルには意味がある。納得。 自滅していくさまはやはりレクイエム~を想起させるところもあり。 傑作!! [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-03-09 03:17:44) |
24. テッド
《ネタバレ》 予告がものすごく面白かった。 ところが下品なシモネタはほとんど予告に入ってたという。 むしろ男同士の友情に女が入ってきたら?という、至極クソ真面目な映画だった。 もっともっとドタバタ、ハジケてもよかった。 この程度のシモネタくらいデートで行ったってたいしたことあない。 予告の出来の良さに騙された感のある映画でした。 [映画館(字幕)] 4点(2013-02-15 03:55:58) |
25. レミーのおいしいレストラン
《ネタバレ》 一番感動したのはレミーでもリングイニでもなく、評論家のイーゴだ。 自らの評論家生命を絶たれようとも、いいものはいいと書いた彼の評論家魂に敬服。感動。 絵はとにかく構図がすごい。 ジブリのアリエッティが子供だましに見える。 日本タイトルはネタバレの原題よりイイと思った。 [DVD(字幕)] 8点(2013-02-10 11:59:46) |
26. プロメテウス
《ネタバレ》 2001年宇宙の旅のHAL9000が出てきてびっくりした! そう、あいつこそHAL9000の変形である。 そう思うとあいつの謎の行動も理解できるはず。 感情のないはずのあいつがなにを求めていたかである。 そのようにいくつかの点においてエイリアンの前日譚というよりは 2001年宇宙の旅的な印象。テンポも。 生命とはなにか。老境にさしかかったリドリーの本音、心境かもしれない・・。 そして、謎がいっぱい、未消化という人がネットに多いが、 「なぜエンジニアは人間を作り人間を滅ぼそうとしたのか」というセリフと タイトルが「プロメテウス」もうこれだけで私は、謎の答え、もろバレだと思ったんですが(笑) ちゃんと答えをはっきり言わないとだめなんでしょうか、今の人は。 とはいうもののストーリー、脚本はいまいち躍動感に乏しく 音楽もいまいち心を騒がせてくれない。予告の悲鳴のようなBGMはいったいどこいっちゃったの? 特筆すべきは美術。 CGの進歩ではじめてギーガーの創造物がまともに動いたという感じ。 全く古臭くない。改めてギーガーのものすごさを思い知った。 プロメテウス2があるなら是非ちゃんとギーガーを参加させて欲しい。 3Dもすばらしい。 アバターにしろ、空間・奥行きの不連続感、歪み、目の疲れなどがあったが なんと大幅に改善されてる。 今のところ最強の3Dだろう。 見せドコロもすごい。3Dで見る未来3Dホログラフィック映像という二重構造には驚き。 絶対IMAXで見ることをオススメします! [映画館(字幕)] 7点(2012-08-20 00:46:56) |
27. バタフライ・エフェクト/劇場公開版
《ネタバレ》 NINさんのレビューにつきます。 つまり、「いよ!漢だねえ!」これしかない。せつないが男ならコレ以外にない。 思えば私、高評価なのはポセイドンアドベンチャーにしろブレイブハートにしろ、タイタニックにしろ 漢だあ!というものかもしれない。 サマーウォーズも主人公の男の子は頼りないんだけど、最後は漢をみせつけてくれる、 そこがいいんだよね。対しておおかみこどもの雨くんとかね、お父さんとかありゃ漢でも何でもない。 で、この映画。前半は普通。伏線を張るのに忙しいのか ちょっとかったるいくらいの展開。あれ?失敗しちゃったかなあ・・だったが 後半ギアチェンジして一気に加速していく。 後半はまれに見る大傑作!おもしろい!素晴らしい。 こんな素敵な映画を今まで知らなかったとは。 [DVD(字幕)] 9点(2012-07-30 12:07:34) |
28. バトルシップ(2012)
《ネタバレ》 【宇宙人はアホでした】 設定はわかる。 なにを狙ったのかもわかります。方向性はとてもいい。 でも監督の演出は賛成できないです。もっとハラハラドキドキさせてほしかった。 まずいろんなキャラが出てくるんだけど、あんまり感情移入できないんだよね。 それぞれ、そんなに絡まないし・・。 ヒロインがそもそもあんまりかわいくないし・・・。 主人公ともほとんど絡まない。 ならば私は、あの主人公より断然存在感のある義足の黒人とヒロインが交流してるうちに、 ヒロインがあの黒人に恋しちゃう→いつしか肉体関係に→黒人と結ばれちゃった! という怒濤の展開を期待するわけですが、 もちろんそんなこともない。みんな優等生です。 しかも主要な人たちはほとんど誰も死なない。 ゲーム性はいいんだけど、なら宇宙人側もものすごい知略を見せてくれないと。 ところどころ宇宙人がアホに見えてしまった。 う~~ん!これはなるほど!こんな作戦があったのかあ!と 知略対知略、逆転の逆転のどんでん返しでいけないものか。 日本の漫画ならあるのに。 エンドロール後のアレは。。。。。 またノコノコやって来ても、こんなアホなやつらばっかなら簡単に地球側に撃退されそう。 [映画館(字幕)] 5点(2012-04-23 13:12:10)(良:1票) |
