21. フレイルティー/妄執
いやぁー面白かった。ビル・パクストンという人には”エンターテイメント”というものがしみついているのだろう。また監督やって欲しいな。 8点(2004-08-21 02:57:53) |
22. プライベート・ライアン
暴力描写の天才、スピルバーグが久しぶりに暴力描写に専念した映画。そしてその才能がやはり爆発している。しかし、暴力を描くのにこれだけの大義名分が必要なのか。というかスピルバーグは、本気で自分が星条旗を背負って映画を作っているかのような、そんな感じのするところがなんとも気色悪い。 [DVD(字幕)] 8点(2004-08-20 20:17:14) |
23. ジェイソンX 13日の金曜日
この映画は一種パロディであっても、総合演出・脚本・映像・カメラワーク・特撮などは一級品。ハリウッドでは、見込まれる興行収入がA級であれば、映画の出来もA級になるのだ。 [DVD(字幕)] 8点(2004-08-14 00:32:15) |
24. ニューオーリンズ・トライアル
いやぁー面白かった。我々はこういう映画を見るためにお金を払うのだ(私はレンタル料ですが)。それにしても超豪華メンバー。”ハンバーガー・ヒル”のヒーローだって5分も映らない。しかし、私の行くレンタル屋ではこの映画は「あんまりおもしろくないですよぉー」ってな感じで隅っこの方に数本しか置いてなかった。ふむぅ~ん・・・ 8点(2004-08-03 00:31:58) |
25. 2012(2009)
もう何から何まで「インディペンデンスデイ」。これは間違いなくエメリッヒ自身が作っている、笑。でも最後はジョージ・パルも入ってる。相変わらず人間ドラマはチープだけど、これもエメリッヒである証拠。こんなエメリッヒ映画が私は大好きなのです。 [映画館(邦画)] 7点(2009-11-27 00:50:12) |
26. クラッシュ(2004)
これは難しい映画。黒人、白人、南米系、アラブ系、東洋人といったあらゆる人種がいて、またその中で、救われる者や救われない者がいて、それでそれら皆が一色淡になって絡み合っているアメリカという社会。そして、その全ての一人一人の人生に、何らかの価値をこの映画は与えている。海に囲まれた島国に住む我々日本人には、とても難しい映画だ。 [DVD(字幕)] 7点(2009-10-13 00:47:06) |
27. Mr.ブルックス 完璧なる殺人鬼
ケヴィン・コスナーは正義漢ばかりやりすぎて、ウィリアム・ハートの力を借りないと悪役もできなくなってしまったのかな。ストーリーの輪郭はとても面白いものなのに、1人の主人公を表現するのに2人の役者を使ってしまっているせいで、映画としての醍醐味と緊迫感が大きく失われている。”1人の人間のツーショット”場面は頻繁にあるのに、唯一迫力ある演技をしてるデミ・ムーアと主人公のツーショット場面が全くないのは、ちょっと倒錯しちゃっている。 [DVD(字幕)] 7点(2009-02-26 00:00:40) |
28. アドレナリン(2006)
これは文字通り「ノン・ストップ・アクション」。明るい映画だ。それにしてもジェイソン・ステイサムは本当に”メタルビート”が良く似合う。 [DVD(字幕)] 7点(2007-12-06 22:36:53) |
29. アポカリプト
《ネタバレ》 マヤ文明を舞台にしたところは極めて斬新、驚きました。しかしどう描いても、しょせん「白人の、白人による、白人のための」映画。従って映画としてはとてもオーソドックスな「アクション映画」になっていて、後半などは「プレデター」になったりする。滅ぼすのがイケナイのか?滅ぼされるのがイケナイのか?現代の圧倒的な白人支配の世界の現状を逆に証明している映画だと思いました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-11-23 01:41:45) |
30. ホリデイ
この映画の中で「脚本家」が大事に扱われている。そして当然ながら、この映画の脚本自体も大事に丁寧に作られている。脚本を大事にしている映画の出来が悪い訳がない。 [DVD(字幕)] 7点(2007-10-12 00:38:56)(良:1票) |
31. スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと
こういう、親の好みや事情に子供が振り回される、っていうのはよくあるのでは。でもティア・レオーニの天然ママがいちばん子供子供しててほんとに楽しく面白かった。しかし、そのキャラクターでもってシリアスな方向に話を進めてしまうこの映画。場面場面はコメディータッチなのに話の本筋はシリアスというところがこの映画のよう解らんところです。それにしてもあのオカンばあさんが天然娘ママに「今日は行くな」とか言って止めたりしなかったら、すべてはなんとなくまるく収まってたのではと思いますが、笑。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-05-19 00:15:44) |
32. マリー・アントワネット(2006)
《ネタバレ》 映画というのは、作る側のエゴと見る側のエゴのせめぎ合いの場だと思います。そしてそのせめぎ合いの落とし所をどこにするかによって、その映画の価値が左右されると思います。マリーアントワネットというと天真爛漫と夫のギロチンによる処刑と自身のギロチンによる処刑です。このうち「天真爛漫」だけが映画の内容とされているのは作り手のエゴが勝ち過ぎているからではないでしょうか。下世話な我々観衆は「それ以外」も観たいのです。スゴクとっても良く出来た映画だけど、こういう映画は好きじゃぁーないです。 [映画館(字幕)] 7点(2007-02-03 01:01:09)(良:1票) |