29. ギャラクシー・クエスト
《ネタバレ》 笑って泣ける。そして最後は大喝采。これぞ求めていた映画。 全てのストレスも吹き飛んでしまいます。これぞ10点満点の大傑作。文句はございません。 なにしろ、気むずかしいうちの娘が大笑いし、感動したくらいなんで。 なにかおもしろい映画ある?と聞かれたら必ずこれを勧めます。 [DVD(字幕)] 10点(2012-04-10 03:15:24) |
30. ミッション:8ミニッツ
《ネタバレ》 主人公が、クリスティーナに聞くわけですよ。 「他にトイレに行ったのは?」 「あなたよ」 また主人公は車掌に 「乗客で怪しい人いる?」 「あなたです(ジョークっぽく)」 ああああああ!だめだああ こんなすぐわかるような幼稚臭い伏線張っちゃああ! 犯人は主人公なんでしょ。ほら、シックスセンスみたいなもん。 これだからハリウッドはダメなんだよ! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ん?あら?(・_・;) 着地点は、感涙。 ラストのラストは蛇足という意見もあるが、 スタイリッシュに例の場所で切るのはもしかしたら方程式通りすぎて臭いかもしれない。 邦題はミッション インポッシブルのバチモンみたいな印象で好きじゃない。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2012-04-03 16:23:50)(良:1票) |
31. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 妻に猛然と勧められていやいや見た映画です(笑) 最初はつまんないと思っていました。 だって主人公がどんな危険に犯されようと所詮ゲームなんでしょ?と思ってしまう。 しかし、それこそが監督の罠だったんです。 だんだん、え?ゲームだよね?違うの?陰謀!!? そして呆然、でも、スカッとする落ち。思わずにやりとさせられるエンディング。 最高の映画の1本でした。 デボラ・アンガーの屋上の演技は圧倒されました。あまりにも上手すぎる。 日本女優がやると学芸会になると思う。 あああああ!記憶喪失になって、もう一度この感動を味わいたい。 ん? [DVD(字幕)] 10点(2012-04-02 02:36:28)(良:1票) |
32. スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス
《ネタバレ》 いつも思うんですけど ダースモール相手にジェダイ、2対1はずるい。卑怯。そんなの武士じゃないよ! でもこのときの剣劇シーンはスターウォーズ中最高傑作。 音楽も最高。 [映画館(字幕)] 5点(2012-03-26 19:07:16) |
33. インランド・エンパイア
《ネタバレ》 裕木奈江のシーンだけがオーラを放ち輝いてる。 このシーンだけ猛烈に推奨します。彼女がいなければ3点程度。 リンチさん、彼女を主演で撮ればよかったのに。 裕木奈江はもっともっと評価されていい女優さんです。 映画は1時間半くらいにまとめあげ、カミソリで切るような鋭い演出にすべきだった。 監督主導すぎると、カットできずにのんべんだらりとなってダメになる見本。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2012-03-26 18:44:16) |
34. フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ
《ネタバレ》 子供の頃、怪獣が暴れてビルを壊すのは怖くも何ともなかった。むしろかっこいいと思った。 当然、そのノリで映画を見に行ってびびりました。 怪獣が人間を食う。この恐怖。 まぎれもなく東宝怪獣映画の傑作の一本。 今見ると難はある。 ラスタンブリンが大根。ニックアダムスのほうが数倍上手い。 ニックに演じてほしかった。 ラストは東宝特撮お得意の天災に巻き込まれてどうなったのか誰にもわかりませんEND. これ、当時何度も何度も同じ手を使っていて、食傷。 誰も何とも注意しなかったのだろうか。 それ、前やったじゃん!と。 まあ、それを差し引いても傑作ではあります。 東宝さんには、また子供がびびって泣きわめくような怪獣映画の復活を期待します。 但しゴジラに頼らないで。ゴジラは忘れてください。 [映画館(邦画)] 8点(2012-03-12 10:49:49) |