33. 砂と霧の家
この映画にしろ、「ペイ・フォワード」にしろ、もうマゾヒスティックな物語はやめてくれ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-01-23 01:15:38) |
34. TAXI NY
この映画、撮影はストーリーの順どおりに撮ってるのかなー、ってそんなこと思ってしまうほどストーリーが進むにつれ演技とか演出がこなれてくる。だから始めはどうなることかと思ったけど、見てるうちにこの「お馬鹿」加減にハマってしまった。これ結構イイ映画だよ。ガスが「シュー」っていってるシーンなんかほんまおもろい。ところでこの映画での主演のタクシーのドリフト、81分20秒のとこと81分35秒のとこ、僕が今まで映画とかで見てきた車のドラフトシーンの中で最もスムーズで最もコントロールされたものだった。誰が運転してるんだろー??? [DVD(字幕)] 7点(2005-12-11 20:53:44) |
35. Ray/レイ
この映画の詳細はよく知りませんが「明らかにレイ・チャールズ本人の歌声だ」っていう歌声は、本当に『オン・マイ・マインド』です。 特にABCというメジャー(=大衆)に行ってからはスゴイです。 [DVD(字幕)] 7点(2005-10-07 14:24:28) |
36. メッセージ・イン・ア・ボトル
この映画はとても好きです。全体を通したゆったりとした感じ、綺麗な映像と綺麗なロビン・ライト。私もみなさんと同じくこのラストに怒りまくりだったんですが・・・ よく映画評で「この映画は実はこういうことを言おうとしているんじゃないか」といったのがあるけど私はああいうのはあまり好きではありません。何も、説明不足な”下手な映画”の手助けをしてあげる必要はないと思うんですよね。でも今から私がそれをやります(笑、なんじゃそら)。ちなみに原作は知りません。この「メッセージ・イン・ア・ボトル」の物語はごくごく当たり前なものだと、しばらくして思うようになりました。この話の結論は「みんな落ち着くべきところに落ち着いた」ということです。ケビン・コスナーは亡くなった妻に本当の別れを言うために海に出て、結果海に呑まれてしまいます。それは妻が「ダメ!」って言って夫を再び自分の傍らに導いたということでしょう。だから遺体もあがりません。そして残されたロビン・ライトはというと、あの太っちょの編集長(彼は明らかにロビン・ライトに恋してますよね)と後々に結ばれるんです。ということで2組の恋愛が結局は成就した、という話ではないでしょうか?というかそうとしか読めんと思いませんか?・・・ でもやはり「観て良かった」感タップリの映画にして欲しかったですね。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-02-22 17:20:56) |
37. グラン・プリ(1966)
すごく「映画の力強さ」を感じる。そういう時代だったんだろうなー。特に音楽がスゴク肯定的で力強い。それと、この映画の素晴らしいところはちゃんと「レース」を主人公にしているところ。当時のFIマシン、エンジン音、サスペンションの動く様、タイヤ、空気ドラッグを利用して追い抜くところ(←何て言ったか忘れた、笑)といった自動車レースでの重要なところをキッチリ描いている。そうですか、マックイーンっていう可能性もあったんですね。でもブルーフラッグ振られてもなお後ろの車をブロックするのがマックイーン、っていうのはマズかったのかもしれませんね。これはアメリカ映画だけど1966年当時はアメリカでもヨーロッパ産のF1が「イチバン」だったのかな。マリオ・アンドレッティーもこの後の世代だろうからね。この映画に日本のメーカーが出てくるのは当然当時のホンダの参戦があったからだろう。そう考えたらホンダのF1の歴史ってとても長いんだ。だから現在のホンダはもっと堂々とF1をやってもらいたい。もし本田宗一郎さんが今いたら、「BARホンダ」じゃなくて「ホンダ」でやってると思うよ。 7点(2005-01-27 03:02:40) |
38. キル・ビル Vol.1(日本版)
結局、座頭市 と あずみ と ユマ・サーマン とで誰が1番強いんでしょうか? 7点(2005-01-24 11:30:13) |
39. ロード・トゥ・パーディション
まあまあ楽しめました。でも昔からよくあるギャングものに親子愛をくっ付けただけ。トム・ハンクスとかイーストウッドの映画はいつもそんなん。K.コスナーもかな。とりたてて新しい訳でもない素材を持ってきて、それにちょっとヒューマニズムを付け加えてハイ出来あがり。またそんなんがアカデミー賞とったりする。そういう映画や映画産業にダマされないよう注意しようぜ! 7点(2004-12-02 23:11:26)(良:1票) |
40. 失われた週末
酒に依存している様を、これでもかこれでもかと描写していて、気が付くと映画にのめり込んでいる。でも現実の女は、男が調子いい時はくっついて調子悪い時は離れちゃう、と思うんだけどな。もしこの映画のような女性が居たらその御利益にあやかりたい、ってか。 7点(2004-11-19 00:19:38) |