35. アウェイク(2007)
なんでこれがあっちでは不評だったのか、どうして日本ではなかなか公開されなかったのか、 やっと公開されてもなぜ全然話題に上らなかったのか理解不能の大傑作です。 ここのレビューも少なすぎ! 練りに練られた脚本。ちりばめられた伏線。 久々に映画見てドキドキしました。 たぶん、本当の悪党が判明したとき、ええええええええええ!?と驚愕することでしょう。 まったく予想がつかない展開。しかしなるほどと納得します。 ヒロインのジェシカアルバがいい。 今までかわいこちゃんアイドル女優かと思ってましたが、 ものすごい演技を見せてくれます。 陰謀渦巻く中、 かわいいヒロイン、だけど貧乏な身分違いのジェシカアルバが奮闘する。 はめられる金持ちの主人公+身分違いのヒロイン+頑固な母親というと 「花より男子」を想起させるトコもある。 少女漫画じゃ、よくある設定?いやいや(笑) 花より男子が好きな人はモロ騙されると思う。 脚本が秀逸。緻密、完璧。 観客を見事にミスリードしていく。 真犯人はたぶん99%の人が、明かされるまで見破れないと思う。 で、本当のド悪党がわかったときは、ええええええええええ!? と驚愕し、今までちりばめられた伏線になるほどと唸るはず。 ほんとにええええええええ!?と声を出してしまった(; ̄- ̄;) 久々にドキドキしました。 予告もなにも見ずに、恋人や夫婦で見ることを推奨します。 [ブルーレイ(字幕)] 10点(2012-02-17 16:40:56)(良:2票) |
36. 猿の惑星:創世記(ジェネシス)
《ネタバレ》 まず、洗練されまくった切れの良いカメラワークにびっくり。 今流行の全編手持ちブレブレ酔っぱらいカメラという芸のないのとは大違いです。 もちろんハンディカメラ風もあるのですが、洗練・計算しつくされてるので気になりません。 話は、もうオリジナルのオマージュというか、裏返しも多いので、今一度オリジナルを復習しておいてもいいと 思います。 アイディアも良く、今じゃ核戦争が原因じゃ納得できませんが、 「これなら、ああ・・人類滅びて猿が栄えるわあ」という納得のアイディアになっております。 気になるとこは、スピーディなのはいいんだけど、特に前半リズム感が一定なところ。 ちょっと崩したり停止させたりいろいろやって欲しい感じ。 脚本がきまじめすぎ。遊びなさすぎ。 これってもしかして編集段階でかなりカットしちゃったのかもしれません。 よって、ダイエットしすぎで大作というよりは小品になってしまった感があります。 ラストは人類とシーザー率いる猿軍団との一騎打ちになるんですが 「うあああああ!すげえ!こりゃやられるわあ!」という猿知恵作戦を見せて欲しかったです。 人類これだとアホすぎです。 エンドロールは感動。 結論。 ティムバートン版は超駄作。あれと比べると傑作に見えてしまうが、 やっぱ偉大なオリジナルを超えるのは無理。 あとマルフォイ、こういう役うまいなあ(笑)といったところです。 [映画館(字幕)] 7点(2011-10-17 16:01:23) |
37. 大脱走
《ネタバレ》 史実に基づいたものということだが、そのままにとれば ナチスにもいろんなナチスがいたんだなあと思ってしまった。 なんでもかんでも銃殺かと思ってた。こんな紳士的で優しくていいの?というシーンも。 ハラハラドキドキと、ゆるさが微妙にまざりあった、でも面白い作品でした。 結構、最後まで誰が逃げ延びて、誰がつかまり、誰が死ぬのかわからなかった。 そこは素晴らしい。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-27 01:17:11) |
38. X-MEN:ファースト・ジェネレーション
《ネタバレ》 前半、驚いたのは 小学生~中学生くらいの女の子が何も隠さず、スッポンポンで出てくる。 もちろんぼかしもなにもない。 この英断は素晴らしい。 この全裸シーンはのちのち重要な意味を持つのだ。 シリーズに共通する素晴らしいところは 例えばドラゴンボールのように、強敵には超サイヤ人1.2.3.4・・と無節操に パワーアップして勝つなどという単純な図式ではないところだ。 様々な能力があるが、必ず長所短所がある。万能な能力者などいない。 つまり、寝首をかけば、クリリンでさえ、フリーザや 魔神ブウに勝てちゃうというところが リアルでいい。 今回も様々な能力を持つ者が出てくる。 特に、今回の敵ボスは銃でも爆弾でも カメハメ波でもなんでも相手の攻撃を全て吸収し、 それをエネルギー変換して溜められ、相手に一気に返せるというとんでもない敵。 こんなんどうやってやつけるの? そのすげえ奴がまず、すさまじい環境適応能力をもつ能力者と対戦。 つまり溶岩に落とされれば、瞬時に溶岩に耐えられるように、 放射能には耐放射能、 カメハメ波には耐カメハメ波の体になってしまうという能力者 とぶつかりあう。 盾と矛みたいな感じだが、このようにおもしろい対戦がいっぱいです。 監督はあの名作キックアス(レンタルはツタヤのみ)の人。 よって戦闘シーンは安心して見てられるが、 問題は、それ以外の物語シーン。 ちょっと、もたついてる感じもあります。 「スタートレック」などのような手際の良さとワクワクドキドキ感に ちょっと乏しい。 またキックアスの過激さ、毒はないです。 大作シリーズをけがさないよう、きわめてお偉いさんからの文句がないように作りましたという感じ。 つまらなくはないが、いまいち、すんげええええええ!みんな見に行け~~!という感じにはなりません。 1は導入部で、2.3で爆裂させようという魂胆かもしれない。 あ。そうそう。若き日のチャールズ=プロフェッサーXが さかんに頭を気にするのがウケました(笑) [映画館(字幕)] 7点(2011-06-13 12:55:52) |
39. キック・アス
《ネタバレ》 内容はせいぜい6.5~7点といったところ。 だがあまりにヒットガールが魅力的すぎるので+2点で9点となってしまう(笑) 11歳のロリータが「この腐れおま○こ野郎!」と口汚く罵りながら悪者をバッタバッタとぶち殺していくのは なぜか爽快。かっこよすぎる。故に日本ではびびって絶対作れない映画。大問題になると思う。 残酷描写も確かにあるが、これがなければ、桃レンジャー(古いか)みたいになってしまったでしょう。 続編もありそうだが、その頃には彼女成長しちゃってるだろうなあ・・。 [ブルーレイ(字幕)] 9点(2011-04-18 17:56:33) |
40. プレデターズ(2010)
《ネタバレ》 今度の地球側は、一言で言うと選抜殺しのプロ軍団。 凄腕傭兵、女スナイパー、マフィア、死刑囚、ヤクザなどなど、絶対面白くならないわけはない設定。 ところがイマイチおもしろくないです。 原因はたぶん、地球側の殺人集団が果たしてどのくらいの腕なのか、さっぱりわからないということ。 ほんとに凄腕連中なの?強いのか弱いのか。 こういう対決映画で最も大事なのは、敵の魅力だと思うんだが、 プレデターの正体はすでに周知なので、今回は 地球側の殺人軍団がどれだけ魅力的かにかかってる。 ところがそれが駄目。 思えばプレデターオリジナルにしても・・あるいはレオンにしても 最初にこりゃすげえやつらだなというのをはっきり描いていた。 それがあれば、うおおおおお!どっちが勝つんだ?あるいは、こんなに強いやつでも プレデターには負けてしまうのかあ!こいつには死んで欲しくない! いや、死ぬはずはない!などとなったんじゃないでしょうか。 どっちかってえとエイドリアン・ブロディ以外は全員、情けない連中に見えてしまいました。 あと。ローレンス・フィッシュバーンの役(エピソード)っている? いらんでしょ。 わけわからんエピソードや 長々無駄話はやめて、それぞれの殺し屋の特技や腕前を魅力的にたっぷり見せてほしかった。 ああ。こいつには死んで欲しくないという魅力もほしい。七人の侍を見よ!>監督さん。 死んでも別にいいやみたいな人間ばっかじゃなあ。 我が日本ヤクザに期待したが、凄腕のヤクザのオーラってあんなもんじゃないでしょ。 松ちゃんに似てるのはおいといて、 なんか、どっかの三下じゃねえかとゆうよ~な、おどおどしたオーラのなさぐあいにはがっかり。 本物のヤクザに見せたら笑われると思う。 本物ヤクザがあこがれるようなキャラ・存在感じゃないと。 あと死刑囚にはなにか特別な秘密技があるかと思いきや、なにもない(-_-;) とにかく全部中途半端。。設定が超面白いだけに、この出来にはがっかり。 あ、そうそう、プレデターは負けることもあるが、戦いを学び進化していく・・・っていってたが またあの泥パックにやられるとは、全然進歩してないなあ。 [映画館(字幕)] 3点(2010-07-14 20:28:04)(良:2票) |